Netflix「テイクオーバー」ネタバレ感想 ロッテルダムを舞台にしたサスペンス!!

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Netflixオリジナルのオランダ映画
ホワイトハッカーのメルはある企業の情報漏洩を防いだが、それをきっかけに殺人犯としての濡れ衣を着せられ…………

オランダのロッテルダムを舞台にしたサスペンス
テンポがよくて派手な見せ場もある良質なエンターテイメント

主人公のメルを始め、キャラクターが魅力的
シリアスとユーモアのバランスが絶妙
ひょんなことから命を狙われるようになるメル
敵が強大で冷酷でハラハラした
ロッテルダムの風景も美しい
クライマックスの手に汗握る展開も良かった
エンターテイメントに徹しているのが好感が持てる
オランダ映画に馴染みはないが、クォリティの高さに驚いた
この手のジャンルが好きな人なら、十分に楽しめるだろう

予告編

The Takeover | Official Trailer | Netflix

作品情報
作品名「テイクオーバー」(原題The Takeover)
監督:アンネマリー・ファン・デ・モンド
キャスト:ホリー・ブロート、ゲーザ・ワイズ、フランク・ラマース、ノーチェ・ヘルラール、ローレンス・シェルドン
上映時間:88分
製作国:オランダ(2022年)

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ざっくりあらすじ

IT企業に勤めるメルはホワイトハッカーとしての顔も持っていた。史上初の自動運転バスのシステムをチェックしていたメルは、何者かがデータを盗み出していることに気付く。メルはトロイの木馬を送って、それを阻止した。その夜、メルのアパートに武装した男たちが侵入し…………

感想(ここからネタバレ)

あまり期待していなかったのだが、普通に良作だった

侵入

IT企業に勤めるメル・バンディソンは凄腕のハッカーとしての顔も持っていた
ある日、メルは仕事でロトラマックス社の史上初となる自動運転バスのシステムチェックを行っていた
ところがデータが流出していることに気付いた
何者かにハッキングされているのだ
今夜は出会いアプリで知り合った相手と、デートの約束があった
さっさと仕事を終わらせてしまいたい
メルはトロイの木馬を相手のハッカーに送り込んで、情報流出を遮断した

デートの相手はトーマスという男性だった
メルは彼の自宅に招かれた
美味しい料理をご馳走してくれるという
ところが料理というのは、中華料理のデリバリーだった
呆れたメルは急用ができたといって、早々に立ち去った

深夜、メルがパソコンの前でうたた寝していた時だった
セキュリティが侵入者を告げた
部屋に拳銃を持った2人の男が入ってきた
メルは隙を見て逃走した

メルが警察に駆け込むと、ダウディという刑事が対応してくれた
ダウディが席を離れた時に、メルは昨夜の男たちが警察署に入ってくるのが見えた
自分を探しているのだ
メルは急いで警察署を離れた

その時、携帯に昨夜のデリバリー代を払ってと、トーマスからメッセージが届いた
メルはトーマスの家に逃げ込んだ
何事かと驚くトーマス
その時、テレビに自分の顔が映った
ニュースキャスターはメルが殺人容疑で指名手配されていると告げて…………

作品解説

監督は「ジャッキーとオーピエン」のアンネマリー・ファン・デ・モンド

メル

凄腕のホワイトハッカー
空軍基地のコンピューターをハッキングするほどの腕前
日夜、ハッカー仲間たちと企業の不正などを暴いている
自動運転バスの情報流出を防いだせいで、殺人犯の濡れ衣を着せられ…………

頭の回転が速いヒロイン
演じるのは「YOU ARE NEXT ユー・アー・ネクスト」のホリー・ブロート

トーマス

メルの一度限りのデート相手
エスコートに慣れてなく、女性の扱いが下手
お人好しな性格で、メルに振り回される

全く関係ないのに、メルと共に追われる羽目になる不幸な人
最後の活躍はちょっと格好良かった
演じるのはゲーザ・ワイズ

ブディ

伝説的ハッカーでメルの師匠
だが、ある事件をきっかけに指名手配されて逃亡中
メルは自分の無実を晴らすため、ブディを頼るが…………

逃亡中もメルのことを気にかけていたブディ
ラストは泣かせる
演じるのはフランク・ラマース

ロジャース

ハッカー集団のボスの英国人
冷酷で非情
メルを執拗に追い詰める

スタイリッシュで凄みのある悪役
演じるのはローレンス・シェルドン

オランダ映画

オランダ出身の映画監督では「ロボコップ」や「トータル・リコール」「氷の微笑」のポール・バーホーベンが有名

またNetflix映画ではナチスと戦ったオランダの銀行家の実話を基にした「正義のレジスタンス」があり、これは傑作

ナチスを打倒し国を取り戻すため、レジスタンスに資金を融資していた銀行家の驚きの実話である 非情にスリリングで見ごたえのある傑作となっている...

エンターテイメント

無実の罪を着せられ、追われる主人公
サスペンス映画でよくあるパターンだが、テンポがよくて楽しめる
また無関係なのに一緒に逃亡する羽目になるトーマスなど、色々と物語に工夫が感じられた
ロマコメ要素や適度なユーモアもいい感じ
悪役もスタイリッシュで格好良かった

クライマックスの自動運転バスの暴走シーンも見ごたえあり
こんなハリウッド映画張りの派手な見せ場も用意されているとは
オランダ映画を侮っていた
アメリカ以外でこんなエンターテイメントが作られていると思うと嬉しい限り

陰謀

何故メルは命を狙われるようになったのか?
自動運転バスに装備されていた顔認証システム
それを開発したのはシャミオンという中国の会社
実はそのシステムは認証した相手の個人情報を、全て抜き出すという恐ろしいものだった
そして、そのデータは中国に送られる
黒幕は中国政府だったのだ!!

大胆すぎる設定キターーーーーー!!

これ中国の人が見たら怒るでしょ
大丈夫なんだろうか…………

まとめ

オランダのサスペンス
総じて良く出来ていた
エンタメとして申し分なし
オランダ映画の今後が楽しみだ

The Takeover (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_takeover_2022
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/385511

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