Netflix「シティーハンター」ネタバレ感想 あふれるシティーハンター愛!!

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あの「シティーハンター」が日本で初の実写化
超一流のスイーパーだが、美女には弱い冴羽リョウは、ある有名コスプレイヤーの捜索を依頼されるが…………

鈴木亮平演じる冴羽リョウが文句なしに最高!
原作愛に溢れた「シティーハンター」の実写作品決定版

香港やフランスでは作られたのに、何故か肝心の日本では実写化されていなかったシティーハンター
その待望の実写映画化と聞いて、期待と同時に不安もあった
しかし、見事に「シティーハンター」の決定版といえる出来栄えになっている
とにかく鈴木亮平の冴羽リョウが最高
ふざけた姿とシリアスのバランスが絶妙だった
また香役の森田望智がめちゃくちゃハマっていた
そして、アクションシーンが本当に格好いい
リョウの銃さばきが素晴らしかった
もっこりへのこだわりも凄い(笑)
コンプライアンスなどどこ吹く風の姿勢が清々しかった
エンディングに「Get Wild」を流すなど、分かってる感が半端ない
見終わった後、多幸感に包まれた
アニメ版も好きだが、シティーハンターは実写の方が向いているかも知れない
そう思わせてくれた良作
ファンなら絶対に見ておくべき!!

予告編

『シティーハンター』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「シティーハンター」
監督:佐藤祐市
キャスト:鈴木亮平、森田望智、安藤政信、華村あすか、木村文乃、橋爪功
原作:北条司
上映時間:102分
制作国:日本(2024年)

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ざっくりあらすじ

射撃の腕は超一流だが、美女にはめっぽう弱い冴羽リョウ。リョウは新宿で相棒の槇村と共に、スイーパーとして活躍していた。ある日、リョウたちは有名コスプレイヤーのくるみの捜索という依頼を受ける。一方で謎の組織もくるみを追っていて…………

感想(ここからネタバレ)

80年代に戻った気分…………

「シティーハンター」

冴羽リョウは凄まじい射撃スキルを持った超一流のスイーパー
しかし、美女にはめっぽう弱かった
リョウは相棒で元刑事の槇村秀幸と共に、新宿を拠点にして活動していた

ある日、リョウたちに美しい女性から妹を探して欲しいという依頼が入る
名前はくるみで、有名コスプレイヤーということだった
美女からの依頼で喜んで引き受けるリョウ
一方その頃、新宿では謎の暴力事件が多発しており、警視庁の敏腕刑事・野上冴子も手を焼いていた

リョウはくるみを暴力団事務所で発見
危ないところにリョウはさっそうと乗り込んだ
ところがくるみはリョウたちから逃げてしまう
残されたのは彼女が持っていた青い液体の薬品だけだった

くるみを見失い、仕方なく槇村はリョウと別れてレストランへ向かった
その日は妹・槇村香の誕生日だった
槇村は成長した妹に、大切な話を打ち明けるつもりだった
ところがそこへ、トラックが突っ込んできて…………

作品解説

原作は北条司の人気コミック「シティーハンター」

監督は「名も無き世界のエンドロール」の佐藤祐市

エンディング曲は新たに制作されたTM NETWORKの「Get Wild Continual」

冴羽リョウ

新宿を拠点とするプロのスイーパー
射撃の腕は超一流で、格闘技術にも秀でている
黙っていればクールで格好いいのだが、比類なきドスケベで美女に弱いという致命的な欠点がある
別名「恐怖のもっこり男」

演じるのは「西郷どん」「TOKYO MER 走る緊急救命室」などの鈴木亮平
「冴羽獠を演じてみたい」と10年前から言っていただけあって、入魂の演技となっている
その鍛え抜かれた肉体や銃さばきは素晴らしかった
また三枚目的なハジケっぷりも見事
ここまでフルスロットルでやってくれるとは
途中から冴羽リョウを演じる鈴木亮平ではなくて、冴羽リョウ本人にしか見えなくなった

槇村香

リョウの相棒・槇村秀幸の妹
男勝りの性格
兄の死の原因を自ら突き止めようとするが…………

演じるのは「さよなら、バンドアパート」「全裸監督」の森田望智
彼女の香役はリョウとの相性もバッチリで、めちゃくちゃ良かった
「全裸監督」で黒木香を怪演した女優とは思えない(あれ? 今、気付いたが名前も同じ香だ)

あの「全裸監督」がシーズン2として、2年ぶりに帰ってきた!! 1990年、村西とおる率いるサファイア映像は快進撃を続けていた そして、村...

槇村秀幸

リョウの相棒で元刑事
妹の香を溺愛している
その香の誕生日に組織に狙われて命を落とす

演じるのは「キッズ・リターン」「貞子vs伽椰子」などの安藤政信
槇村は出番は少なかったが、原作でも好きなキャラクター
実写版にも登場して嬉しかった

実写「シティーハンター」

実写版「シティーハンター」と言えば、思い出すのが1993年の香港映画
ジャッキー・チェンが冴羽獠を演じるのだが、これがかなりアレな作品
ジャッキーが何故か唐突に『ストリートファイターII』のキャラになって戦ったりする
かなりふざけた作品で、ジャッキーファンの自分でも見ていてかなりきつかった
そういえば後藤久美子も出てたなー

次に思い出すのがフランスで製作された2019年の「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」
これはシティーハンター愛がビシビシと感じられて、かなり良かった
キャストもなかなか好演
特に海坊主のクリソツ度が素晴らしい
非常に好感の持てる作品だが、何で日本より先にフランスで実写化されてんの?と悔しくもあった

日本版「シティーハンター」

そして、ついに本家である日本版が満を持して登場
だが、見る前は不安もあった
アニメ映画「劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉」やフランス版実写映画
かなり出遅れた感が否めない
これで失敗したらどうしよう?

だが、その心配は杞憂に終わった
正直、序盤はあまりのおふざけぶりに、見ていてキツイものを感じた
けれど、ストーリーが進行するにつれ、徐々にのめり込んでいった

特に素晴らしいのは緩急
普段のふざけた態度のリョウと、戦闘モードのリョウ
そのメリハリが素晴らしい
これこそが「シティーハンター」の魅力
確かな原作への理解度が感じられた

そして、ガンファイトが本当に格好いい
鈴木亮平の鍛え抜かれた身体や見事な銃さばきによって、リョウの無敵っぷりの説得力も凄い
敵組織「ユニオン」の冷酷さも良かった
完全に「シティーハンター」ワールドにどっぷりハマってしまった

元々、原作はコミックとはいえ、かなりリアル寄りの内容
本作を見たら、アニメより実写の方が向いていたとさえ感じられた
そしてスタッフや演者の溢れるようなシティーハンター愛
これぞ「シティーハンター」の実写、決定版と言っていいだろう

続編

本作で描かれるのは、香がリョウの相棒になるまで
いわば始まりの物語である
これは続編を期待せざるを得ない
特に海坊主が見てみたい(日本人で演じられる人がいるかという不安はあるが…………マフィア梶田?)

まとめ

実写版「シティーハンター」、めちゃくちゃ面白かった
スタッフやキャスト、特に鈴木亮平のシティーハンター愛がビシビシ伝わってきた
娯楽に徹しているのも潔い
Netflixさん、シティーハンター続編をマジで頼んます!!

City Hunter (2024) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/city_hunter_2024
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/386129

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