Netflix「マイネーム: 偽りと復讐」ネタバレ感想 衝撃のジェットコースター・ドラマ!!

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Netflixオリジナルの韓国ドラマ
目の前で父を殺されたユン・ジウは、犯人への復讐を誓うが…………

アクション満載の復讐もの
毎回がクライマックスで超絶面白い!!

話題沸騰の「イカゲーム」に続いて、またもや韓国から傑作が登場
主演のハン・ソヒの体当たりのアクションが凄い
正体を隠して犯人を捜す主人公
ミステリーとしても面白い
スピーディーで見せ場の連続
毎回、引きが神がかっていて止められなくなった
まさにジェットコースター・ドラマ
かなりハードな内容だが、切ないラブストーリーも魅力的だった
そして明かされる衝撃の真相
一瞬たりとも退屈する暇がない
面白いドラマを探している人は必見!!


予告編

『マイネーム: 偽りと復讐』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「マイネーム: 偽りと復讐」(原題My Name)
監督:キム・ジンミン
キャスト:ハン・ソヒ、パク・ヒスン、アン・ボヒョン、キム・サンホ、イ・ハクジュ
全8話
製作国:韓国(2021年)

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ざっくりあらすじ

目の前で父を殺されたユン・ジウは、犯人への復讐を誓う。ジウは犯罪組織のボスの力を借りて、犯人を突き止めようとするが…………

感想(ここからネタバレ)

またもや韓国から傑作ドラマが登場!!

父の死

ユン・ジウはいつも警察に付きまとわれていた
学校に行くと、クラスで壮絶ないじめに遭った
全ては父親ユン・ドンフンのせいだった
父は犯罪組織の幹部で、指名手配されていた

その日はジウの17歳の誕生日だった
ずっと連絡が取れなかった父から、誕生日を祝う電話がかかってきた
ジウは思わず激昂して、感情をぶつけた

「もう父さんは死んだと思うことにする」

それを聞いたドンフンは、危険を冒してジウに会いに行った
ドアを開けようとすると、背後から黒いフードを被った男が忍び寄っていた
ドンフンは銃で撃たれた
騒ぎに気付いたジウが外に出ようとすると、ドアが開かない
父が外からドアノブを押さえていたのだ

「出てくるな、ジウ!!」

やっとジウが外に出た時には、父は血まみれで息絶えていた
犯人の姿はもうなかった

ドンフンの葬式に、部下を従えたチェ・ムジンが訪れた
ムジンは犯罪組織のボスで、ドンフンのことをかけがえのない友だと言った
警察も捜査を打ち切ってしまった
ジウはムジンに、犯人を見つけて復讐したいと訴えた
彼女の覚悟を見て取ったムジンは、ジウを組の訓練所に入れた
それはジウにとって復讐への壮絶な日々の始まりだった…………

Netflix韓国ドラマ

Netflixオリジナルドラマである「イカゲーム」が、世界で大ブームを巻き起こしている

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 借金で崖っぷちにいるギフンは、奇妙なゲームに招待されるが………… 韓国のデスゲームもの 壮絶...

「Sweet Home -俺と世界の絶望-」「キングダム」「D.P.-脱走兵追跡官-」「イカゲーム」
これらはNetflixが直接制作に関わった韓国ドラマである
どれもクォリティが高い
そして本作もそれらに決して劣らない傑作に仕上がっている

ハン・ソヒ

主人公のユン・ジウを演じる
父を殺した犯人への復讐を誓ったユン・ジウ
彼女は名前をオ・ヘジンと変え、犯人を突き止めるため警察に潜入する
麻薬捜査隊に配属されたジウ
次第に仲間から信頼を集めるようになるが…………

ハン・ソヒは「アビス」「わかっていても」などに出演
本作では美人女優とは思えないほどの体当たりのアクションを披露

パク・ヒスン

韓国最大の麻薬組織のボス、チェ・ムジンを演じる
非情で冷酷
ユン・ドンフンを唯一、心から信頼していた
その娘であるユン・ジウを、父親のように見守るが…………

パク・ヒスンは「凍てついた愛」「The Witch/魔女」などに出演

2018年の韓国映画 Netflixで視聴 幼少の頃の記憶がない女子高生ジャユンは、謎の男たちに追われるようになり………… 全く予備知...

アン・ボヒョン

麻薬捜査隊のチョン・ピルトを演じる
若いが優秀な刑事
妹を殺した犯人を捜している
新入りなのに生意気なオ・ヘジンに、最初は反発するが…………

アン・ボヒョンは「彼女の私生活」「梨泰院クラス」に出演している

復讐

犯罪組織の一員だが、自分には優しかった父
たった1人で自分を育ててくれた
そんな父親に心ない言葉を投げかけてしまい、そのせいで父は死んだ

絶対に犯人を突き止め復讐する
そのためなら全てを投げ捨ててもいい

本作は復讐ものである
犯人を見つけて殺す
生半可な覚悟ではできない
そのためにユン・ジウは、自ら怪物になろうとする

2人の父

殺された父、ユン・ドンフン
その親友で麻薬組織のボス、チェ・ムジン
ムジンは父の復讐をしようとするユン・ジウを、最初は止めようとする
だが、彼女の覚悟を知り、組の訓練所に入れる

ユン・ジウに厳しく接するチェ・ムジン
けれどジウに手を出そうとした組員には制裁を与え、彼女がピンチの時には命がけで助けようとする
まるで父親のように、ジウを陰から見守るムジン
ジウもムジンを心から慕い、忠誠を誓うが…………

