Netflix「ザ・ビッグ4」ネタバレ感想 パワフルなアクション映画だが、ギャグが寒い…………

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Netflixオリジナルのインドネシア映画
凄腕の殺し屋4人組は裏家業から足を洗ったが…………

パワフルなインドネシアのアクション・コメディ
アクションは見ごたえあるが、ギャグがほとんど笑えず残念

傑作「シャドー・オブ・ナイト」のティモ・ジャヤント監督作品
相変わらずアクションは迫力があった
殺し屋たちや悪役もキャラが立っている
しかし、ストーリーはイマイチ
これで2時間20分は長すぎる
何よりギャグがほとんど笑えなかったのが辛かった
全体的には残念な出来
とはいえクライマックスは盛り上がった
B級アクションやインドネシア映画が好きなら、それなりに楽しめるだろう
そうではないなら時間の無駄

予告編

The Big 4 | Official Trailer | Netflix

作品情報
作品名「ザ・ビッグ4」(原題The Big Four)
監督:ティモ・ジャヤント
キャスト:アビマナ・アルヤスティア、プトリ・マリノ、アリー・クリティング、ルテシャ、クリスト・インマヌエル、マルティーノ・リオ
上映時間:141分
製作国:インドネシア(2022年)

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ざっくりあらすじ

裏家業から足を洗った4人の凄腕の殺し屋たち。だが、そんな彼らを1人の生真面目な刑事が追っていた…………

感想(ここからネタバレ)

嫌いではないが、人にお勧めするのはちょっと…………

引退

裏の世界でザ・ビッグ4と恐れられる4人組がいた

チームの冷静なリーダー、トパン
アジア1のスナイパー、ジェンゴ
爆破物を扱わせたらピカイチのアルファ
チームの末っ子的存在のペロー

彼らはビッグボス、ペトルスの命令で、悪人たちを裁いていた

そんなペトルスには一人娘のディナがいた
明日はディナの警察官就任式
それを機にペトルスは引退を決意した

ペトルスはザ・ビッグ4にとっても育ての親
彼らも一緒に足を洗う決心をした
だが、就任式の最中に、ペトルスは家で何者かに殺された

駆けつけたトパンは血まみれのペトルスを抱きしめた
そこへディナが帰ってきた
ディナは悲鳴を上げて、トパンに拳銃を向けた
トパンは肩を撃たれたが、何とか逃げおおせた

3年が経った
ディナは凄腕の刑事になっていた
そして、いまだに父親を殺した犯人を追っていた
働きづめのディナに、上司は休暇を勧めた
最初は断っていたディナは、旅行のパンフレットを見て顔色を変えた
そのベルシ島の写真は、父の昔の写真に写っていた風景と同じだった…………

ティモ・ジャヤント

監督は「KILLERS キラーズ」や「ヘッド・ショット」のティモ・ジャヤント
Netflix映画「シャドー・オブ・ナイト」と「悪魔に呼ばれる前に」は、どちらもパワフルな傑作

インドネシア産のNetflixオリジナル作品である 凄まじい熱量に圧倒された 息つく暇もない壮絶なバトルの連続 アクション映画のファン...
面白怖い これは見る価値のあるホラーである パワフルな演出とサービス精神で、存分に楽しませてくれる さすがは熱い傑作「シャドー・オブ・...

トパン

ザ・ビッグ4の長男的存在
主に拳銃を好んで使う
冷静で頭が切れる
しかし、いきなり現れたディナに振り回されて…………

演じるのは「シャドー・オブ・ナイト」のアビマナ・アルヤスティア

ディナ

ビッグボス、ペトルスの一人娘
生真面目で正義感が強い
父親の裏の顔を知らない
刑事になったディナは、父親の仇を討つため、手掛かりを探しにベルシ島を訪れるが…………

演じるのはプトリ・マリノ

ジェンゴ

ザ・ビッグ4の次男
アジア1のスナイパー
マイペースな変人で、スナイパーライフルをシスカと呼んで可愛がっている

演じるのはアリー・クリティング

アルファ

ザ・ビッグ4の長女
気の強い性格
爆発物を扱うのが得意
ペローを弟のように可愛がる

演じるのはルテシャ

ペロー

ザ・ビッグ4の末っ子
調子に乗りやすい性格
いまだにおとり役しかやらせてもらえない

演じるのはクリスト・インマヌエル

コメディ

本作はコメディ色の強いアクション映画
だが、肝心のギャグが全然笑えない
ベタというか古いというかダサいというか、正直かなり寒かった
まるで昔のアジア映画を見ているよう
これは本当に辛かった

ティモ・ジャヤントは才能のある監督だが、ユーモアのセンスはなかったようだ
またハードなアクションに戻って欲しい

アクション

くだらないギャグにはうんざりしたが、さすがにアクションは見ごたえあり
身体を張ったパワフルな格闘
ド派手な銃撃戦も爽快
悪役のアントニオやその女秘書アロも、めちゃくちゃキャラが立っていた

そして、クライマックスはかなり盛り上がる
近距離でのトパンとアントニオの銃撃戦は痺れた
爆発もド派手
とはいえ、そこに至るまでが長い
やはり、この薄い内容で2時間20分は長すぎる
1時間40分ぐらいに収めて欲しかった

ファミリー

両親のいないザ・ビッグ4のメンバー
彼らはビッグボス、ペトルスを本当の父親のように慕っていた
そして、ペトルスが死に、娘ディナが残される

ペトルスの代わりにディナを守る

そう誓う4人の絆はなかなか良かった

また堅物のディナがビッグ4の面々と次第に打ち解け、最後には兄弟のように共に戦う展開は熱い
続編も作られそうな結末だったが、キャラは魅力的だったので、もう少し内容に力を入れて欲しいところだ

まとめ

ティモ・ジャヤント監督の新作
見どころもあるが、ガッカリした部分の方が多かった
とにかく冗長だったのが残念
次回作があるなら改善して欲しい

The Big Four (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_big_4

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