Netflix「ザ・コールデスト・ゲーム」感想 世界の命運を賭けたゲーム!!

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1962年のキューバ危機を題材に、国の命運を賭けたチェスのゲームが描かれるサスペンス
米ソの威信をかけたチェスの試合
そこには想像を超えた思惑とスパイたちの暗躍が待っていた
落ちぶれた天才数学者を演じるビル・プルマンが素晴らしい
ゲームの行方もひねりがあって面白かった
チェスのゲームの裏で行われる壮絶な駆け引き
迫る核戦争の危機
内通者は誰なのか?
驚きの展開もあり、なかなか楽しめた
スパイ・スリラーが好きな人なら、見る価値あり


予告編

作品情報
作品名「ザ・コールデスト・ゲーム」(原題The Coldest Game)
監督:ルカシュ・コスミッキ
キャスト:ビル・プルマン、ロッテ・ファービーク、ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ、ジェームズ・ブルーア、アレクセイ・セレブリャコフ、コーリイ・ジョンソン
上映時間:103分
制作国:ポーランド(2019年)

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ざっくりあらすじ

キューバ危機で揺れる1962年、落ちぶれた天才数学者はソ連相手のチェスの試合に駆り出される。それは国家間の思惑が張り巡らされたスパイゲームだった…………

感想(ここからネタバレ)

ポーランド映画だが、まるでハリウッド作品のようだった

スパイ・ゲーム

1962年、世界はキューバ危機で揺れていた
ジョシュア・マンスキーはかつて優れた数学者だった
ところがある事件を起こして失脚
今ではアルコール依存症で、安っぽい酒場で賭けポーカーで稼いでいた

ある日、マンスキーは酒場を出たところで、何者かに拉致される
目が覚めるとガラスで囲まれた防音室にいた
ストーンと呼ばれるスーツ姿の女が話しかけてきた

米ソの威信を賭けたチェスの試合が行われる
そのアメリカ代表だったコニグスバークが、数日前に亡くなった
代わりにマンスキーに代表選手として出て欲しいと言うのだ
コニグスバークに最後に勝ったのは、あなただと

試合はポーランドのワルシャワで行われる
マンスキーは寝ている間にワルシャワに連れてこられていた

試合の相手はガブリロフ
ソ連一のチェスの名手だ
5本勝負で3勝した方が勝ち
しかも、このゲームには何か思惑があるようだった

気が乗らないまま、マンスキーは試合に出ることになった
大勢の観客が見守る中、最初の試合が行われる
ところがマンスキーは一手も打たないまま、よろよろと試合会場を出て行ってしまった
会場は騒然とするが…………

キューバ危機

1962年、ソビエト連邦がキューバに核ミサイル基地を建設
もし核ミサイルが配備されたら、アメリカ本土に核攻撃が可能になってしまう
輸送船に核兵器は積まれているのか
アメリカは海上封鎖をすべきかどうか、決断を迫られる

このキューバ危機をストーリーに絡めた着眼点が面白い
ソビエトのスパイが持っているマイクロフィルム
それには輸送船に核兵器が積まれているかどうかが記されている
米ソの高官たちが接触するチェスの試合会場で、受け取る手はずになっていたのだが…………

キューバ危機を描いた映画

「13デイズ」

ケビン・コスナー主演
キューバ危機に対しケネディ大統領や弟のロバート・ケネディがどう対応し、どういう決断をしたかが描かれる
緊迫のサスペンス
見ごたえあり

ポーランド

この作品はまるでアメリカ映画のようだが、ポーランド映画である
ポーランドはかつてソ連に支配されていた
そういった背景が作品でも描かれている

試合会場である科学文化宮殿
その支配人であるポーランド人のロバート
最初はソ連人にへりくだっている信用できない人物に見えた
ところが次第に誇り高いポーランド人だということが分かってくる
ロバートはソ連人の目を盗み、危険を顧みずマンスキーを援助する
非情に印象的なキャラクターだった

ビル・プルマン

ビル・プルマンと言えば、やはり「インデペンデンス・デイ」の大統領役
戦闘機に乗って自ら戦う大統領の姿がインパクトがあった
個人的に好きなのは「めぐり逢えたら」のメグ・ライアンの婚約者役
トム・ハンクスにメグ・ライアンを取られて、思わずこちらに同情してしまった
最近では「イコライザー2」などに出ていたが、主役としては久しぶり

本作でビル・プルマンが演じるジョシュア・マンスキーは、落ちぶれた天才数学者
酒びたりで、賭けポーカーで稼ぐダメ人間
やさぐれた感じがビル・プルマンのイメージと違っていたが、意外と渋くて似合っていた

アル中で酒を片時も手放せないマンスキー
チェスをするのも数年ぶり
とても代表選手など務まるわけがない
最初はそう思われたが、予想外の活躍を見せる
酒を飲むと逆に頭脳明晰になるところが面白い

実は最初はジョシュア・マンスキーは「蜘蛛女のキス」などで有名なウィリアム・ハートが演じるはずだった
ところが撮影中の事故で足を骨折
急遽ビル・プルマンが代わりに演じることとなった
作品の内容さながらに、代役に抜擢されたというのが興味深い

チェス

ワルシャワで行われた米ソの威信を賭けたチェスの試合
たかがチェスだ
しかし、両国の力の入れ具合が凄まじい
アメリカ代表だったコニグスバークは、ソ連にで殺された
そこまでするかという感じだ

5本勝負で最初の試合に快勝したマンスキー
次の試合でソ連は手を打ってきた
観客の中に催眠術師を紛れ込ませ、試合中のマンスキーの集中を妨害したのだ
実際の試合で本当にあったのかは知らないが、ちょっと笑ってしまった

チェスによる米ソの冷戦の代理戦争
壮絶な試合だった
ちなみにこの「ザ・コールデスト・ゲーム」の内容はフィクションで、実際に当時こんな試合が行われたという記録はない

スパイの暗躍

表向きはただのチェスの試合
実は国家の存亡が懸かった諜報戦だった
ソ連のスパイから会場で、マイクロフィルムを受け取らなければならない
だが、そのスパイが誰か知る唯一の人物は、あっさりと殺されてしまう
「ギフト」と呼ばれるソ連のスパイは誰なのか?
そしてアメリカ側の情報を流している内通者は?
ここはひねりのある展開で、けっこう驚かされた
スパイ映画としても悪くない出来だ

まとめ

ポーランド製のスパイ映画
大胆な発想で、なかなか楽しく見れた
ビル・プルマンは文句なしに魅力的
拾い物のサスペンスである


The Coldest Game (2019) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_coldest_game
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/371579

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