内通者

父を殺した犯人は警官
チェ・ムジンからそう教えられたユン・ジウは、オ・ヘジンと名前を変え警察に潜入する
麻薬捜査隊に配属されたユン・ジウ
彼女は隙を見て、ムジンに警察の情報を流す

思い出すのは、やはりこの作品だろう

「インファナル・アフェア」
マフィアに潜入した警察官と、警察に潜入したマフィアの青年
お互いの存在を知った2人は、正体を炙り出そうとして…………
まごうことなき傑作!!
潜入捜査官役のトニー・レオンの哀愁が凄い
ハリウッドでリメイクもされた

警察に潜入した犯罪組織のスパイ
本作のユン・ジウは「インファナル・アフェア」のアンディ・ラウと同じ立場になる
麻薬捜査隊に配属された彼女は、最初は愛想がなく仲間の風当たりも強かった
しかし、次第に実力を認められ、仲間として受け入れられるようになる

警察の情報がチェ・ムジンに漏れている
けれど、誰もジウを疑わない
特に先輩で相棒のチョン・ピルトは、ジウを信じきって暖かく接してくれる

その優しさが逆に辛い!!

犯罪組織と警察
二つの組織に板挟みになるユン・ジウの姿は、見ていて胸が痛んだ

アクション

本作は毎回、大掛かりなアクションが用意されている
殴り合い、投げ飛ばし、刃物で刺す
リアルでスピーディーなアクションだ

強面の男たちを次々と撃退していくユン・ジウ
女性が大勢の男たちを、たった1人で打ちのめす
一歩間違うと荒唐無稽だ
しかし、序盤のハードな訓練所のシーンや、何よりハン・ソヒ本人のド迫力のアクションが、チープさを微塵も感じさせない
凄まじい説得力を生み出している
ハリウッド映画にも劣らない激しいアクションの数々
本作はアクションものとしても、最上級の出来である

真犯人

犯人は警官
ユン・ジウは警察署で父を殺した犯人を探る
そして、有力な容疑者を見つけ出す

チャ・ギホ

麻薬捜査隊のリーダーだ
上司である彼が犯人なのか?

次第に明らかになる事件の全貌
ミステリーとしても見ごたえ満点だった

名前

犯人に復讐を誓うユン・ジウ
刑事としてのオ・ヘジン

本当の自分はどっちなのか?
2つの名前の間を揺れ動く主人公

復讐のために全てを捨て、偽りに塗り固められた自分
そんな彼女の最後の選択
クライマックスは凄まじく過激で、もの悲しかった

まとめ

「イカゲーム」の後だと、さすがに見劣りするだろう
そう予想していたら、まさかの大傑作
韓国ドラマ、恐るべし
本作も新たなムーブメントを巻き起こしそうだ

Netflixの韓国ドラマ「マイネーム: 偽りと復讐」が好調である 全世界で人気が爆発している「イカゲーム」 それに続くNetfli...

My Name (2021) on IMDb

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コメント

  1. キムラタケオ より:

    ドラマ『マイネーム』の大ファンです。

    誰か教えて!最終話最後の一分でオヘジン刑事が両親の墓の上に置いた写真。父親と一緒に警官の制服姿で映っています。おかしいです。しかも彼女の名札は『ソン・ジウ』。つまり彼女はヤクザの娘といっていじめられていた高校生の時(名はユン・ジウだった。父はヤクザのユん・ドンフン)すでに警察官だったと解釈する以外ないのです。教室での喧嘩で全員をぶっ飛ばしたのもなるほどです。

    要約。女子高生➡オ・ヘジン刑事になる   ➡実は最初から警察官ソン・ジウだった。
       父親   ユン・ドンフン(ヤクザ者)➡実は最初から警察官ソン・ジュンスだった。

    ソン・ジウは父親と同様警察官になった。それも女子高在学中に(そんなことってあるの?二人並んで制服姿で撮った写真が最後の墓参りの場面で出てくる。)。父は既に10年以上前からヤクザに潜入していたが、そんなことは露知らず既にユン・ジウとして育ってきた少女はそこで初めて自分の本名がユンではなくソンであることを知らされ、かつ父親がヤクザではなく警察官であると知ったのだろう。しかし父親の具体的な仕事は知らず、父を殺したのが誰なのか、ヤクザ側なのか警察側なのかわからない。最終的に下手人がヤクザの頭目チェ・ムジンと知り復讐に立ち上がるがその行動は期せずして他ならぬ自分の父親が警察官として追い詰めようとしていた同じ相手だった。彼女の復讐は父の敵討ちであったが、それは自ずと大物ヤクザを追い詰めるという父の悲願を叶えることになってしまった。まだ高校生の自分を警察官にした父親の真の意図と執念に彼女はそのとき初めて気が付いたことだろう。ソン・ジウは父の仇を討とうとしながら同時にそれが父の遺志を受け継ぐ親子二代にわたってのヤクザの大親分への潜入捜査になってしまった。

    なんとも複雑怪奇な話で最後の最後にあっけにとられました。

    • しまと より:

      コメント、ありがとうございます
      写真の件、指摘されるまで気づきませんでした
      確かに辻褄が合わないですね
      かなり難解ですが、ジウが父親を慕うあまり、写真を合成したんですかね?
      普通に考えれば、女子高生で警察官にはなれないでしょうし
      何よりストーリーが破綻してしまいます
      海外の考察記事も調べてみましたが、写真への言及は見つかりませんでした
      新たな謎が増えてしまって、モヤモヤします