Netflix「Ultraman: Rising」ネタバレ感想 スーパーヒーローと子育ての両立は大変!!

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ウルトラマンのCGアニメがNetflixに登場
サトウ・ケンは野球界のスター選手だったが、ウルトラマンとしてのもう一つの顔があって…………

外国人監督によって作られたウルトラマン映画
出来は悪くないが、好みは分かれそう

アニメーションのクォリティは高い
序盤のネロンガとの戦いは興奮した
日本の描写はかなりリアル
巨人や阪神など実在の球団が出てくるのも面白かった
物語のメインは子育て
赤ちゃん怪獣のエミは愛らしかった
ケンが子育てに悪戦苦闘する姿も楽しい
しかし、怪獣バトルが足りない
ちょっと思っていたのと違うような…………
ただし、ハートウォーミングなドラマとしては悪くない
ある意味、今風のウルトラマンと言えるだろう

予告編

『Ultraman: Rising』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「Ultraman: Rising」
監督:シャノン・ティンドル
キャスト:クリストファー・ショーン、ゲディ・ワタナベ、タムリン・トミタ、キーオニー・ヤング、ジュリア・ハリマン
日本語吹き替え:山田裕貴、小日向文世、早見あかり、立木文彦、恒松あゆみ
上映時間:120分
制作国:アメリカ、日本(2024年)

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ざっくりあらすじ

野球界のスター選手であるサトウ・ケンには、ウルトラマンとしてのもう一つの顔があった。だが、野球とスーパーヒーローの両立は困難で…………

感想(ここからネタバレ)

サトウ・ケンのモデルはやっぱり大谷?

「Ultraman: Rising」

メジャーリーグのスタープレイヤーであるサトウ・ケンは、いきなり日本に帰国し、巨人に入団した
マスコミはどういう心境の変化なのかと騒ぎ立てた
実はケンにはウルトラマンとしてのもう一つの顔があった
怪我で戦えなくなった父親の代わりに、ウルトラマンとしての務めを果たすために、日本へ戻ったのだ

しかし、野球とスーパーヒーローの両立は困難だった
成績は散々で、怪獣との戦いも失敗続き
ファンやマスコミからも叩かれ、ケンは疲れ切っていた

そんなある日、強大な怪獣ジャイガントロンが出現
ケンがウルトラマンに変身して駆けつけた時には、KDF(怪獣防衛隊)がジャイガントロンを囲んでいた
ジャイガントロンはKDFの攻撃によって海に沈んだ
だが、そこには巨大な卵が残されていて、中から赤ちゃんが孵化した
とっさにケン(ウルトラマン)は、KDFに見つかる前に、その子を連れて帰ったが…………

作品解説

監督・脚本は「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」で原案・キャラクターデザインを務めたシャノン・ティンドル

「スター・ウォーズ」「ジュラシック・パーク」などのILMがCGアニメーション制作を担当

サトウ・ケン

メジャーリーグのスター選手
いきなり日本に帰国し、巨人に入団した
かなり自己中な性格
ウルトラマンとしての使命に辟易していたが…………

先代のウルトラマンである父親とは疎遠
野球でもワンマンプレイが目立つ
そんなケンが赤ちゃんの怪獣を育てる羽目になり…………
日本語吹き替えは「HiGH&LOW」シリーズなどの山田裕貴が担当

サトウ教授

ケンの父親
先代のウルトラマンだが、怪我で引退
息子を遠くから見守っている

日本語吹き替えは小日向文世
最近はNetflix映画「シティーハンター」にも出演していた

あの「シティーハンター」が日本で初の実写化 超一流のスイーパーだが、美女には弱い冴羽リョウは、ある有名コスプレイヤーの捜索を依頼されるが…...

エミ

ケンが拾った赤ちゃん怪獣
ジャイガントロンの娘
ウルトラマンを父親だと思っている

ウルトラマン愛

監督が外国人ということで、見る前は不安も大きかった
しかし、見てみると悪くない
日本の描写もリアル
何よりウルトラマンへのリスペクトが感じられた
特にお馴染みの渦を巻きながらタイトルが出現するシーンには大興奮

ウルトラマンの正体が野球のスター選手というのは、思いもよらない発想
自宅に秘密基地があるところなど、どちらかというとバットマン
怪獣防衛隊も本作では敵
外国人監督ならではの発想で、これはこれで新鮮だった

だが、気になる点もあった
ウルトラマンが何者なのか、劇中で全く語られないのだ
M78星雲から来た宇宙人なのか、サトウ教授が開発した秘密兵器的なものなのか
そもそも何故ケンが変身できるのか、一切説明がない(ベーターカプセル的なものも出てこない)
もちろん、ちゃんと設定はあるのだろうが、少し不親切に感じた

子育て

本作のウルトラマンが目指すのは調和
怪獣を倒すのではなく、保護する立場
かなり今風の作品だと言える

そのためストーリーのメインとなるのはウルトラマンの子育て
拾った赤ちゃん怪獣エミの世話に、悪戦苦闘するケン
しかし、次第にエミに愛情を抱くようになっていく
我がままで自己中心的だったケンが、成長していく姿は爽快
良質のハートウォーミング作品になっている
とはいえウルトラマンとしてはかなり異色だ

実はシャノン・ティンドル監督が最初に考えたストーリーは、我がままな億万長者が孤児を引き取ることになり成長を余儀なくされるというもの
ウルトラマンとは全く関係のない物語だったのだ
それが紆余曲折があり、ウルトラマンというキャラクターにそのアイデアを組み込んだ
違和感があるのも無理はない
とはいえ、こういうウルトラマンも個人的にはアリだと思う

怪獣バトル

個人的にはこういうウルトラマンのエピソードがあってもいいとは思う
しかし、ぶっちゃけウルトラマンで見たいのは怪獣バトル
そういうシーンが少なすぎる
序盤のネロンガとの戦いが素晴らしかったので、余計にそう感じた

本作は決して悪い作品ではない
だが、どこかポリコレ的というか意識高い系な印象
今や怪獣の人権にも配慮しなければならない時代になってしまったのか
確かに怪獣だからといって、問答無用で倒すのもどうかと思うが…………
最後の敵がロボットというのもガッカリ
ネロンガ以外の懐かしの怪獣ももっと見たかった
とにかく理屈はいいから、怪獣バトルを見せろ!!
そういう意味で最近の作品では、「シン・ウルトラマン」の方が好みだった

「シン・ゴジラ」のスタッフが「ウルトラマン」を現代に蘇らせる 謎の巨大生物”禍威獣”が猛威を振るう日本 そこに銀色の巨人が突如出現し……...

まとめ

海外で作られたウルトラマン
求めていたものとちょっと違う
そんな物足りなさはあったが、作品としては悪くない
続編もありそうなラストだったので、そちらに期待

Ultraman: Rising (2024) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/ultraman_rising
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/377089

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