Netflix「第10客室の女」ネタバレ感想 彼女はどこに消えたのか!?

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Netflixオリジナル映画
豪華クルーズに取材で乗り込んだローラは、乗客の1人が海に落ちるのを目撃し…………

密室空間で起きるミステリー
手堅くまとめた一作

乗客はVIPばかりのクルーズ船
キーラ・ナイトレイはその中で、孤軍奮闘する記者を熱演
誰かが海に落ちた
だが、いなくなった乗客はいないという
妄想か、現実か
全てが疑わしく思えてくる
監督は傑作「時の面影」のサイモン・ストーン
サスペンス演出も上々
かなり楽しめたが、惜しい部分もいくつかあった
とはいえ、ミステリーやサスペンスが好きな人は、楽しい時間を過ごせるだろう

予告編

『第10客室の女』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「第10客室の女」(原題The Woman in Cabin 10)
監督:サイモン・ストーン
キャスト:キーラ・ナイトレイ、ガイ・ピアース、ハンナ・ワディンガム、デヴィッド・アヤラ、アート・マリク
上映時間:92分
制作国:イギリス、アメリカ(2025年)

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ざっくりあらすじ

ジャーナリストのローラは、豪華クルーズの処女航海に取材で同行する。乗客は誰もが、名の知れたセレブばかりだった。真夜中、ローラは誰かが海に落ちるのを目撃し…………

感想(ここからネタバレ)

クルーズ船が豪華すぎる…………

「第10客室の女」

ローラ・ブラックウッドは凄腕だが、ワーカホリック気味のジャーナリスト
そんなローラに編集長は、休暇を取るように忠告する
ローラは休暇を兼ねて、リングスタッド財団が主催するチャリティが行われる豪華クルーズ船に、取材で乗り込むことにした

クルーズ船「北のオーロラ号」の乗客は、有名なセレブばかりだった
その中にローラは、元恋人でカメラマンのベンを見つけた
久しぶりに再会した元カレに、ローラは複雑な気分だった

チャリティを主催するのはリチャード・バルマーとその妻のアンネ・リングスタッドだった
アンネはガンに冒されていた
2人きりになると、アンネはローラに自分の死後、全財産を医療の研究に寄付することを打ち明けた
このことはまだ誰にも言っていない

その夜、8号室で寝ていたローラは、誰かが争う音で目が覚めた
隣の10号室だ
ベランダに出てみると、海に人が落ちたのが見えた
慌ててローラは、船のクルーに連絡した
そして、乗客全員の安否が確認された
いなくなった者は1人もいない
それどころか10号室は空き部屋だったというのだ
寝ぼけただけだろうと、皆が部屋に戻っていったが、ローラは納得がいかなくて…………

作品解説

原作はルース・ウェアの小説「第10客室の女」

監督は「時の面影」のサイモン・ストーン

Netflixオリジナル映画 1939年、イギリスの裕福な未亡人は自分の所有する土地の古墳を発掘しようと、アマチュア考古学者のバジル・ブラ...

ローラ・ブラックウッド

凄腕のジャーナリスト
いつも各地を飛び回っている
少々ワーカホリック気味
2ヶ月前に殺人を目撃したショックを、いまだに引きずっている

演じるのは「ラブ・アクチュアリー」「はじまりのうた」などのキーラ・ナイトレイ
正義感の強いジャーナリストを熱演

アンネ・リングスタッド

財団の後継者
莫大な財産を所有しているが、ガンに冒されて余命わずか
死後、全財産を寄付するとローラに打ち明けるが…………

演じるのは「フレンチアルプスで起きたこと」などのリーサ・ローベン・コングスリ

リチャード・バルマー

アンネの夫
病身の妻に献身的に尽くすが…………

演じるのは「メメント」「ハート・ロッカー」などのガイ・ピアース

消失

誰かが船から海に落ちるのを見たローラ
しかし、乗客やクルー、全員の安否が確認された
海に落ちた者は誰もいない
全てはローラの妄想だったのか?

人がいなくなったのに、誰も信じてくれない
これはミステリーとしては王道のパターン
もっとも有名なのはアルフレッド・ヒッチコックの「バルカン超特急」だろう
これはまさに名作
列車という密室を舞台にしているところも、本作とよく似ている

この手の作品は個人的に大好きなのだが、本作は少々物足りない
真相が明らかになるのが早すぎるのだ
妄想か、現実か、ギリギリまで引っ張って、ヤキモキさせてくれないと
やはり92分というのは短すぎた
まるでダイジェストを見ているような気分だった

ミステリーからサスペンスへ

後半は一転、窮地に陥ったローラの脱出劇となる
ここはなかなかハラハラさせてくれる
犯人を出し抜くクライマックスも痛快
そんな風に悪くはないのだが、やはり尺が短い
全体的に駆け足なのだ
原作小説は上下2巻なのだし、2時間ぐらいの作品にしても良かった気がする
作品自体は退屈しないし、手堅くまとまっているのだが、何も後に残らない印象になっている

まとめ

個人的に好きなジャンルの作品
役者陣も好演だし、映像も美しい
だが、色々と物足りない
もう少し脚本にタメを作って欲しかった
とはいえ、気軽にミステリーを楽しむには悪くない作品だ

Netflixのオリジナル映画「第10客室の女」が配信された ジャーナリストのローラは、豪華クルーズの処女航海に取材で同行する 乗客...

IMDb
https://www.imdb.com/title/tt7130300/
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_woman_in_cabin_10
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/402547

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