Netflix「ソウル・バイブス」ネタバレ感想 韓国版ワイルド・スピード!!

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Netflixオリジナルの韓国映画
1988年、腕は一流だが問題児ぞろいの走り屋集団が、巨額の裏金をめぐる疑惑の捜査に乗り出し…………

カーアクションが満載
前半はゆるいが後半は緊迫感溢れる展開に

韓国版ワイルド・スピードといった印象の作品
とはいえ、独自の味付けがしてあり面白い
主人公のドンウクを始め、グループのメンバーが個性的
仲間同士の絆が良かった
前半はゆっくりとした展開でコメディ色が強かった
だが中盤、一気に緊迫感が増す
そこからは怒涛の展開で、思わずのめり込んだ
カーアクションもハリウッド映画ほどではないが迫力あり
クライマックスは痛快
またソウル・オリンピックを絡めたアイディアも良かった
なかなか良質なエンターテイメントとなっている
車好きにはおススメ

予告編

『ソウル・バイブス』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ソウル・バイブス」(原題Seoul Daejakjeon)
監督:ムン・ヒョンソン
キャスト:ユ・アイン、コ・ギョンピョ、イ・ギュヒョン、パク・ジュヒョン、オン・ソンウ、キム・ソンギュン、チョン・ウンイン、ムン・ソリ
上映時間:139分
製作国:韓国(2022年)

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ざっくりあらすじ

ソウル・オリンピックを目前にした1988年、腕は一流だが問題ばかり起こす走り屋集団が、巨額の裏金の疑惑を暴くべく潜入捜査に乗り出し…………

感想(ここからネタバレ)

どこか懐かしさを感じる作品…………

潜入捜査

ソウル・オリンピック開催を目前にした1988年、ドンウクジュンギは空港に降り立った
2人はこれまでサウジアラビアで運び屋をやっていた
ドンウクのドライビング・テクニックは超一流だった

タクシー運転手で人間カーナビと呼ばれるボンナム
ドンウクの妹でバイク乗りのユニ
友人でDJのウサム

グループのたまり場には懐かしい面々が待っていた
皆は再会を喜び合った

その時、誰かがシャッターを叩いた
外に出ると、スーツ姿の男たちが立っていた

「君たちを逮捕する」

その男は見知った顔だった
検事のアン・ビョンウク
これまでの罪を見逃す代わりに、検察に協力しろと言ってきた

高利貸業界の大物、カン・インスク
その片腕のイ・ヒョンギュン

前政権の裏金を牛耳っている連中だ
今、彼らは新しい運び屋を探している
テストに合格して、運び屋として潜入し連中の情報を探ること
ドンウクたちに拒否することは出来なかった

運び屋の選抜テストは明日
ドンウクたちメンバーは、その過酷なテストに挑むが…………

作品解説

監督は「王様の事件手帖」などのムン・ヒョンソン

撮影は2021年8月に開始した

ユ・アイン

超一流の走り屋であるパク・ドンウクを演じる
ドリフトの名手で、走りのテクニックなら右に出る者はいない
グループのリーダー格
アメリカ行きを夢見ている
愛国心などはないが、仲間をとても大切にしている

Netflixドラマ「地獄が呼んでいる」では謎めいた若き教祖を演じたユ・アイン
こんなワイルドな役も演じられるのかと驚いた

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 地獄行きを宣告された人間が、謎の巨人に焼き殺される事件が相次ぐ これは”神の裁き”なのか? ...

仲間たち

DJでプレイボーイのウサム
タクシーの運転手で街の地理に精通しているボンナム
ドンウクの妹でバイカーのユニ
何でも修理してしまう弟分のジュンギ

個性的なドンウクの仲間たち
問題児だらけだが、まるで家族のように強い絆を持っている
いつも喧嘩ばかりしていても、決して仲間を見捨てないし裏切らない

ソウル・オリンピック

本作は1988年のソウル・オリンピックを舞台にしているのが面白い
オリンピックの背後で、本当にこんな事件が起きていたのかと信じそうになる
当時の文化や流行も、どこか懐かしい
韓国人なら本作により強くノスタルジーを感じるのだろう

ワイルド・スピード

激しいカーアクション
潜入捜査
仲間たちの絆

本作は「ワイルド・スピード」シリーズに通じる部分が多い
恐らくかなり意識しているだろう

しかし、1988年を舞台にしたり、歴史の闇を描いたり、単なる模倣作品にはなっていない
むしろ自分たちの「ワイルド・スピード」を作ってしまったという点では、非常に好感が持てた

急転

どこかノリがゆるく、お気楽な作品という印象があった本作
だが、中盤で隠し帳簿をドンウクたちが盗んだことで、事態が一変する
本性を現し、容赦なくドンウクたちを追い詰めるカン会長とイ・ヒョンギュン
そして頼みの綱だったアン検事すら殺されてしまう
あまりの前半とのギャップに、本気で震え上がった

お気楽で無責任で、任務もどこか遊び半分という風だったドンウクたち
けれど敵は冷酷で非情だった
追い詰められたドンウクたちは、ついに逆襲を開始する
彼らを舐め切った悪党たちが、出し抜かれて悔しがる姿は痛快だった

まとめ

韓国版ワイルド・スピード
だが、独自の魅力を醸し出している
カーチェイスも頑張っていた
ノー天気に見えて、実は骨太なエンターテイメントである

Seoul Vibe (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/seoul_vibe
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/383983

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