映画「メン・イン・ブラック インターナショナル」感想と解説(ネタバレあり) 7年ぶりの新作の出来栄えは!?

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人気シリーズの7年ぶりの新作
果たしてその出来栄えは?

………………普通に駄作だった!!

ウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズからバトンタッチされたクリス・ヘムズワース&テッサ・トンプソンの新コンビだが、全く魅力を感じなかった
キャラクターが本当に浅い
コンビ物の面白さを全く引き出せていない
そして、ストーリーも酷い
あまりに予想通りの展開をするので、逆に驚いた
世界が舞台になり、エッフェル塔などが効果的に使われているのは良かった
また懐かしのエイリアンなどが出てくるのは、ファンには楽しめるだろう
「メン・イン・ブラック」が大好きで、どうしても新作が見たいという人は、映画館に行くといいだろう
しかし、基本的には本編より予告編の方が面白かった映画の典型である
見る場合は期待のハードルを、とことん下げて見るのをお勧め


予告編

作品情報
作品名「メン・イン・ブラック インターナショナル」(原題Men in Black: International)
監督:F・ゲイリー・グレイ
キャスト:クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン、レベッカ・ファーガソン
上映時間:115分
製作費:$110,000,000(IMDb推定)
製作国:アメリカ(2019年)

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ざっくりあらすじ

ニューヨークに本部を置くMIBのエリート新人女性エージェントMは、上司であるエージェントOの命令でロンドン支部へ。そこでMはイケメンでチャラ男風の先輩エージェントHと組まされる。そこでの初任務はMIB内部に潜伏するスパイを摘発することだった………………

感想(ここからネタバレ)

「メン・イン・ブラック」の7年ぶりの新作
これは本当にガッカリな出来だった

ロンドンへ

モーリーは子供の頃、エイリアンに遭遇した
その後、家に黒服の男たちが現れ、両親の記憶を消した
それ以来、モーリーは謎の男たちの組織に憧れた

成長したモーリーはしがない仕事をしながら、組織の行方を追っていた
ある日、エイリアンが現れたという情報をキャッチ
モーリーは現場に駆け付けた
そこにはエイリアンと黒服の男たちがいた
彼らの後をつけ、MIBの本部にまんまと侵入
しかし、すぐに捕まってしまう

「この組織に入りたい!!」

記憶を消される前に、モーリーは必死に訴えた
根負けしたエージェントOは、モーリーにテストを受けさせる
彼女は優秀な成績で合格した
モーリーはエージェントMという名前をもらった

見習いとしてのMの最初の任務は、ロンドン支部へ行くことだった
そこでイケメンだがチャラ男風のエージェントHとコンビを組むことになる
彼は数年前に地球を救った英雄だというのだが………………

登場人物

エージェントM
自らMIBに志願
念願のエージェントとなった
優秀で仕事以外眼中にない
演じるのは「マイティ・ソー バトルロイヤル」ヴァルキリー役のテッサ・トンプソン

エージェントH
イケメンだがチャラ男風の先輩エージェント
かつて地球の危機を救ったというが………………
演じるのは「マイティ・ソー」クリス・ヘムズワース

ハイT
ロンドン支部のトップ
かつてはHとコンビを組んでいた
演じるのは「96時間」リーアム・ニーソン

エージェントO
Mの上司
前作に続いて出演
演じるのは「ウォルト・ディズニーの約束」エマ・トンプソン

監督

F・ゲイリー・グレイ
「交渉人」「ワイルド・スピード ICE BREAK」などを監督

代表作

「ストレイト・アウタ・コンプトン」
伝説のヒップホップグループ「N.W.A.」のグループ結成から解散、そしてその後を描いた伝記映画
全米でセンセーションを巻き起こし、大ヒットを飛ばした
パワフルな演出が圧巻

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「メン・イン・ブラック」シリーズ

ウィル・スミストミー・リー・ジョーンズ主演のSFアクション・コメディ
1997年に作られた1作目が全米で2億5000万ドルの大ヒット
計3作が製作された
「メン・イン・ブラック インターナショナル」でもシリーズお馴染みのエイリアンや、目撃者の記憶を消すニューラライザーなどが登場
またオープニングのコロンビア映画のロゴにも注目

新コンビ

「リーサル・ウェポン」、「48時間」、黒澤明の「野良犬」
バディムービーは大好きだ
「メン・イン・ブラック」のウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズもいいコンビだった

「メン・イン・ブラック インターナショナル」はクリス・ヘムズワース&テッサ・トンプソン
「マイティ・ソー バトルロイヤル」のソーヴァルキリーのコンビである
この新コンビはどうだったか?

