Netflix「第10客室の女」ネタバレ解説 10号室の女は誰だったのか!?

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Netflixのオリジナル映画「第10客室の女」が配信された

ジャーナリストのローラは、豪華クルーズの処女航海に取材で同行する
乗客は誰もが、名の知れたセレブばかりだった
真夜中、ローラは誰かが海に落ちるのを目撃し…………

空室のはずの10号室にいた女は誰だったのか?
それとも全てが妄想だったのか?
海外サイトなどを参考に解説してみた

なお映画のネタバレ全開なのでご注意を!!

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「第10客室の女」

ローラ・ブラックウッドは凄腕だが、ワーカホリック気味のジャーナリスト
そんなローラに編集長は、休暇を取るように忠告する
ローラは休暇を兼ねて、リングスタッド財団が主催するチャリティが行われる豪華クルーズ船に、取材で乗り込むことにした

クルーズ船「北のオーロラ号」の乗客は、有名なセレブばかりだった
その中にローラは、元恋人でカメラマンのベンを見つけた
久しぶりに再会した元カレに、ローラは複雑な気分だった

チャリティを主催するのはリチャード・バルマーとその妻のアンネ・リングスタッドだった
アンネはガンに冒されていた
2人きりになると、アンネはローラに自分の死後、全財産を医療の研究に寄付することを打ち明けた
このことはまだ誰にも言っていない

その夜、8号室で寝ていたローラは、誰かが争う音で目が覚めた
隣の10号室だ
ベランダに出てみると、海に人が落ちたのが見えた
慌ててローラは、船のクルーに連絡した
そして、乗客全員の安否が確認された
いなくなった者は1人もいない
それどころか10号室は空き部屋だったというのだ
寝ぼけただけだろうと、皆が部屋に戻っていったが、ローラは納得がいかなくて…………

Netflixオリジナル映画 豪華クルーズに取材で乗り込んだローラは、乗客の1人が海に落ちるのを目撃し………… 密室空間で起きるミス...

10号室

映画の序盤でローラは、元カレのベンを避けるため、10号室に飛び込む
そこで彼女は見知らぬ金髪の女性に出会う
しかし、ローラはそのことを特に気に留めなかった

その夜遅く、ローラは隣の部屋で争うような音が聞こえた
そこは昼間に入った第10客室だった
バルコニーに出ると、ローラは船外に誰かが落ちるのを目撃した
部屋を仕切るガラスには、血の手形がついている

ローラが事件を報告すると、乗組員は10号室は空室で、船内で行方不明者はいないと主張した
ガラスの血痕も消えていた
誰も金髪の女性のことを知っている者はいなかった
ローラは周りから不審の目で見られるのを感じた

アンネ

そもそもこの旅にローラを誘ったのは、アンネ・リングスタッドだった
アンネは大富豪だが、ガンで余命わずかだった
今は薬を一切絶っているという
そして、アンネはローラに、自分が死んだら全財産を慈善団体に寄付することを打ち明けた
船がノルウェーに着いたら、パーティーでそのことを発表する
そのためのスピーチ原稿をローラに見て欲しい
アンネはローラに、翌日また話し合うことを約束した

その夜、謎の人物の転落を、ローラは目撃した
翌日、アンネに会いに行くと、彼女の態度はよそよそしかった
薬のせいで今は気分が悪い
今日は1人にしておいてくれ
そんなアンネの言動に、ローラは違和感を感じた

ローラ

転落事故のことも、10号室で会った金髪の女性のことも、誰も信じてくれなかった
それどころか、皆はローラが正気を失っていると言い出した
2ヶ月前、ローラは人身売買の事件を取材した
その時、最後にインタビューをした女性が、ローラの目の前で殺された
そのことがトラウマになり、悪夢を見させたのだ
医師のメタはローラをそう診断した
だが、ローラは絶対に自分は間違っていないと主張した

「これは信頼できない語り手の物語ではない」
監督のサイモン・ストーンはインタビューでそう語った
「私はそうした視点から距離を置きたかった。これは陰謀と闘う女性の物語なのだ」

妄想と現実

これは妄想などではない
ローラはそう確信していた
そして、以前にベンがリチャード主催のパーティーで撮った写真の中に、あの金髪の女性を発見する
だが、リチャードたちはその女性に面識はないという

