「シャン・チー/テン・リングスの伝説」ネタバレ感想 MCU新時代の幕開け!!

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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第25作目
新たなヒーロー、シャン・チーの活躍が描かれる

魅力的なキャラクターに数々のド派手なアクション
劇場で見ておくべき一作!!

新たなヒーローであるシャン・チーが格好いい
見る前は地味すぎると感じていたが、最初のアクションで度肝を抜かれた
カンフーがメインのアクション
ジャッキー・チェン好きにはたまらない
そして悪役であるトニー・レオンがやはり最高
単なる悪とはいえない複雑なキャラクターを魅力的に演じている
シリアスとユーモアのバランスも絶妙
家族をテーマにしたストーリーも綺麗にまとまっていた
MCU作品の中でも相当にいい出来
本作だけ見ても、十分に楽しめるだろう
アジアのキャストとスタッフが集結した歴史的一作
マーベル好きなら絶対に見るべし!!


予告編

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」予告【最強ゆえに戦う事を禁じた、新ヒーロー誕生編】

作品情報
作品名「シャン・チー/テン・リングスの伝説」(原題Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
キャスト:シム・リウ、オークワフィナ、メンガー・チャン、ファラ・チャン、ベネディクト・ウォン、ベン・キングズレー、ミシェル・ヨー、トニー・レオン
上映時間:132分
製作国:アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

シャン・チーはサンフランシスコで平凡なホテルマンとして暮らしていたが、母の形見のペンダントを狙う謎の男たちに襲われる。それは犯罪組織「テン・リングス」を率いる父親が送り込んだ刺客だった…………

感想(ここからネタバレ)

やっぱりマーベル映画はテンション上がる…………

襲撃

シャン・チーはサンフランシスコに住む平凡なホテルマン
毎日、駐車係として働き、夜は同僚で友人のケイティたちとカラオケ
刺激はないが、平穏な日々を送っていた

しかし、そんなシャン・チーには誰にも話していないもう一つの顔があった
父親のウェンウーは犯罪組織テン・リングスのボス
シャン・チーは幼少から父親に、暗殺者になるべく武道を叩き込まれた
だが、14歳の時に最初の暗殺の仕事を命じられたシャン・チーは、サンフランシスコに逃げた
今では父親から隠れて生きている

ある日、ケイティとバスに乗っていた時だった
シャン・チーは見知らぬ男たちに、いきなり襲われた
それは父が送り込んだテン・リングスの刺客だった
彼らは母の形見であるペンダントを狙っていた
シャン・チーは圧倒的な力で刺客たちを撃退したが、ペンダントは奪われた

父が次に狙うのは、マカオにいる妹のシャーリン
シャン・チーはマカオへ向かったが、ケイティも強引に同行して…………

作品解説

1980年代後半、スタン・リーは「シャン・チー」の映画かテレビドラマを検討し、主役にはブランドン・リーが候補に挙がっていたが、計画は頓挫した

監督は「ショート・ターム」や「黒い司法 0%からの奇跡」のデスティン・ダニエル・クレットン

シャン・チー

普段はさえないホテルマン
だが、実は幼少期から暗殺者になるべく凄まじい訓練を受けた武道の達人
性格は穏やかで温和
カラオケが大好き
捨て去った過去と、再び対峙することとなり…………

演じるのはシム・リウ
中国系カナダ人である
これまでは「パシフィック・リム」のエキストラや幾つかのドラマに出演していた
スタントマンでもあるシム・リウは、本作のアクションの多くを自ら演じている

ケイティ

シャン・チーの高校時代からの友人
職場でも同僚
明るくて細かいことは気にしない性格
シャン・チーの過去を知り驚くが、強引に行動を共にする
演じるのはオークワフィナ
「フェアウェル」ではゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した