正直、いまいちなコンビだった
まずキャラクターに魅力がない
クリス・ヘムズワース演じるエージェントHは一見チャラ男だが、実際は全く役に立たないただの馬鹿だった
今までにクリスが演じたキャラでは「ゴーストバスターズ」のお気楽な事務員ケヴィンが近い
ただケヴィンは作品の癒し担当だったので悪くなかった
それに比べエージェントHには本当にイライラさせられた

ウィル・スミスのエージェントJは軽い性格だが正義感は強かった
やるべき時にはやる男で、それが魅力だった
エージェントHにはキャラクターのがないのだ
それがキャラクターを浅いものにしている

一方、テッサ・トンプソン演じるエージェントMは宇宙オタクで優秀で気が強い
キャラクター的には悪くなかった
しかし、エージェントHといまいち噛み合ってない
コンビとしての相乗効果が上がっていないのだ
それは男女になったからとかは関係ない

個人的に期待していた展開はこうだ

エリート新人のエージェントMがロンドン支部へ行かされる
そこで軽薄でチャラ男風なエージェントHとコンビを組まされる
生真面目なエージェントMはいい加減なエージェントHを最初は軽蔑する
だが、徐々にエージェントHがただのチャラ男ではなく、やる時にはやる頼りになる男だと気づく
やがて二人はお互いを認め合い、それぞれの長所を生かして事件に立ち向かう

いわゆる「ズートピア」のパターンである


ワンパターンだろうが好きなものは好きなのだ
最初は反発し、やがてはお互いを認め合う
これぞコンビ物の醍醐味!!
その魅力が全く引き出されていない
酷い脚本にクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンが気の毒になるほどだ

この新コンビさえ魅力的なら、ストーリーなど二の次だった
そこに失敗した時点で、本作は駄作となった

酷いストーリー

二の次といいつつもストーリーも酷い
MIBの中に裏切り者がいる
それは一体誰なのか?

リーアム・ニーソンが怪しいけど、それだとありきたりすぎるし、まさかな………………

普通にリーアム・ニーソンが黒幕だった!!
全くひねりのない展開に、逆に驚かされた

そもそも組織の中に裏切り者がいるなどという設定が、物語をつまらなくしている
まずは主演コンビ二人の魅力を引き出すことに、専念していれば良かったのだ
つまらないストーリーに引っ張られて、どっちつかずの浅い映画になってしまった
傑作「アイアンマン」の脚本家が書いたものとは信じられない

また「えっ、これで終わり?」と拍子抜けするクライマックスも凄い
もっと盛り上げることは出来なかったのか
劇場から出る観客は皆が神妙な顔つきだった

良かったところ

良いところもあった
まずは新キャラクターのポーニィー
ひょんなことからMを主として崇めるようになる小さなエイリアン
これはなかなかいいキャラ
Hへのぞんざいな接し方には笑わせてもらった

また敵の二人組のエイリアンが強大で、ヴィジュアルも良かった
その無敵っぷりは物語を盛り上げてくれた

前作から引き続き出演のエマ・トンプソンもさすがの存在感
映画を引き締めてくれた

今回はインターナショナルというだけあって、世界中が舞台
なかなか新鮮だった
クライマックスの舞台がエッフェル塔というのも、ヴィジュアル的に良かった

まとめ

7年ぶりの新作は残念な出来だった
コンビの魅力を上手く引き出せていれば、良作になったと思うのだが
ハッキリ言って作られなくていい続編だった
新コンビに期待していただけにガッカリ
人気シリーズもここで打ち止めになりそうだ

関連記事

「メン・イン・ブラック」シリーズ7年ぶりの新作「メン・イン・ブラック インターナショナル」が5月14日に公開される 楽しみにしているファン...


Men in Black: International (2019) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/men_in_black_international
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=366584

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