Netflix「ナイトブック」ネタバレ感想 スリリングだが、どこか懐かしいホラー!!

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Netflixオリジナル映画
アレックスは恐ろしい魔女に捕まり、生き残るために毎晩魔女に怖い話を聞かせることになるが…………

かなり手に汗握るホラー・アドベンチャー
ファミリー向けで誰もが楽しめる良作

あの「死霊のはらわた」や「スパイダーマン」のサム・ライミ製作
子供向けだと侮っていたら、かなりハラハラした
怖い話を書いて、毎晩魔女に聞かせなければならないプレッシャー
クライマックスの脱出劇もスリリングだった
クリステン・リッター演じる魔女が恐ろしいのだがチャーミング
スリル満点な作品だが、グロいシーンはないので、子供でも楽しめるだろう
良質な児童文学を読んだような満足感
それでいて、どこかノスタルジックな気分になった
面白怖い一作!!


予告編

Nightbooks | Official Trailer | Netflix

作品情報
作品名「ナイトブック」(原題Nightbooks)
監督:デヴィッド・ヤロヴェスキー
キャスト:ウィンズロウ・フェグリー、リディア・ジュエット、クリステン・リッター
上映時間:100分
製作国:アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

怖い話が大好きな少年アレックスは、恐ろしい魔女に捕まってしまう。生き残るためにアレックスは魔女に、毎晩怖い話を聞かせることになるのだが…………

感想(ここからネタバレ)

怖いのだが、どこか懐かしい…………

幽閉

アレックスはニューヨークに住む少年で、ホラー映画や怖い話が大好きだった
彼は毎日、ナイトブックと名付けたノートに、自作の怖い話を書き綴った
だが、そんなアレックスをクラスメートは、不気味な奴と噂した
傷ついたアレックスはその日、ナイトブックを燃やしてしまうことを決意した

アパートの地下にあるボイラー室に行くため、アレックスはエレベーターに乗った
何故かエレベーターが途中で停まった
薄暗い通路のドアが開いていた
中を覗くとテレビと皿に載ったパイがあった
アレックスは誘われるように部屋に入り、パイを食べた

目が覚めると見知らぬ部屋だった
振り向くと女が立っていた
彼女はナターシャという名の邪悪な魔女で、今まで大勢の子供をさらってきたという
アレックスもその1人だった
何ができるか聞かれたアレックスは、「怖い話が書ける」と答えた

「毎晩、怖い話を聞かせてもらおう。できなければ、命はないよ」

もう怖い話は書かないと決めていたアレックス
しかし、生き残るために再びペンを執ることになり…………

作品解説

原作はJ・A・ホワイトによる同名の児童書

監督は「ブライトバーン 恐怖の拡散者」のデビッド・ヤロベスキー

ジュブナイル・ホラー

製作は「死霊のはらわた」シリーズのサム・ライミ
本作は魔女が登場ということで、どちらかというと2009年の「スペル」の方が印象が近い

また少年が主人公のジュブナイル・ホラーで、「フライトナイト」や「ロストボーイ」も彷彿とさせる
「ロストボーイ」は劇中にも登場し、アレックスが魔女に捕まるきっかけとなった

アレックス

ニューヨークに住む少年
ホラー映画や怖い話が大好き
ナイトブックと名付けたノートに、毎日自作の怖い話を書き綴っている
だが、そんなアレックスをクラスメートは気味悪がって…………

演じるのは「名探偵ティミー」のウィンズロウ・フェグリー
見事な演技を披露している

ヤズミン

アレックスと同じく魔女に囚われている少女
彼女の身の周りの世話をしている
3年もの間、幽霊されて絶望していたヤズミン
しかし、アレックスと出会ったことで、少しずつ希望を取り戻し…………

演じるリディア・ジュエットは、Netflixドラマ「グッドガールズ:崖っぷちの女たち」に出演している

ナターシャ

子供をさらう魔女
冷酷で残忍
子供といえど、いっさいの容赦はしない
何故か怖い話に異様な執着を見せるが…………

演じるのはマーベルドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」のクリステン・リッター
見た目はオシャレでポップ
だが、子供の命を何とも思わない非情さが恐ろしい
アレックスはつねにナターシャの機嫌を伺い、生きることになる

おとぎ話

パイにつられて捕らわれたアレックス
子供をさらう邪悪な魔女

本作のベースとなっているのはグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」である
後半にはお菓子の家まで出てくる
とはいえ恐怖演出にいっさいの容赦はない
クライマックスの魔女に追われるシーンは、かなり心臓に悪かった
子供向けのように見えて、ホラー映画ファンにも満足できる仕上がりになっている

ナイトブック

アレックスが怖い話を書き溜めたノート、ナイトブック

「公園」
「まきつき草」

アレックスが語る話がよく出来ていて、演出も凝っていて面白かった
時々、魔女がツッコミを入れるのも良かった

また本編の中でナイトブックが、小道具として非常に上手く機能しているのにも注目
ラストの逆転方法など唸らされた
とても完成度の高い物語となっている

個性

あまりに怖い話に夢中で、周りから不気味だと噂されるようになったアレックス
クラスでも浮き、唯一の親友も離れていった

僕も普通になりたい

アレックスはホラー映画のポスターやナイトブックを燃やすことを決意する

ところがアレックスは魔女にさらわれ、怖い話を書かされる
魔女の評価はシビアだが、決してアレックスの才能を馬鹿にしない
皮肉なことにアレックスの個性は、そこで初めて受け入れられたのだ

主人公であるアレックスの心情を深く掘り下げて描いたこと
それが本作を上質なジュブナイルの域にまで高めている

まとめ

かなりの良作
子供向けだと思ったら、ホラーとしても普通に怖かった
少年の成長物語としても爽快なものとなっている
誰にでもお勧めできる作品だ

Nightbooks (2021) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/nightbooks
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/378631

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