Netflixオリジナル映画「TAU/タウ」感想 AIが支配する屋敷から脱出できるか!?

ある日、いきなり拉致されたヒロイン
TAUと呼ばれる人工知能に管理された施設に閉じ込められる
このままでは人体実験の末に処分されてしまう
厳重なAIの監視の目を抜け、脱出することが出来るのか
NetflixオリジナルのSFスリラーである


予告編

作品情報
作品名「TAU/タウ」(原題TAU)
監督:フェデリコ・ダレッサンドロ
キャスト:マイカ・モンロー、エド・スクライン、ゲイリー・オールドマン
上映時間:97分
製作国:アメリカ(2018年)



ざっくりあらすじ

ストリートで荒んだ生活を送っているジュリアは何者かに拉致される。犯人はAI研究の第一人者アレックスだった。アレックスはTAUと名付けられたAIのデータ収集のために、社会で孤立している人間をさらい人体実験をしていた。TAUによって完全に支配された屋敷。ジュリアは脱出することが出来るのか。

感想(ここからネタバレ)

この作品で驚いたのがAIであるTAUの声をあのゲイリー・オールドマンが演じていること
ゲイリー・オールドマンといえば「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞主演男優賞を取ったばかり

そんなアカデミー俳優が何でAIの役なんか引き受けたのかさっぱりだ!!いいだろ、別に

AIの脅威

拘束されて牢屋に閉じ込められたジュリア
そこには同じように実験体として拘束されている二人の男女がいた
何とか屋敷からの脱出を図るジュリアたち
うまくいくかと思われたが、突如現れたロボットに行く手を阻まれてしまう
それはAIであるTAU(タウ)が操っているロボットだった
ジュリア以外の二人はそのロボットに無残に殺されてしまう
あわやジュリアも殺されそうになった時に、騒ぎを聞いて駆け付けた男がストップをかける
その男、アレックスこそジュリアをさらった張本人だった

TAUの生みの親で冷酷な科学者アレックス
そして、彼の命令に忠実に従うTAUの恐ろしさが序盤で描かれる
ジュリアは逆らうことが出来ず、やむを得ず実験に協力する
こうして3人の奇妙な生活がスタートする

キャスト

マイカ・モンロー
TAUの進化のためにさらわれたジュリアを演じる
ストリートで逞しく生きてきた経験を活かし、従順なふりをしながら脱出の機会を狙う

代表作

「イット・フォローズ」
低予算ながらもその秀逸なアイデアで話題に
金をかけなくても面白い映画は作れることを証明してみせた
この映画を見ると背後が怖くなる

エド・スクライン
TAUの製作者で富豪で冷酷な科学者のアレックスを演じる
彼の異常な執念がジュリアを窮地に陥れる

代表作

「トランスポーター イグニション」
ジェイソン・ステイサムの人気シリーズ「トランスポーター」をリブート
エド・スクラインは新たなフランクを演じる
その後、続編が作られないということは不評だったのか?

マッドサイエンティスト

TAUの創造主である科学者アレックス
今までTAUを進化させるために、何人もの被験者をさらって犠牲にしてきた
この映画の最大の悪役である

ジュリアとアレックスの駆け引きがこの作品の見どころの一つ
アレックスは時に冷酷に、時に寛容にジュリアに接する
ジュリアに情が湧いているのではないか
そう思わせる場面もある

残念なのはアレックスから狂気があまり感じられないこと
今までに研究のため何人も殺してきた極悪人に見えないのだ
一人でこれだけの人数をさらってくることが可能なのか、という疑問も残る
ぶっちゃけ科学者のアレックスよりも、ストリート育ちのジュリアの方が強そうに見える
悪役としてはちょっと物足りない印象だった

TAU

アレックスの忠実なしもべで、屋敷を管理し、ジュリアを見張るTAU
監督のフェデリコ・ダレッサンドロは「アベンジャーズ」や「ドクター・ストレンジ」などで美術を担当していただけあって、TAUの逆三角形のインターフェースのデザインは美しい

またTAUの分身であるロボットの造形も格好良かった
ゲイリー・オールドマン演じる声もさすがの出来栄え
事前に知らなければ、ゲイリー・オールドマンとは絶対に気づかなかった

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「エクス・マキナ」

AIが主役のSFスリラーというと誰もが思い浮かべるのはこの作品だろう

このAIには感情があるのか
それとも全てが計算なのか
人間とAIの心理戦を緊迫感たっぷりに描いた傑作である

さて当然、今回もAIであるTAUとの壮絶な心理戦を期待していたわけだが………………
TAUが意外といい奴だった!!
ちょっと単純すぎない?と心配になるぐらいお人よし
計算なのかと疑ったが、全くそんなことなし!!
生まれたばかりで本当にピュアで、ジュリアが話す外の世界に興味津々
映画の後半ではジュリアを母親のように懐きまくり
SFスリラーのはずなのに、その無邪気さにむしろほっこりした

あれ? こいつが味方になるならいつでも逃げられるんじゃね?
何しろ他はひ弱そうな科学者一人だけなのだ
この辺りで映画の緊迫感が弱まったのは否めない

クライマックス

ちょっと失速した感はあったが、クライマックスはなかなか盛り上がる
隠し持ったナイフでアレックスに襲い掛かるジュリア
ジュリアに関する記憶を消され、再び敵となるTAU
崩壊する屋敷
そして、まさかの心温まるハッピーエンド(?)
この辺りは楽しんで見れた

まとめ

正直、SF映画史に名が残るような作品ではない
「エクス・マキナ」のような本格SFとしての格調もない
だが、最初から終わりまで、特に退屈することもなかった
要するに全てがそこそこという感じなのだ
軽い気持ちで見てみれば、なかなか楽しめるのではないだろうか


Tau (2018) on IMDb


rotten tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/tau
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=364774



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