スパルームの鏡に書かれた「STOP(止めろ)」という文字
さらにはローラは何者かにプールに突き落とされ、溺死するところだった
にもかかわらず、リチャードたちは全てがローラの妄想だと納得させようとしてきた
ローラは何もかもが疑わしく思えてきた

キャリー

その夜、ローラの部屋を誰かがノックした
それはフードを被った人物で、顔は見えなかった
ローラはその人物を追いかけた
そして、船底でローラは第10客室で出会ったあの金髪の女性と対面する
女性はローラにこれ以上、事件のことを調べるのはやめるように懇願した
そうしなければ自分も「彼」に殺されてしまう
ローラがフードを掴むと、金髪のウィッグが外れた
その顔はアンネにそっくりだった

その女性の名はキャリーといった
アンネが自分に財産を残すつもりがないと知ったリチャードは、友人ラースの顔認識ソフトを使って、アンネにそっくりな女性キャリーを見つけた
キャリーは娘に良い暮らしをさせるために、アンネに成りすまし遺言を改竄する役割を請け負った
ちなみにアンネとキャリーを演じるのは、リーサ・ローベン・コングスリとギッテ・ウィットという別々の女優である
2人のそっくりな女優を見つけるために、徹底的なキャスティングが行われたという

最初はキャリーは遺言書にサインする1日だけ、アンネのふりをするはずだった
ところが10号室でリチャードとキャリーが一緒にいるところを、アンネに見られてしまう
リチャードとアンネは激しく言い争い、揉み合った
そして、リチャードはアンネの頭を机に叩きつけ、海に投げ捨てた
それが事件の真相だった
ローラはキャリーに、遺言書を書き終わったらリチャードがあなたを生かしておくはずがないと説得
だが、キャリーはローラを船室に閉じ込め、逃げるように出て行ってしまった

脱出

翌日、キャリーがドアのカギを開けてくれて、ローラは部屋を出ることが出来た
ローラはアンネの部屋から、彼女がパーティーで読むはずだったスピーチ原稿を入手
そうして無線で助けを求めようとした時、医師と船長に見つかってしまう
医師はローラに毒が入った注射を突き刺そうとするが、そこにベンが現れた
おかげでローラは助かったが、代わりにベンが注射に刺されてしまう
ローラは必死で船から海に飛び込んだ

ノルウェーのパーティー会場では、リチャードがアンネ(キャリー)の隣でスピーチをしている真っ最中だった
そこにローラが現れた
ローラはリチャードを遮って、これがアンネが本当に言いたかったことだと、スピーチ原稿を取り出した
リチャードは止めようとしたが、アンネに成りすましたキャリーが読むように告げた
その内容は全ての財産を慈善団体に寄付するというものだった

「お前は本物のアンネじゃない!!」

リチャードが思わず放った言葉に、パーティーの客たちはどよめいた
追い込まれたリチャードはキャリーを人質に逃亡しようとしたが、警備主任のライフルに撃たれ、倒れた

ラストシーンの説明

ローラは職場に復帰した
彼女が見ている記事には、アンネの全財産がガン研究に寄付され、リチャードの共謀者たち(医師や船長)も殺人容疑で起訴されたことが書かれている
そして、最後にベンへの追悼の記事が映される

ローラの携帯にビデオメッセージが入った
そこには走り回る女の子と、キャリーの姿があった

「いつでも会いに来て」

ローラは携帯を見つめ、微笑んだ

「ローラは何かが間違っていると思ったら、突き進みます。それがこのキャラクターの本当に好きなところです。頭がおかしいと思われても気にしない。ただ、突き進み続けるんです」
そうローラ役のキーラ・ナイトレイは語った

続編は?

「第10客室の女」はルース・ウェアの2016年の同名小説を原作としている
そしてルースは2025年7月に続編「スイート11の女」を出版した
記者会見のために新しくオープンしたスイスのリゾートを訪れたローラは、そこでまた事件に巻き込まれる
PEOPLE誌のインタビューでルースが語ったところによると、映画化はまだ計画されていないそうだ
「もちろん、そうなったら素晴らしいことです」とルースは言った

Netflixオリジナル映画 豪華クルーズに取材で乗り込んだローラは、乗客の1人が海に落ちるのを目撃し………… 密室空間で起きるミス...


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