Netflix「ノエルの日記」ネタバレ感想 実の母親はどこに…………

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Netflixオリジナル映画
母の訃報を聞いて実家に帰ったベストセラー作家は、1人の女性と知り合うが…………

家族の絆を描いたロマコメ
途中までは素晴らしいが、後半失速

ずっと母親と疎遠だったジェイクが、実母を探すレイチェルという女性と出会う
過去の辛い記憶のせいで、他人と距離を置くジェイク
そんなジェイクが次第にレイチェルに心を開いていくさまが微笑ましい
ジェイクをベストセラー作家と知らないレイチェルとのやり取りも、コミカルで楽しかった
ずっと母親に捨てられたと思っていたレイチェル
そんな時に見つけた母親ノエルの日記
家族の絆の物語は感動的だった
一方、ジェイクとレイチェルのロマンスも描かれる
正直、家族のストーリーでお腹いっぱいだったので、こちらは蛇足に感じられた
決して悪い映画ではないが、尻すぼみの印象
あと犬のエヴァが可愛かった
ハートウォーミングな映画が好きなら、見て損はないだろう

予告編

The Noel Diary | Official Trailer | Netflix

作品情報
作品名「ノエルの日記」(原題The Noel Diary)
監督:チャールズ・シャイア
キャスト:ジャスティン・ハートリー、バレット・ドス、エッセンス・アトキンス、ボニー・ベデリア、ジェームズ・レマー
上映時間:99分
製作国:アメリカ(2022年)

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ざっくりあらすじ

母の死の報せを聞いて、実家に帰ったベストセラー作家ジェイク。そこで実母を探しているという1人の女性と知り合うが…………

感想(ここからネタバレ)

ロマンスというより家族のストーリー

帰省

ジェイク・ターナーはベストセラー作家で、ハンサムな容姿もあって女性から絶大な人気があった
けれどジェイクは未婚で、彼女もいなかった
家族といえるのは犬のエヴァだけ
もう数十年、母親と会っていなかった

クリスマスが迫ったある日、弁護士のマットという男性から電話があった
マットはジェイクの母親の遺産管理人ということだった
母親は先週、亡くなったというのだ
呆然とするジェイク

手続きや荷物の整理のために、ジェイクはエヴァを連れて久しぶりに実家に帰った
家の中は不用品であふれていて、もはやゴミ屋敷だった
ジェイクの母親は昔から精神を患っていた

そんな時、見知らぬ若い女性が家を訪ねてきた
ファンの追っかけかとジェイクは警戒した
その女性はレイチェルという名で、生みの母親の手掛かりを探しているということだった
母親は昔、ジェイクの家で住み込みのベビーシッターをしていたというのだ
ジェイクには全く覚えがなかった

ジェイクはレイチェルに、隣に昔から住んでいるエリーを紹介した
エリーはジェイクの父親なら、何か知っているはずだと言った
ジェイクは父親と35年会っていなかった
自分と母親を置いて、家を出ていったのだ

レイチェルと共に家の中で手掛かりを探していると、一冊の日記帳が出てきた
その日記はノエルという女性が書いたもので、彼女こそレイチェルの母親だったのだが…………

作品解説

原作はリチャード・ポール・エヴァンスの2017年の小説「The Noel Diary」

監督は「赤ちゃんはトップレディがお好き」や「花嫁のパパ」(懐かしい!)のチャールズ・シャイア

ジェイク・ターナー

ベストセラー作家でハンサムで女性からモテモテ
だが、本人は人付き合いが苦手
他人と距離を取りたがっている
それは家族との悲しい記憶に関係があり…………

演じるのは人気ドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス」のジャスティン・ハートリー
作家よりモデルの方が似合いそう

レイチェル・キャンベル

ジェイクが知り合った女性
実の母親の手掛かりを探している
イタリア語、フランス語、ドイツ語に堪能で、国連の通訳を目指している
アランという婚約者がいる
ジェイクのことを人気作家と知らずに接するが…………

演じるのはドラマ「ステーション19」のバレット・ドス

家族

数十年、実家に帰っていなかったジェイク
それは何故なのか?

父と母、兄のベンジャミン、ジェイクの4人家族だったターナー家
だが、クリスマス2日前のその日、ベンジャミンは事故で亡くなった
それから全てが変わってしまった
父は母とジェイクを残して家を出ていった
母は精神を病み、すっかり人が変わってしまった
ジェイクにとって家族とクリスマスは辛い記憶だった

本作最大の見どころは、ジェイクと父親の和解シーン
レイチェルの母親の手掛かりを探すために、しぶしぶ父親を訪れるジェイク
35年ぶりの再会だった
父親は心から喜び、過去のあやまちを謝罪した
そこで平気なふりをしていたジェイクは耐えられなくなった
父親の元を立ち去ろうとするジェイク
それをレイチェルが呼び止めた

「ここで逃げたら永遠に終わりよ!」

ジェイクは父親のところへ戻り、話を聞いた

人が変わってしまった妻とは、もう一緒にいることは出来なかった
だが、母親からたった1人残った息子を、引き離すことも出来なかった
たくさんジェイクに手紙を書いたが、そのことをジェイクは知らなかった
母親が隠していたのだ

辛かったのは父さんも同じ
ジェイクは父親のことを理解し、許した
このシーンは涙なしには見られない

ノエルの日記

養子として育てられたレイチェル
ずっと母親に捨てられたと思っていた
しかし、ジェイクの家で見つけた母親ノエルの日記には、娘への愛情があふれるほど綴られていた

現在の母親の住所が分かった
レイチェルとジェイクはそこに向かった
これはかなり盛り上がる予感…………

レイチェルと母親の再会シーンないんかいっ!!

ハンカチまで用意してたのに(嘘
ここはベタでもいいから入れて欲しかった
ジェイクとノエルが話をして終わりじゃ、あっけなさすぎる
確かにその前のジェイクと父親の再会シーンと被るけれども!!

ロマンス

短い旅を共に過ごし、ジェイクとレイチェルは惹かれ合っていく
2人はついに一夜を共にする
翌朝、ジェイクが目を覚ますと、レイチェルの姿はなかった
レイチェルには婚約者のアランがいる
それに有名人のジェイクと自分は釣り合わない
絶対に上手くいくはずがないのだ
レイチェルはジェイクの前から姿を消した

正直、この作品にロマンスっている!?
普通に浮気だし、婚約者のアランが可哀想
感動は家族の話だけで十分
それよりレイチェルと母親を(略

そんな感じでロマンス要素にいまいちノレず、しっくりこない終わり方になった
ジェイクとレイチェルはいい友達のままでいて欲しかった
確かに恋愛しなきゃロマコメにならないけれども!!(笑)

まとめ

家族にまつわるハートウォーミングなストーリー
主演2人が魅力的
犬のエヴァも可愛かった(重要
どっちつかずの印象になったのが残念

The Noel Diary (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_noel_diary
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/385472

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コメント

  1. ゆき より:

    今見終えたところです!しまとさんの感想に共感しか無いです!!!お父さんとの再会でボロ泣き、家の絵で号泣したのに、、、浮気ロマコメ笑で撃沈。これさえ無ければ…クリスマスに彼女の家まで行って振られるアランが可哀想すぎます…。。。

    • しまと より:

      コメント、ありがとうございます
      途中までは、良い映画だったんですけどね
      婚約者を信じて送り出したアランが、本当に可哀想
      ジェイクとレイチェルはハグして別れる程度で良かったのに
      無理やり恋愛に話を持って行って、台無しになった印象です