シャン・チーの親友であるケイティ
彼女の存在が作品を明るくしてくれた
またシャン・チーを日常に繋ぎとめる非常に重要な役割
ただの一般人なのに、このままアベンジャーズ入りしそうな勢い(笑)

ウェンウー

シャン・チーの父
犯罪組織「テン・リングス」のリーダーでもある
1000年前に10個の腕輪からなる伝説の武器“テン・リングス”を手に入れた
それ以来、年老いることなく生き続けている
野心しか持たなかったウェンウーは、イン・リーと出会ったことで真実の愛を知る
そして、一度はテン・リングスを捨てたが、妻の死をきっかけに再び強大な力を欲して…………

演じるのはトニー・レオン
香港の伝説的俳優である
本作はトニー・レオン初のハリウッド映画出演
序盤はトニー・レオン出ずっぱりで、主役かと思えるほどの存在感だった
ファンにはたまらない
また華麗なカンフーシーンは「グランド・マスター」を彷彿とさせた

「恋する惑星」、「HERO」、「レッドクリフ」など代表作は多数
ジョン・ウー監督の「ワイルド・ブリット」も凄く良かった
だが、一番好きなのはこれ

「インファナル・アフェア」
警察に潜入したマフィアの青年と、マフィアに潜入したおとり捜査官
二人の交差する運命をサスペンスフルに描く
組織の中で苦悩するおとり捜査官役のトニー・レオンが、最高の演技を披露
まごうことなき超傑作

親しみやすいヒーロー

シム・リウ扮するシャン・チーの画像を最初に見た時、めっちゃ地味と思った
そこらにいるおっさんと変わらない
正直、マーベル大丈夫かと心配になったほどだ

実際、映画館で見ても印象は変わらなかった
凄いモブ顔
スター性が感じられない
だが、最初のアクションで印象がガラリと変わった

めちゃくちゃ強い!!

目にもとまらぬ格闘に唖然
これは冴えない男が実は最強という一番好きなパターンではないか

とにかくシャン・チーは親しみやすい

住んでいるのは古びたアパート
職業はホテルの駐車係
仕事の後は友人とカラオケ

アベンジャーズで他にこんな庶民的なヒーローがいただろうか?
終わってみるとシャン・チーが大好きになっていた

アクション

とにかく最初のバスの中でのアクションが凄すぎる

車内で襲ってくる刺客たち
反撃するシャン・チー
運転手が倒れ暴走するバス

まるで「スピード」のパワーアップ版
圧倒的すぎる
高層ビルでの狭い足場での格闘も良かった
めちゃくちゃジャッキー・チェン映画へのリスペクトを感じた

惜しむらくはクライマックスのテン・リングスを操る父との戦いや、怪獣同士が激突するシーンなど、CGに比重が傾いていること
これはこれで面白いのだが、生身の格闘シーンももっと用意して欲しかった
それだけ前半のアクションが凄すぎた
ちなみにシャン・チーとウェンウーの対決シーンは、監督曰く大好きな「ドラゴンボール」を参考にしたとのこと

家族

本作はストーリーもかなり出来がいい
犯罪組織「テン・リングス」を率いるウェンウー
彼の望みは死んだ妻を生き返らせ、また家族みんなで暮らすこと
ただの悪役にとどまらないトニー・レオンの憂いを帯びた表情が良かった

最後に正気になったウェンウーは、テン・リングスを息子にゆだねる

亡き母の教え
疎遠だった妹シャーリンとの和解
そして父との永遠の別れ

家族の物語として、綺麗にまとまっていた
新ヒーロー誕生のストーリーとしては、申し分ない出来栄えだ

まとめ

マーベルの「キャプテン・マーベル」以来の新ヒーロー
エンターテイメントとして最高級の完成度
かつてなく親しみやすいヒーロー、シャン・チーが本当に格好よかった
今後のシャン・チーのMCUでの活躍が楽しみでたまらない

Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings (2021) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/shang_chi_and_the_legend_of_the_ten_rings
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/376781

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