Netflixオリジナル映画
実話を基にした作品である
警察犬部隊に入ることを夢見る警官のダンは、賢いがやんちゃな犬ルビーと出会い…………
ハラハラドキドキして最後は感動
良質なファミリー映画となっている
犬のルビーが本当に愛らしい
主人公のダンもいい奴
落ちこぼれの2人（1人と1匹）がエリートであるK-9（警察犬）ユニットを目指す
人に懐かず自由奔放で、殺処分寸前だったルビー
本当に警察犬になれるのか？
ルビーの成長に一喜一憂してしまった
次第に深まっていく絆
そして警察犬となるための試験
手に汗握ってしまうこと間違いなし
家族で楽しめる良作
とはいえ死体捜索など、シビアな面も描かれるので、警察ものとしても面白い
特に犬好きなら必見！！
予告編
作品情報
作品名「レスキュードッグ・ルビー」（原題Rescued by Ruby）
監督：カット・シア
キャスト：グラント・ガスティン、スコット・ウルフ、ケイラ・ザンダー、カミール・サリヴァン、トム・マクビース
上映時間：93分
製作国：アメリカ（2022年）
ざっくりあらすじ
警察犬部隊に入ることを夢見る警官のダンは、やんちゃな犬ルビーと出会い、パートナーを組むが…………
感想（ここからネタバレ）
犬好きならたまらない一作
出会い
ダン・オニールはロードアイランド州の警察官
彼の夢はK-9（警察犬）部隊に加わることだった
しかし、ダンはこれまでに7回試験に落ちた
今年、ダンは29歳になる
挑戦できる最後の年だ
K-9ユニットの隊長であるマットは、もう新しい犬を購入する予算はないとダンに言った
試験を受けるためには、パートナーである犬を、自分で探してこなければならない
ジャーマン・シェパードは1頭が1万ドル
妻のメルは2人目の子供を妊娠している
とてもそんなお金はない
悩んだあげくダンは、動物保護施設に犬を探しに行った
ジャーマン・シェパードは人気で、この施設にはいないと、職員のパットに言われた
ダンは藁にも縋る思いで、他の犬を見てみた
その中にボーダー・コリーの犬がいた
名前はルビーで、やんちゃで好奇心旺盛で人に懐かず、引き取られても毎回突き返されて困っているという
警察犬はジャーマン・シェパードでなければならないというルールはない
ダンはルビーを引き取った
ダンはルビーを家に連れて帰った
これからは共に生活し、絆を深めるのだ
妻のメルは突然のことに困惑顔だった
ところがルビーは想像以上にお転婆だった
物は壊し、地面に穴を掘り、夜中は吠え続ける
ダンはほとほと困り果ててしまい…………
作品解説
監督は「ナンシー・ドリューと秘密の階段」、「キャリー2」のカット・シア
ルビーは2頭のボーダー・コリーが演じた
ダン・オニール
ロードアイランド州の警察官
妻と赤ん坊の息子がいる
努力家で様々な資格を取っている
K-9ユニットに加わることが昔からの夢
ところが冷静さが足りないという理由で、試験に落ち続けてきた
今年が挑戦できる最後の年となるが…………
演じるのはドラマ「THE FLASH／フラッシュ」のグラント・ガスティン
誠実だがどこか頼りない主人公を好演
ルビー
ボーダー・コリーの保護犬
性別はメス
これまで8度、引き取った飼い主に突き返され、殺処分寸前だったところをダンに救われる
人に懐かず自由奔放で、何かに夢中になったら、他のことが目に入らなくなる
ソーセージが大好物
最初は適性がないと思われたが、次第に警察犬としての非凡な才能を開花させていき…………
全く言うことを聞かず、落ち着きがない
このコに警察犬は無理だ！！
そう思われたが、少しずつ成長していく
頑張るルビーの姿に、まるで親のような気分で一喜一憂してしまった
犬好きなら感情移入すること間違いなしだ
犬映画
「ハチ公物語」、「僕のワンダフル・ライフ」、「101匹わんちゃん」
犬がテーマの映画は多い
最近ではハリソン・フォード主演の「野生の呼び声」が印象的だった
「野生の呼び声」の犬はCGで描かれた
かなりクォリティは高かったものの、やはり人工的な印象は否めなかった
この「レスキュードッグ・ルビー」は実際に犬を使って撮影されている
やはり、こちらの方が素朴で親しみやすく感じた
犬の演技が自然だったのも好印象
警察犬
「レスキュードッグ・ルビー」というタイトルから、人命救助がメインの物語かと思っていた
ところが本作で扱われる事件は様々
麻薬、武器、死体
警察犬の仕事は多岐にわたるのだと知った
特に死体捜索などは、かなりリアルだった
犬の嗅覚は人間の10万倍
人間には無理でも、犬なら探せる
改めて警察犬の優秀さを思い知った
警察犬を題材にした作品は多くないので、とても興味深い内容となっている
絆
今まで人に全く懐かなかったルビー
物を壊す
仕事の邪魔をする
庭の花壇を掘り返す
ダンや妻のメルも最初は困り果てた
しかし、次第にかけがえのない家族となっていく
見ていて暖かい気分になった
ルビーの警察犬としての初仕事
任務は死体の捜索だった
ところがルビーが示したところに、死体はなかった
もう自分たちは信用を失った
K-9になる夢もおしまいだ
ダンは落胆し、ルビーに辛く当たってしまう
ルビーはダンの前から姿を消した
だが、ルビーは正しかった
ルビーが示した床下の地面から、コンクリートで覆われた死体が見つかったのだ
相棒を信じきれなかったダンのミスだった
ダンとルビーが培ってきた絆は、大きく揺らいでしまう
救助
少年が森の中で行方不明になった
早く救出しなければ、生命が危ない
全ての警察犬が現場に動員された
しかし、ルビーはいまだに見つからない
必死にルビーを探すダン
自分はルビーに見放されてしまったのか？
クライマックスの盛り上がりが見事
予測可能な展開なのだが、分かっていても面白い
ラストはまんまと感動してしまった
こういう映画に余計なひねりは不要
娯楽作品として十分に満足できた
まとめ
ルビーの愛らしさにノックアウト
ダンも好感の持てる主人公
エンターテイメントのツボも押さえられている
斬新さなどはないが、家族で楽しい時間を過ごすにはピッタリの作品だ
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/rescued_by_ruby
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/381654
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