Netflix「霊薬」ネタバレ感想 ゾンビがはびこった村で家族は生き残れるか!?

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Netflixオリジナルのインドネシア映画
ある製薬会社の新薬が原因で、村にゾンビが大量発生し…………

険悪な関係だった家族が生き残るために団結
パワフルなゾンビ映画

のどかな村に起きる惨劇
2時間近くと長いが、後半の怒涛の展開が凄かった
家族のドラマもなかなか見ごたえあり
オーソドックスなゾンビものだが、集団で押し寄せてくるゾンビはかなりの迫力
キャラクターがよく描かれているので、彼らの運命がどうなるか手に汗を握った
全体的にはよく出来たゾンビ映画
ゾンビ好きなら見る価値がある

予告編

The Elixir | Official Trailer | Netflix

作品情報
作品名「霊薬」(原題Abadi Nan Jaya)
監督:キモ・スタンボエル
キャスト:ミカ・タンバヨン、エヴァ・セリア、ドニー・ダマラ、マルティーノ・リオ、ディマス・アンガラ
上映時間:116分
制作国:インドネシア(2025年)

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ざっくりあらすじ

ある製薬会社の新薬が原因で、村にゾンビが大量発生した。ずっと険悪な関係だった家族は、生き残るために団結せざるを得なくなり…………

感想(ここからネタバレ)

何だかんだでゾンビ映画は好き…………

「霊薬」

ある村に小さな製薬会社ワニ・ワラスがあった
その日、社長であるサディミンの家に、久々に家族が集まっていた
長女であるケネスと夫のルディ、息子のライハン
ケネスは父親が自分の親友であるカリナを後妻として迎えてからは、全く家に寄り付かなくなった
長男のバンバンは実家暮らしだが、就職もせずに引きこもっている

その日、家族が集まったのには理由があった
サディミンが会社を売却するというからだ
ケネスはルディと離婚し、その金で新しく事業を始めるつもりだった

家族の前に現れた父親は若返っていた
白髪もしわもなくなっている
サディミンは会社の新薬のおかげだと言った
それは若返りの薬だという
この薬を基に、会社をもう一度立て直す
売却はやめるとサディミンは宣言
話が違うとケネスやバンバンは抗議した

突然、サディミンが苦しみだして、床に倒れた
呼吸をしていない
動揺するケネスたち
すると、いきなり立ち上がったサディミンは、使用人に噛みついて…………

作品解説

監督は「KILLERS/キラーズ」「ヘッド・ショット」などのキモ・スタンボエル

ケネス

サディミンの長女
親友だったカリナと再婚した父親に反発している
息子のライハンを溺愛
夫のルディと離婚して、ライハンと2人で生きていくつもりだったが…………

演じるのはドラマ「血の呪い」などのミカ・タンバヨン

カリナ

サディミンの若き後妻
親友だったケネスと距離が出来たことを気にしている
険悪な家族関係を何とかしたいと思っているが…………

演じるのは「ゴールデン・アームズ 導かれし者」などのエヴァ・セリア

アジアのゾンビ映画

アジアでもゾンビ映画は多い
Netflixでも韓国の「#生きている」、タイの「ザイアム: バトル・イン・ホスピタル」など、良作が配信されている
この「霊薬」が製作されたのはインドネシア
ある新薬が原因で、ゾンビが大量発生していく
ゾンビ映画としてはオーソドックスな部類
しかし、インドネシア映画だけあって、かなりパワフル
大量のゾンビが怒涛のような勢いで襲ってくる
明るい陽光の下、のどかな田園風景の中に、ゾンビが群がっているビジュアルもインパクトがあった

目新しかったのは、雨が降るとゾンビが活動を停止するという設定
これは原因となった薬が植物から作られたせいらしい
サスペンスを盛り上げるユニークなアイデアだった
総じてゾンビ映画として見どころを押さえた良質な作品になっている

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家族のドラマ

本作は典型的なゾンビ映画だ
だが、意外と家族のドラマとしても見ごたえがある
険悪な関係の社長一家
その大きな原因は妻が亡くなった後、社長のサディミンが長女ケネスの親友カリナと再婚したからだ
それ以来、一家の関係はギクシャクするようになった
特にケネスはカリナを許そうとしなかった

最初、ケネスの印象は最悪だった
ヒステリックで、カリナだけでなく夫にも誰にでも刺々しい態度
唯一の例外は溺愛している息子だけ
また自分勝手な行動でたびたび窮地を招き、見ていてイライラさせられた

しかし後半、ケネスの印象は大きく変わっていく
息子を守るためにケネスはカリナと手を取り合う
2人はお互いに今までのことを謝罪し、生き残るために戦う
ケネスとカリナの友情が蘇っていくドラマは素晴らしかった
そして、最後に見せるケネスの母親としての深い愛
非常に印象に残るものとなっている

また長男のバンバンのドラマも良かった
いい年で無職で、家族からも見下されていたバンバン
だが、そんな家族を守るためにバンバンが最後に見せる侠気が熱い
ゾンビものを家族のドラマと絡めて描くことで、物語としても満足のいくものになっている

まとめ

パワフルなゾンビ映画
家族のドラマとしても見ごたえがあった
いたるところに張られた伏線もなかなか上手い
全体的に満足度の高い一作

IMDb
https://www.imdb.com/title/tt32643830
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/abadi_nan_jaya/reviews
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/402554

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