Netflix「サムバディ」ネタバレ解説 ラストシーンの説明!!

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Netflixオリジナルの韓国ドラマ「サムバディ」が配信された

出会い系アプリ「サムバディ」は絶大な人気を誇ったが、犯罪に使われるケースが多発し問題視されていた
開発者のキム・ソムは殺人犯の疑いがあるソン・ユノという男性と接触するが…………

サムバディを利用してターゲットを選ぶ連続殺人鬼
かなり過激でスリリングなサスペンス
日本のランキングで現時点で3位
米国の映画サイトIMDbでは5.7/10となっている

殺人鬼であるソン・ユノに惹かれていくキム・ソム
2人のいびつなロマンスの行方は?
そして、衝撃的なラストの意味は?

海外サイトなどを参考にして、自分なりの答えを出してみた
もちろん正しいかどうかは分からない
あくまで一つの解釈だと考えて欲しい

なおドラマのネタバレ全開なのでご注意を!!

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「サムバディ」

キム・ソムはアスペルガー症候群を患い、他人とのコミュニケーションは苦手だが、天才的なプログラマーだった
ソムは学生時代、驚異的なAIチャットプログラム「サムワン」を開発した
その才能をサマンサ・チョンは見逃さなかった

数年後、ソムはサマンサのスペクトラム社で、サムワンを進化させたマッチング・アプリ「サムバディ」を開発した
サムバディは爆発的な人気を得た
だがその一方で、サムバディが犯罪に使われるケースが多発し、批判を受けていた
殺された女性の多くが、サムバディ・アプリを利用していたというのだ
しかし、プライバシーの侵害だと言って、スペクトラム社は決してユーザーの個人情報を警察に渡そうとしなかった

ソムのチームが調べた結果、あるユーザーが同じ携帯電話で異なるSIMカードを使用し、別のアカウントで被害者の女性たちと接触していたことが分かった
この人物が殺人犯かも知れない
好奇心を抱いたソムは接触を試みることにした

チャットがつながったが相手の言葉は人為的で、当たり障りのない回答ばかりだった
その時、前の路地で猫が車に轢かれた
見に行くと、猫は瀕死の状態だ
そのことを伝えると、「僕もあなたが考えていることと同じことをします」と答えが返ってきた
今までのような無味乾燥な言葉ではなかった
ソムはカッターで猫を楽にしてやった

「あなたに会いたい」

その言葉にソムは躊躇したが、現在地を教えた
バンで駆けつけたのは、ソン・ユノという男性だった
言われるがままに、ソムはバンに乗り込んだが…………

キム・ソムを演じるのは、これがドラマ初主演となるキム・ソム
ソン・ユノを演じるのは「君の結婚式」「初対面だけど愛してます」のキム・ヨングァン
監督は「ウンギョ 青い蜜」「沈黙、愛」のチョン・ジウ

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 出会い系アプリ「サムバディ」を開発したキム・ソムは、アプリを通じてソン・ユノという魅力的な男性と知り...

発端

ソン・ユノは殺しにスリルを覚える快楽殺人者である
ユノがそうなったきっかけは、物語の1年前にさかのぼる
通っているスポーツジムで、ユノは他の利用者が出会い系アプリ「サムバディ」について話しているのを聞いた
興味に駆られて、ユノはスマホにアプリをインストールした

出会いを求める女性の一覧が表示された
ユノはたまたま近くにいた女性の1人にメッセージを送った
女性はユノにホテルで会おうと誘った
ホテルに着くと女性は、もう1人男性を誘いたいと言い出した
その3人目の男性が到着する前に、ユノと女性はベッドで抱き合った
女性はユノに「首を絞めて」と懇願した
ユノは言われた通り、首を両手で絞めた
しかし、夢中になるあまり、ユノは誤って女性を殺してしまった
そこへ3人目の男性が到着した
ユノは彼も殺さなくてはならなくなった

ソン・ユノが殺人にエクスタシーを感じるようになったきっかけ
それがわずか1年前の出来事とは意外だった
もっと幼い頃から、殺人に憧れを抱いていたのかと思っていた
ユノが殺人にのめり込むようになったのは、確かにサムバディが原因のようだ

出会い

アスペルガー症候群を患っているキム・ソム
誰も本当の自分を理解できないと思っていた
そんな時、ソムはソン・ユノと出会った
彼は他の人とは違っていた
ソムはユノに強く惹かれていく

一方、ソン・ユノもソムに運命を感じていた
他人の命に価値などないと考えていたユノ
誰もが軽薄で安っぽい存在だった
けれどソムは他の連中と違い、自分の世界を持っていた
彼女となら分かり合えるかも知れない

ユノはサムバディで別人になりすまし、自分もアスペルガー症候群に苦しんでいるとソムに悩みを打ち明けた
すっかり信じきったソムは、彼と会うことになった
ところがソムは工事中のビルに連れ込まれた
ビルには数人の男たちがいた
彼らはサムバディで「乱暴されたい」という女性からのメッセージを受けとって集まっていた
全てがソン・ユノが仕組んだことだった
追い詰められたソムは、とっさに持っていたカミソリの刃で男の1人の首を切った
男は呻きながら血を流し、床に倒れた
他の男たちは驚愕して逃げ出した

やはりソムは自分と同じく、殺人に快楽を覚える人間だ
遠くから見ていたユノは、喜びを隠せなかった
全てがキム・ソムを試すためのテストだったのだ

ヨン・ギウン

キム・ソムの友人でサイバー捜査班の刑事であるヨン・ギウン
かつて事故に遭い、下半身不随となり車椅子を利用している
彼女はサムバディで知り合ったソン・ユノに、車椅子を捨てられ山中に置き去りにされた
それ以来、ギウンはずっとユノを追っていた

