Netflix「私は世界一幸運よ」ネタバレ感想 完璧なヒロインの秘められた過去!!

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Netflixオリジナル映画
ニューヨークで完璧な人生を送っているアーニーを、過去の凄惨な事件の影が付きまとい…………

完璧に見えるヒロインの秘められた過去が、次第に明らかになっていくミステリー
なかなかヘビーな内容だが見ごたえあり

ベストセラー小説の映画化
過去に起きた凄惨な事件
主人公はその事件の犯人なのか?
その真相が気になって物語に引き込まれた
ミラ・クニスは複雑な内面の主人公を好演
トラウマがテーマの作品なので、見ていて気が滅入るシーンが多い
上映時間が長く、中だるみもあった
しかし、全ての真相が明らかになるクライマックスは見ごたえあり
歯ごたえのある作品を探している人におススメ

予告編

『私は世界一幸運よ』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「私は世界一幸運よ」(原題Luckiest Girl Alive)
監督:マイク・バーカー
キャスト:ミラ・クニス、フィン・ウィットロック、コニー・ブリットン、ジェニファー・ビールス、スクート・マクネイリー、キアラ・オーレリア
上映時間:115分
製作国:アメリカ(2022年)

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ざっくりあらすじ

6週間後に結婚を控えたアーニーは、誰もが羨むような完璧な人生を送っていた。だが、そんなアーニーを学生時代の凄惨な事件の影が付きまとい…………

感想(ここからネタバレ)

予想以上にハードな作品

結婚

アニーは結婚式を6週間後に控えていた
相手は御曹司でイケメンのルーク
ニューヨークの雑誌社で働き、華麗なファッションに身を包むアニー
彼女はどこから見ても完璧な女性だった

そんな彼女をある映画監督が訪ねてきた
自分が撮るドキュメンタリー映画に出演して欲しいというのだ
それは過去に起きた高校での銃乱射事件を取り扱ったものだった
アニーはその事件の生き残りだった
そしてアニーは当時、事件の共犯者ではないかと疑われていた

アニーは映画出演の話を断った
だがそれ以来、過去の忌まわしい記憶が蘇るようになった
アニーの精神は次第に不安定になっていき…………

作品解説

原作はジェシカ・ノールの小説「幸運なんてわたしはいらない」
ジェシカは本作の脚本も手がけている

監督は「マリオネット・ゲーム」などのマイク・バーカー

アーニー

ニューヨークの雑誌社の敏腕編集者
結婚式を6週間後に控え、順風満帆な日々を送っている
家は貧しく、母親に育てられた
つねに完璧であろうとする
しかし、過去の凄惨な記憶が蘇って…………

次第に情緒不安定になるアーニー
かなりとっつきにくい主人公である
演じるのは「テッド」や「オズ はじまりの戦い」のミラ・クニス

ルーク

アーニーの婚約者
上流階級の御曹司で、アーニーとは大学時代から付き合っている
仕事でロンドンへの栄転が決まっている
アーニーも一緒に連れて行こうとするが…………

演じるのは「ラ・ラ・ランド」などのフィン・ウィットロック

完璧な自分

御曹司でイケメンの婚約者
ニューヨークの雑誌編集者という憧れの職業
美貌とスタイル

アーニーは誰もが羨む完璧な女性
だが、それは彼女が必死に手に入れたものだった

学生時代は太り気味だったため、いつもランチ抜きでダイエットを欠かさない
つねに相手に気に入られるように、望まれる返事をする
キャリアのためなら仕事をえり好みしない

財力も家柄もないアーニーの唯一の武器は”賢さ”
アーニーはそんな自分に満足していた
しかし、過去の凄惨な記憶が蘇ったことで、アーニーは精神が不安定になっていき、完璧な自分を維持できなくなっていく

銃乱射事件

コロンバイン高校銃乱射事件、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件
高校での銃乱射事件はいくつか起きている
映画でこの題材を取り扱った作品には「エレファント」がある

99年のコロンバイン高校での銃乱射事件を題材にしたガス・バン・サント監督作品
カンヌ映画祭でパルムドールと監督賞を史上初のダブル受賞した
この映画を見ること自体、トラウマになりかねない強烈な作品

アニーは奨学金で、名門であるブレントリー校に入学した
だが、そこはエリートによるいじめや暴行が横行していた
それを恨みに抱いた生徒により、銃乱射事件が起こる
アニーはその生き残りだったが…………

精神的外傷

アニーは学校のパーティーで、エリートである男子生徒たちから性的暴行を受けた
幸せに暮らしている今でも、そのトラウマに苦しんでいる
先日、Netflixで配信された「ブロンド」も、マリリン・モンローの精神的外傷を描いたものだった

Netflixオリジナル映画 ハリウッドの伝説的存在、マリリン・モンローの生涯を新たな視点で描いたフィクション マリリン・モンローを...

誰にも話せない、誰にも理解されない
その孤独な苦しみ
アニーの完璧な生活は崩れていく
見ているこちらまで、胸が苦しくなった

映画「ブロンド」は悲劇的な結末だった
だが、本作は違う
アニーは自分の辛い記憶に立ち向かう
自分の身に起きたことを、全て実名で暴露したのだ
そうすることで婚約者や母親など多くの人が離れていったが、寄り添ってくれる人もいた
アニーはトラウマを克服した
ラストの毅然とした彼女の姿は爽快だった

まとめ

気が滅入るシーンも多いが、見ごたえのあるドラマ
トラウマを乗り越える主人公の姿には感動
最後は爽やかに見終えることが出来た
ミステリー要素もあり、見る価値のある作品だ

Luckiest Girl Alive (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/luckiest_girl_alive
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/384936

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