Netflix「PASKAL: マレーシア海軍特殊部隊」感想 海賊 VS 特殊部隊 ミリタリー・アクションの傑作!!

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超面白かった!!
見終わっていまだに興奮が冷めやらない
アクション映画ファンなら必見!!
Netflixオリジナルのマレーシア映画である
見る前は「ザ・レイド」のような作品を想像していた
しかし、こちらは格闘アクションはほんの一部分のみ
基本はリアルなミリタリー・アクションだった
開幕のタンカーでの海賊との戦いから凄まじい緊迫感
いっきに映画にのめり込んでしまった
激しい銃撃戦
海上アクション
さらには本物の潜水艦まで登場
スケールの大きさはハリウッドに負けていない
特にクライマックスの盛り上がりは異様
ストーリーもよく出来ている
最高級のミリタリー・アクション映画である


予告編

PASKAL THE MOVIE (Official Trailer) – In Cinemas 27 September 2018

作品情報
作品名「PASKAL: マレーシア海軍特殊部隊」(原題Paskal: The Movie)
監督:エイドリアン・テー
キャスト:ハイルル・アズリン、アマル・アルフィアン、ジャスミン・スラヤ、ヘンリー・ヒー
上映時間:115分
製作国:マレーシア(2018年)

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ざっくりあらすじ

選び抜かれた精鋭部隊のマレーシア海軍特殊部隊PASKAL。彼らの任務は過酷で困難なものだった………………

感想(ここからネタバレ)

本作はマレーシアで2018年9月27日に公開された
マレーシア史上、最高の製作費が投入されている

パスカル

パスカルとはマレーシア海軍の特殊部隊の名称である
彼らは過酷な選抜試験をくぐり抜けた最強の精鋭たち
その任務は護衛、人質救出、テロ対策など多岐にわたる

特殊部隊の人間は死んでもその詳細を家族にすら明かされない
アルマンは特殊部隊だった父の死の真相を知るために、パスカルに志願した
特殊部隊に選ばれるのは、過酷な訓練をくぐり抜けた者だけである
その訓練は壮絶なものだった
兵士たちは極限まで追い込まれる
怪我人が続出し、次々と脱落者が出た
肉体だけでなく強靭な精神が必要なのだ

アルマンは最優秀な成績で、パスカルの一員に選ばれた
喜びを隠せないアルマン
だが、悲劇は起こった
国連の平和維持活動でアンゴラに派遣されたパスカル
そこで親友のジョシュアが、アルマンの目の前で戦死したのだ
同僚のジェブは怒りのあまり、無抵抗のテロリストを射殺した
そのためジェブは懲戒免職になった
この事件はアルマンの心に深い傷を残した

パスカルの隊長となったアルマンは、指名手配の海賊のリーダー、ルディを追っていた
ルディがフィリピンのマーケットに姿を現すという情報を得たパスカル
パスカルのメンバーはルディを捕獲するため、マーケットに張り込んだ
とうとう姿を現したルディ
しかし、ルディと共にいたのは元パスカル隊員のジェブだった………………

登場人物

アルマン
パスカルの優秀なリーダー
元々は父がなぜ死んだのかを知るためにパスカルに志願した
親友ジョシュアの死をいまだに引きずっている
演じるのはハイルル・アズリン

ジェブ
かつては優秀なパスカルの隊員だった
今では海賊と手を組み、ハイジャックを計画する
パスカルのやり方を熟知している
演じるのはアマル・アルフィアン

マレーシア映画

マレーシア映画はほとんど見たことがない
なのでクォリティの高さに驚いた
知らない役者ばかりだが、個性的で味がある
この作品を配信してくれたNetflixに感謝


「それぞれの正義」
マレーシア映画
やはりNetflixオリジナル作品
理想に燃える若手の刑事は正義を貫こうとするが………………
マレーシアの現実を鋭くえぐった衝撃作
見ごたえのある作品である

特殊部隊を描いた作品

特殊部隊
アクション映画には欠かせない存在である
ここでは特殊部隊を描いた作品を紹介

「ネイビーシールズ」
米海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」の活躍を描く
知らない役者ばかりだと思ったら、本物の現役隊員だというから驚き
銃器なども本物を使用
本格派のミリタリー・アクションである


「エリート・スクワッド」
2007年のブラジル映画
これは大傑作!!
麻薬密売組織と警察のエリート特殊部隊との戦い
警察の腐敗っぷりが凄い
特殊部隊に入隊するための訓練が壮絶
大ヒットして続編も作られた

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ハイジャック

タンカーが海賊にハイジャックされる
「PASKAL: マレーシア海軍特殊部隊」は開幕早々、緊迫した場面からスタート
アルマン率いる特殊部隊パスカルは、人質救出のためミッションを開始する
マレーシア映画ということで正直甘く見ていたのだが、とにかく本格的
絵的にも安っぽさが全くない
非常にリアルにミッションが進行していく
パスカルの精鋭たちの見事な連係に惚れ惚れ
本物の特殊部隊の隊員かと見まごうほどだ
冒頭の掴みはばっちり
無名のマレーシア映画などという先入観は、あっという間に吹き飛んでいた

エンターテイメント性

特殊部隊の活躍をリアルに描く本作
だが、リアリティに固執しただけのお堅い映画ではない
娯楽性も十分に盛り込んでいる

過酷な訓練を共にくぐり抜け、パスカルに入隊したかつての仲間ジェブ
そのジェブがアルマンの敵に回る
パスカルのやり方を熟知した危険な男
アルマンたちはジェブに苦しめられることになる

基本はリアルなアクションを重視したこの作品
しかし、要所要所で派手な見せ場を用意している
アルマンとジェブのナイフを使った格闘は見ごたえ十分だった

スケール

ヘリコプターからの銃撃
本物の潜水艦の登場

とにかく本作はスケールが大きい
マレーシア映画史上最高の製作費を投じたという「PASKAL: マレーシア海軍特殊部隊」
だが、監督が言うにはそれでも十分な予算ではなかったらしい
それを補ってくれたのはマレーシア海軍の援助だった
本物の迫力に勝るものはない
おかげでハリウッド作品に比べても、全く見劣りしないものが出来上がった

クライマックス

海上の石油採掘施設を乗っ取った海賊とジェブ
その人質の中には死んだ親友のジョシュアの妻リリーもいる
アルマンはパスカルを率いて、人質救出作戦に挑む

このクライマックスの盛り上がりが凄い
固い絆で結ばれたパスカルのメンバーたち
こちらも彼らにすでに愛着を抱いている

誰も死なないでくれー!!

祈るような心境で、固唾を飲んで見ていた
ジェブの仕掛けた卑劣な罠の数々
ピンチの連続に息がつまりそうになった
緊迫感MAXの見事なクライマックスとなっている

まとめ

こんな大傑作アクション映画が存在しようとは
やはり世界は広い
Netflixに入ってなければ、一生見る機会などなかったかも知れない
映画は日本やアメリカなど一部の国だけではないのだと実感
アクション映画でこれを越える作品が、今年何本見れるのか
数えるほどしかないだろうというのが正直な感想


Paskal: The Movie (2018) on IMDb

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