ハッカーの力を借りて、ギウンはサムバディでユノと連絡を取った
ギウンはユノが指定した場所で会うことになった
だが、それは罠だった
そこは取り壊し予定地域で、ギウンは閉じ込められてしまった
瓦礫に押しつぶされそうになる寸前で、ギウンは駆けつけたキム・ソムとイム・モグォンに助けられた

ソムの新しいボーイフレンドと、自分の探している男は同一人物だ
ギウンはそう確信した

イム・モグォン

ギウンとソムの友人で祈祷師であるイム・モグォン
彼女もギウンを狙った男の正体を調べていた
そんなモグォンの前に、ソン・ユノが現れる
ユノは「俺に手を出すな」とモグォンを脅し、祭壇を壊して去っていった

「私たちにはあまり時間がない」

モグォンはギウンと一緒に、ソムのところへ行った
ソン・ユノを捕まえるには、彼女の協力が必要だ
ところがこの期に及んでも、ソムはユノをかばっていた
2人はソムの心情が理解できず、憤って立ち去った

キム・ソム

ギウンが提示した証拠で、ソン・ユノは警察に追われることとなった
深夜、ユノはキム・ソムのところを訪れた

「ソムが作ったサムバディを通じて、僕は人を殺した」

ユノはソムに告白した

「僕は君ともっと早く会いたかった」

2人は部屋で抱き合った
ユノの帰り際、ソムは彼が購入したという2人のアジトに行ってみたいと伝えた

翌日、ソムはギウンに電話し、ユノと会うことになったと伝えた
ギウンはソムのことを心配したが、彼女は行き先を言わなかった

「私にとって二度と出会えないと思うほど大切な人なの」

ソムはそう言って電話を切った
ギウンは刑事の先輩と共に、ソムの携帯の位置情報を車で追跡した
だが、ソムは携帯の入ったバッグをタクシーに置いて、自分は別のタクシーに乗り込んだ
ギウンたちはソムの乗っていないタクシーを、延々と追い続けた

ユノと会う前に、ソムが向かったのはモグォンの家だった
ソムは以前に彼女に預けたカミソリの刃を返してもらった
それはかつてユノからもらったものだった
怪訝な表情のモグォン
ソムは去り際「この人のことを占って」と紙を置いていった
モグォンが開くと、そこにはソン・ユノの名前と生年月日、そしてアジトの住所が記されていた

ラストシーンの説明

ソン・ユノはアジトでキム・ソムを待っていた

「遅くても大丈夫。僕は待っている」

ユノがビデオ・チャットを開くと、画面にはタクシーに乗っているソムの顔が映った

「僕はソムが大好きなんだ」

「ユノさん、もう一度言って」

ユノは同じ言葉を繰り返した
その時、何者かがユノの両眼を刃物で、水平に切り裂いた
何が起きたか理解できないユノ
続けて刃物がユノの首を切った
ユノは床に倒れ、悲鳴を上げた

「誰だ!? 誰なんだ!?」

ユノは血まみれでのたうちながら、スマホを手に取った
画面の中のソムが語りかけてきた

「ユノさん、もう一度言って」

「…………僕は………ソムが……………………大好きだ………」

「ユノさん、もう一度言って」

「…………ぼ、僕は…………ソムが…………」

そうしてユノは息絶えた

ビデオ・チャットはソムの罠だった
ソムは自らユノに手をかけたのだ
ユノと自分
2人の愛に未来はないと、ソムは理解していた
他者に介入されたくない
最後の瞬間を2人で迎えたかった

しばらくしてモグォンがスクーターで、ソムを迎えに来た
ユノがどうなったかは、モグォンは占いで察していた
2人はユノを残して、その場を立ち去った

ソムは職場に戻ってきた
社員たちが大画面でゲームを楽しんでいる
ソムは黙って、それを眺めた

タクシーの運転手が携帯の入ったバッグを届けに来た
ソムは運転手に礼を言って、料金を支払った
ギウンや警察は、自分はずっとタクシーに乗っていたと思っている
ユノに会う前にギウンに電話したのは、彼女なら自分の携帯の位置情報を追跡するだろうと読んでいたからだった
ソムはギウンをアリバイ作りに利用したのだ

「チーフもやります?」

誘われてソムはゲームのコントローラーを手に取った
画面を目にするソムの表情は様々に変わった

寂しそうな表情
思いつめた表情
悲しそうな表情
幸せそうな表情

これまではずっと他人の表情を模倣するだけだったソム
初めてソムの顔に本物の感情が溢れていた

翌日、ソムは再び日常生活に戻った
日々はこれからも変わらず続いていく…………

シーズン2は?

「サムバディ」の物語は完結したように見える
しかし、これは出会い系アプリで起こる多くの犯罪の一つを描いたに過ぎない
キム・ソムとソン・ユノのストーリーは終わりを迎えたが、サムバディにまつわる別の人物のドラマを描くことは可能だろう
もしくはユノの少年時代などを掘り下げたものも見てみたい気がする
とはいえ現時点でシーズン2のアナウンスはなされていない
「サムバディ」のシーズン2は実現するのか?
今は続報を待つしかなさそうだ

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 出会い系アプリ「サムバディ」を開発したキム・ソムは、アプリを通じてソン・ユノという魅力的な男性と知り...
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