Netflixオリジナル映画
特殊部隊員のパーカーは父の死の報せを受けて、故郷へ帰るが…………
主演のジェシカ・アルバが体当たりの熱演
どこか昔懐かしいアクション映画
父の死の謎
田舎町にはびこる陰謀
斬新さはないが、安定の作り
正義感の強いパーカーは応援したくなる主人公
脇のキャラクターも魅力的だった
アクションシーンの見せ場も十分に用意されている
なかなか良質な娯楽映画
突出したところはないが、安心して楽しめる作品だ
予告編
作品情報
作品名「トリガー・ウォーニング」(原題Trigger Warning)
監督:モーリー・スルヤ
キャスト:ジェシカ・アルバ、マーク・ウェバー、アンソニー・マイケル・ホール、トーン・ベル、ガブリエル・バッソ、ジェイク・ウィアリー
上映時間:106分
制作国:アメリカ(2024年)
ざっくりあらすじ
特殊部隊員のパーカーは父の死の報せを受けて、故郷へ帰った。だが、その死には不審な点が多く、パーカーは独自に捜査を開始するが…………
感想(ここからネタバレ)
どこか80年代風のアクション映画…………
「トリガー・ウォーニング」
パーカーは熟練の特殊部隊員
ある日、パーカーの携帯が鳴った
彼女の父親ハリーが亡くなったというのだ
そうしてパーカーは数年ぶりに故郷の町・クリエイトへ帰った
クリエイトでパーカーは、保安官で元恋人のジェシーから話を聞いた
父は鉱山の落盤で亡くなったらしい
ジェシーは自殺の可能性もあるというが、パーカーは否定した
あの父が自殺なんてするわけがない
パーカーに残されたのは、父が経営していたバーだけだった
父の友人マイクに、パーカーは事故現場に案内してもらった
そこは今は使われていない鉱山で、父のお気に入りの場所だった
だが、現場を見て、パーカーは違和感を覚えて…………
作品解説
監督は「マルリナの明日」「愛を語るときに、語らないこと」などのモーリー・スルヤ
モーリーはインドネシア出身で、本作は彼女の初の英語作品である
撮影は2021年10月にニューメキシコで終了した
パーカー
特殊部隊員
戦闘のプロで、特にナイフを得意とする
正義感の強い性格
父の死をきっかけに、数年ぶりに故郷へ帰るが…………
演じるのは「シン・シティ」「ファンタスティック・フォー/超能力ユニット」などのジェシカ・アルバ
本作では体当たりのアクションを披露している
ちなみに日本語吹き替え版では坂本真綾が担当
ジェシー・スワン
保安官でパーカーの元恋人
父の死を報せてきた
弟で問題児のエルヴィスには手を焼いている
演じるのは「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」「13の選択」などのマーク・ウェバー
スワン上院議員
ジェシーの父親で故郷の有力者
再選を狙っているようだが…………
演じるのはアンソニー・マイケル・ホール
かつては「すてきな片想い」「ブレックファスト・クラブ」など、ジョン・ヒューズ作品で活躍
最近は「ハロウィン KILLS」などで脇役として活躍している
80年代風
凄腕の特殊部隊員が父の死をきっかけに、数年ぶりに故郷へ帰ってくる
どこかで聞いたことのあるような設定
アメリカでは本作の脚本を、「ランボー」と「ジョン・ウィック」を合わせた女性版と評された
正直、ありがちなストーリーだが、それゆえの王道の安心感がある
女性であるパーカーが悪党の男たちを、次々と倒していく姿は文句なしに格好いい
田舎町にうごめく陰謀
父の死の謎
ミステリー要素もあり、退屈することなく見ることが出来た
どこか懐かしさを感じさせる作品だ
B級映画
見る前はもっとB級映画を予想していた
しかし、見終わってみると作品のクォリティもなかなかの出来栄え
シンプルな娯楽作品だが、安っぽい印象に陥っていない
その理由のひとつはキャラクターを丁寧に描いているところにある
町の人々、特に父の親友マイクのキャラクターは、ユーモアに溢れ魅力的だった
パーカーの上官で頼りになる男スパイダーも格好いい
そして、悪役であるスワン一族
特に元恋人で保安官のジェシーとパーカーの関係は、見ごたえがあった
その決着も主人公が女性ならではの演出で、切なさを感じさせた
モーリー・スルヤ監督の手腕は確かなものといえるだろう
まとめ
良質なアクション映画
どこか懐かしい気分にさせられた
ジェシカ・アルバも見事な熱演
アクション映画好きなら、楽しい時間を過ごせるだろう
Rotten tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/trigger_warning_2024
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/395305
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