Netflix「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ」ネタバレ感想 隣の家を覗くな!!

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Netflixオリジナルのサスペンス映画
広場恐怖症で家を出られない女性アナは、隣の家で恐ろしい犯罪を目撃してしまい…………

実力派監督に豪華キャスト
過度な期待をしなければ、なかなか楽しめる

エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、アンソニー・マッキー
豪華すぎるキャスト
監督は「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のジョー・ライト
一流の面々が勢ぞろいだが、思いのほかB級映画だった!!
演出が過剰で、前半はいまいち入り込めなかった
しかし、後半の怒涛の展開で、いっきに引き込まれた
エイミー・アダムスの熱演も見どころ
ミステリーやサスペンス好きなら、楽しい時間を過ごせるだろう


予告編

『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ」(原題The Woman in the Window)
監督:ジョー・ライト
キャスト:エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンソニー・マッキー
上映時間:101分
製作国:アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

広場恐怖症を患い、家から出られない女性アナ。彼女の楽しみは窓から外を覗くことだった。ある日、アナは隣の家で殺人事件が起きるのを目撃してしまい…………

感想(ここからネタバレ)

どこか昔懐かしいサスペンス

目撃

児童セラピストのアナは、広場恐怖症で家から外に出られなかった
夫と娘のオリヴィアとは別居中
精神安定剤とアルコールに溺れる日々
そんなアナの楽しみは古い映画を見るのと、窓から外の様子を覗き見することだった

隣の家にラッセルという一家が引っ越してきた
アナはラッセル家の一人息子、イーサンと知り合った
彼は厳格な父親アリステアに怯えているようだった
イーサンにアナは、何かあったらいつでも訪ねてきてと優しく言った

そんなある日、具合が悪くなったアナは、イーサンの母親のジェーンに介抱された
しばらく一緒にいるうちに、2人は意気投合
お互いの子供のことを語り合った

イーサンとジェーン
ラッセル家の2人は何か隠しているようだった
アナは気になって、窓から隣の家を覗き見るようになった
ある夜、アナはジェーンが刃物で刺されるのを目撃して…………

作品解説

原作はA・J・フィンの同名のベストセラー小説


ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上

本作は2019年10月4日に全米公開される予定だったが、テスト試写が不評で撮り直しとなり、公開は2020年に延期となった
さらには20世紀フォックスとディズニーの合併や、新型コロナウイルスの影響で再度延期
最終的にはNetflixでの配信となった

監督は「プライドと偏見」や「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」で高い評価を得たジョー・ライト

エイミー・アダムス

児童セラピストのアナを演じる
過去の事故のトラウマで、家に引きこもっているアナ
薬と酒びたりの毎日
そんなアナが殺人事件を目撃してしまい…………

「魔法にかけられて」、「アメリカン・ハッスル」、「マン・オブ・スティール」、「メッセージ」
次々と話題作に出演するエイミー・アダムス
本作では精神が不安定な女性を熱演

ゲイリー・オールドマン

隣に越してきた男、アリステアを演じる
息子のイーサンも妻のジェーンも、どこか彼に怯えている様子
アナはアリステアが家族を虐待しているのではと疑うが…………

ゲイリー・オールドマンは「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」に続いてのジョー・ライト作品
「Mank マンク」の熱演も記憶に新しい

Netflixオリジナル映画 デヴィッド・フィンチャーの6年ぶりの監督作品 マンクこと脚本家のハーマン・J・マンキーウィッツは、いかにし...

ジュリアン・ムーア

アリステアの妻、ジェーンを演じる
ジェーンと親しくなったアナ
アナはジェーンが殺される場面を目撃し、警察に通報する
ところが警察とアナの前に現れたジェーンは、前とは別人で…………

「アリスのままで」でアカデミー主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア
ゲイリー・オールドマンとの共演は2001年の「ハンニバル」以来


裏窓

本作を見て誰もが連想するのは、ヒッチコックの名作「裏窓」だろう

「裏窓」
言わずと知れたヒッチコックの代表作
ほぼ部屋の中だけで物語が展開するのに、退屈させないヒッチコックの演出力が凄い
ジェームズ・スチュワートも好演
サスペンスとユーモアのセンスも抜群だった

隣の家での殺人を目撃
ところが誰も信じてくれない

正直、本作は「裏窓」とかなり似ている
ジョー・ライト監督もそれは承知の上で、冒頭のテレビにジェームズ・スチュアートがチラッとだけ映る

幻覚と現実

本作は演出がかなり過剰な印象
精神が不安定なアナの視点で描いているためだろうが、前半は非常に見づらかった
映像やカット割りもやりすぎなぐらいで、物語に入り込めなかった

しかし、別人のジェーンが登場する辺りから、俄然と面白くなる

あの夜、一緒に過ごしたジェーンは存在しないのか?
どこまで幻覚で、どこまでリアルなのか?

見ているこちらまで、分からなくなってくる
そして、アナの悲惨な過去が明らかになる場面は、エイミー・アダムスの壮絶な演技も相まって息を呑んだ

真相

そして、最後に明らかになる真犯人
これには普通に驚いた
クライマックスの演出もやりすぎな感じだが、ここまでくると何だか楽しくなってきた!!

ストーリーも演出も、現代が舞台とは思えないほど古めかしい
だが、どこか懐かしくもある
何だかんだで嫌いじゃない

まとめ

あまり批評家受けしそうにない一作
でも全然楽しめた
ここまでB級だと、むしろ清々しい
豪華スターが共演のサスペンスを、気軽に楽しむのが正解だろう

Netflix「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ」ネタバレ解説 事件の詳細の説明!!

Netflixで5月14日に配信されたミステリー映画「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ」 世界中で人気を集めているようだ エイミー・ア...


The Woman in the Window (2021) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_woman_in_the_window_2020
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/376893

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