Amazon「トゥモロー・ウォー」ネタバレ感想 未来の人類のために戦えるか!?

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Amazonオリジナル映画
2051年の未来から時空を超えて、使者がやってくる
未来ではエイリアンの襲撃を受けて、人類は滅亡寸前の危機を迎えている
生き残るために、この時代の人々も戦いに参加して欲しいというのだが…………

まごうことなき超大作
ド派手な見せ場も多くて面白かった

あの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラット主演
娘のために頑張る父親を熱演
最初の未来での戦闘がド迫力
襲ってくるエイリアンが本気で怖い
あまりの絶望的な闘いに胃が痛くなった
もはやホラー映画
単純なアクション映画ではなく、シナリオが予想以上に凝っていた
映画館で公開されなかったのが、残念に思えるスケール
プライム会員なら、見ない理由がない!!


予告編

クリス・プラット主演『トゥモロー・ウォー』予告編

作品情報
作品名「トゥモロー・ウォー」(原題The Tomorrow War)
監督:クリス・マッケイ
キャスト:クリス・プラット、イヴォンヌ・ストラホフスキー、ベティ・ギルピン、エドウィン・ホッジ、キース・パワーズ、J・K・シモンズ
上映時間:138分
製作国:アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

2051年の未来から使者がやってくる。30年後、エイリアンとの戦いで、人類は滅亡寸前に追い込まれている。未来を救うために、この時代の人々も戦いに参加して欲しい。高校教師のダンは軍から招集され…………

感想(ここからネタバレ)

こんな超大作がAmazonで配信とは…………

未来からの使者

ダン・フォレスターはかつて軍の特殊部隊にいたが、今では高校の生物の教師
研究所への転職を希望していたが、採用されなかった
落ち込んでいるダンを、妻のエミリーと9歳の娘ミューリは慰めた

そんな時、驚きのニュースが飛び込んできた
2051年から兵士の一団が、時空を超えてやって来たというのだ

未来では凶悪なエイリアンに襲撃され、人類は残り50万人を切っている
このままでは滅亡してしまう
生き残るために、この時代の人々も未来の戦いに参加して欲しい

未来の使者たちからの要請に、世界は騒然となった
それから1年が経った
何度かこの時代から兵士を送り込んだが、戦況は厳しかった
生還率は2割以下
ほとんどの人が未来で命を落とした

30年後の戦争なんて自分たちには関係ない

街では大規模な反戦運動が行われていた

そんな時、とうとうダンにも軍からの招集がかかった
エミリーは逃げようと言ってくれたが、ダンは家族のために戦うことを決意した
集められた兵士は民間人ばかりで、戦闘の素人だった
そして、ロクな訓練もしないまま、ダンたちは未来の戦場に送り込まれ…………

作品解説

本作はパラマウント映画によって、2020年12月25日に劇場公開される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止
最終的にAmazonが2億ドルで買い取った

クリス・マッケイは「レゴバットマン ザ・ムービー」で監督デビュー

本作では初めて実写映画を手がけた

クリス・プラット

高校教師で元軍人のダン・フォレスターを演じる
妻と娘を心から愛しているが、もっといい仕事に就きたいと思っている
徴兵され未来の戦争に参加することになる
そこは想像を超えた地獄で…………

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ジュラシック・ワールド」シリーズで大人気のクリス・プラット
この人は人間味のあるキャラクターを演じるのが、本当に上手い
本作でも優しいパパと、戦場で頼りになるリーダーを違和感なく演じ分けている

イボンヌ・ストラホフスキー

未来の科学者、ミューリを演じる
科学者でありながら大佐
戦場では勇敢に指揮を執る
人類を救うために、全てを捧げている
その正体は実は…………名前でバレバレ!!

イボンヌ・ストラホフスキーはテレビドラマ「CHUCK チャック」などで有名

J・K・シモンズ

ダンの父親ジェームズを演じる
かつて妻と息子を置き去りにして、家を去った
それ以来、ダンは父親を憎んでいる
今では反政府主義者として活動しているが…………

名脇役といえばこの人!
「セッション」で圧倒的な怪演を見せたJ・K・シモンズ

本作でも出番は多くないが、渋い存在感を見せている

ホワイトスパイク

突如、地球を襲撃してきたエイリアン
凶暴で人間を食す
弱点は首と腹だけ
少数のメスをオスが守っている
その凄まじい戦闘力に人類は絶望的な闘いを強いられるが…………

エイリアン襲撃

本作はエイリアン襲撃ものである
この手の作品というと「宇宙戦争」「スターシップ・トゥルーパーズ」を思い出す
だが、もっとも印象が近い作品はこれだろう

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

トム・クルーズ主演
原作は桜坂洋のSFライトノベル
「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者と人類の戦いが続く近未来
兵士のウィリアムは何度死んでも、時間が巻き戻り…………
エイリアン侵略とタイムトラベル(こちらはタイムループ)を組み合わせている点が、「トゥモロー・ウォー」に似ている

未来の戦争

本作で描かれるのは2051年の戦争
30年後、人類は絶望の危機に瀕していた
しかし、あくまで未来の話
人は未来の人類のために戦うことが出来るのか?
しかも生還率は2割以下という過酷な状況で

今の時代の自分たちが、どうして戦わなければならないのか?
そう考える人も多いだろう
実際に本作でも反戦運動などが描かれている

だが、それは子供たちのためでもある
勉強しても進学しても、どうせ地球が滅ぶのなら意味がない
すっかり希望を失った子供たち
そして、まだ幼い娘のミューリ
ダンはミューリや子供たちのために、戦うことを決意する

最初の戦闘

未来での最初の戦闘が凄まじい
ロクな訓練もしないまま、いきなり未来の戦場に送り込まれることになったダンたち
しかも座標がずれて、到着した先は遥か上空
敵と一回も戦闘を交えないまま、次々と墜落死する仲間たち
壮絶な場面である

そして、凶悪なホワイトスパイクの群れ
銃もほとんど通用しない
仲間たちがあっさりと餌食になっていく
数十人いた兵士が、あっという間に数人に
まさにこの世の地獄である
まるでホラー映画でも見ているようだった

父と娘

ダンが2051年で出会った科学者
それは娘ミューリの成長した姿だった
驚きを隠せないダン

全世界の人口が50万人を切り、絶望的な戦いを強いられている人類
ミューリたちを救う手段はないのか?
ダンの帰還の期限は刻々と迫っている
この辺りの父と娘のドラマも見ごたえがあった


タイムトラベル

本作はタイムトラベルものでもある
様々な伏線が収束していく様は爽快
かなりシナリオが練り上げられていて面白かった
これぞタイムトラベルものの醍醐味である

残念だったのは、途中で勢いが失速すること
前半が良かっただけに、後半でダンが現代に戻ってからが、少し中だるみを感じた
2時間20分というのは、やはり長かったかも知れない

とはいえクライマックスはちゃんと盛り返す
最終的には満足度の高いエンターテイメントだった
劇場公開していれば、大ヒットしていたかも知れない

まとめ

よく出来たエイリアン侵略もの
見せ場も多くスリル満点
父と娘のドラマも良かった
押さえておくべき一作だろう

The Tomorrow War (2021) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_tomorrow_war
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/377336

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