Netflix「スティーヴ」ネタバレ感想 異色の学園ドラマ!!

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Netflixオリジナル映画
非行少年の更生学校の校長スティーヴは、生徒たちが起こす様々なトラブルに悪戦苦闘して…………

キリアン・マーフィが悩みを抱えた教師を熱演
生々しい現実を描いた学園ドラマ

「オッペンハイマー」とは全く違う等身大の教師を演じたキリアン・マーフィが素晴らしい
生徒役の若手俳優たちも個性的だった
学園ドラマとしては、かなり異色の作品
非常にリアルで生々しいものになっている
スティーヴを襲う様々な問題、トラブル
終始、不穏な空気がつきまとう
どういう結末を迎えるのか、全く予想できなかった
小規模な作品だが、非常に充実した内容
キリアン・マーフィの演技のためだけでも、見る価値がある

予告編

Steve | Official Trailer | Netflix

作品情報
作品名「スティーヴ」(原題Steve)
監督:ティム・ミーランツ
キャスト:キリアン・マーフィ、トレイシー・ウルマン、ジェイ・ライカーゴ、シンビアツ・アジカウォ、ダギー・マクミーキン、ユーセフ・カーコア、ロジャー・アラム、エミリー・ワトソン
上映時間:93分
制作国:アイルランド、イギリス(2025年)

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ざっくりあらすじ

不良少年たちの最後の行き場と言われる更生学校「スタントン・ウッド」。校長のスティーヴは生徒たちがトラブルを起こさないようにと悪戦苦闘していた。しかし、彼自身も大きな問題を抱えていて…………

感想(ここからネタバレ)

こんな学校の教師になりたくないと、正直思った…………

「スティーヴ」

更生学校「スタントン・ウッド」は非行少年たちの最後の行き場と呼ばれていた
生徒は皆が問題児で、教師たちは疲弊しきっていた
そして、学校運営は芳しくなかった
こんな施設に税金を使うなと、国民の声は厳しかった

校長のスティーヴはこんな状況を改善するために、学園にドキュメンタリーの撮影クルーを招いた
それによりこの学園の意義が少しでも世間に認知されればいい
今日はその撮影の日
だが、学園はいつも通り、トラブル続きだった
撮影クルーがいるにもかかわらず、生徒たちはすぐに殴り合いの喧嘩を始める
教師たちはそれを抑えるのにてんてこ舞いだった

そんな中、スティーヴは生徒の1人、シャイの様子が気になった
比較的、真面目な生徒のシャイが、今日はやけにふさぎ込んでいるのだ
しかし、スティーヴは様々な問題の対応に追われて、シャイのことが後回しになってしまい…………

作品解説

監督は「Small Things Like These」などのティム・ミーランツ
キリアン・マーフィとタッグを組むのは本作が3度目

原作はマックス・ポーターの小説「シャイ」
本作はマックス自らが脚本を手がけた

本作の製作費は「オッペンハイマー」のケータリング費用より安いと言われている

キリアン・マーフィが金曜日に脚本をNetflixに渡したところ、月曜日にOKが出た

スティーヴ

スタントン・ウッドの校長
問題児ばかりの生徒に手を焼いている
何とか学園を存続させようと必死
しかし、スティーヴ自身も心に大きな問題を抱えていて…………

演じるのはキリアン・マーフィ
「オッペンハイマー」でアカデミー主演男優賞を受賞
この「スティーヴ」はアカデミー賞直後に撮影が開始された
本作はマーフィが新たに立ち上げた制作会社「Big Things Films」を通じて製作された
マーフィはオッペンハイマーとは正反対の、心に傷を負った等身大の男を見事に演じている

シャイ

「スタントン・ウッド」の生徒
学園の中では比較的まとも
しかし、母親からの1本の電話で全てに絶望し…………

演じるのは「タイタンズ」などのジェイ・ライカーゴ

スタントン・ウッド

スタントン・ウッドは行き場のなくなった非行少年たちが、最後に辿り着く場所と言われている
そこの生徒は一筋縄ではいかない問題児ばかり

ドラッグ、暴力、犯罪行為

今まで様々なトラブルを起こしてきた

その生徒たちの描写が非常にリアル
授業はそっちのけで、すぐに殴り合いの喧嘩が始まる
あまりに生々しいので、社会から見放されても仕方ないと正直思った

しかし、ストーリーが進むにつれて、生徒たちが抱えている悩みが浮き彫りになってくる
家族からの愛情の欠如、世の中への不満
誰もが過去に犯した過ちを後悔している
本作はそんな行き場のない生徒たちの心情を丁寧に描き出す

教師

この作品の大きな特色は、生徒たちと同じくらい教師の苦悩にも寄り添っていることだろう
自分よりも体が大きく、反抗的な生徒たち
それに日々、向き合う教師
いかに大変な仕事か、リアルに伝わってくる

校長のスティーヴも生徒たちのトラブルの対応にてんてこ舞い
人手も足りず、完全に疲弊しきっている
その上、理事会から告げられる学園の閉鎖
この学園がなくなったら、生徒たちはどうなってしまうのか
スティーヴのストレスはピークに達してしまう
学園に隠していた酒を飲み、ついにはドラッグにまで手を出してしまうスティーヴ
教師をここまで生々しく描いたドラマは初めて見た
そんな弱さを抱えながらも、絶対に生徒を見捨てたくないスティーヴ
その姿には非常に胸を打たれた

親に見捨てられたことで絶望し、自殺を図るシャイ
シャイの書き置きを見て、スティーヴたちは学園内を探し回るが見つからない
普通の学園ドラマと違い、この作品はどっちに転ぶか分からず、緊迫感が凄まじかった
そして、思いもよらない結末
リアルでシビアでほとんど救いのない本作
しかし、「1人じゃない。気にかけてくれる人がいる」というメッセージは、とても心に響いた

まとめ

異色の学園ドラマ
キリアン・マーフィの演技が見事
生徒たちも素晴らしかった
赤裸々で生々しく、単純に良かったで終わらないストーリー
それでも希望はある
小規模だが、見る価値のある一作だ

IMDb
https://www.imdb.com/title/tt32985279
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/steve_2025
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/402550

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