Netflix「セーヌ川の水面の下に」ネタバレ感想 超A級サメ映画がフランスから登場!!

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フランスのサメ映画
かつてサメに仲間たちを殺されたソフィアは、そのサメがセーヌ川に現れたことを知り…………

超極上のサメ映画
面白すぎて、体感15分

ほとんどネタが出つくして、もはや完全にB級と化した感があるサメ映画
まさかの超A級作品がフランスから登場するとは!!
パリのど真ん中にサメが出現するというアイデアが素晴らしい
ストーリーもリアルで、凄まじい緊迫感
サメに仲間を殺されたソフィアや、パリを守ろうとする巡査部長のアディルのキャラクターも良かった
そしてサメが本当に恐ろしい
水中でのシーンの緊張感が凄まじかった
クライマックスも大迫力
演技、演出、撮影、ストーリー、全てが一流
まさに最先端のサメ映画
あの不朽の名作「ジョーズ」に並んだかも知れない
サメ映画やパニック映画が好きなら必見!!

予告編

セーヌ川の水面の下に | 日本語の予告編 | Netflix

作品情報
作品名「セーヌ川の水面の下に」(原題Sous la Seine)
監督:ザヴィエ・ジャン
キャスト:ベレニス・ベジョ、ナシム・リエス、レア・レヴィアン、アンヌ・マリヴァン
上映時間:103分
制作国:フランス(2024年)

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ざっくりあらすじ

かつてサメに仲間たちを殺されたソフィアは、いまだに立ち直ることができないでいた。そんな時、セーヌ川にあのサメが出現したことを知り…………

感想(ここからネタバレ)

クォリティが高すぎて驚いた…………

「セーヌ川の水面の下に」

環境保全に熱心な科学者のソフィアは、夫のクリスや仲間たちと共に、太平洋ゴミベルトを訪れていた
その目的はアオザメを監視し、保護することだった
リリスと名付けた子ザメに、ソフィアはビーコンをつけて追跡していた
しかし、リリスは驚くべきことに、ほんの数ヵ月で7メートルもの巨大なサメになっていた
水中でクリスや仲間たちはリリスに襲われ、ソフィアも深手を負った

それから3年が経った
パリではトライアスロン大会が間近に迫っていた
ソフィアは水族館に勤めていたが、いまだにあの悲劇から立ち直れていなかった
そこへミカという若い女性が訪ねてきた
リリスのビーコンの信号を、セーヌ川で捉えたというのだ
彼女は環境活動家で、サメの生命を守りたいという

ミカはソフィアが止めるのも聞かず、信号を追ってセーヌ川に潜った
だが、巡査部長のアディル率いる水上警察に捕まった
ソフィアも警察に呼び出された
セーヌ川にサメがいるという話に、アディルは耳を貸そうとしなかったが…………

作品解説

監督は「Lupin/ルパン」シリーズの ザヴィエ・ジャン

Netflixオリジナルのフランスのドラマ 汚い罠によって非業の死を遂げた父 成長したアサンは父の無念を晴らすことを誓うが………… ...

ソフィア

海洋科学者
かつてサメに夫や仲間たちを殺され、いまだにその悲しみから立ち直れていない
そのサメ「リリス」がセーヌ川に現れたと知り…………

演じるのは「アーティスト」や「キャメラを止めるな!」のベレニス・ベジョ
真に迫った演技で、物語にリアリティを与えている

アディル

水上警察の巡査部長
元々は軍人だった
正義感の強い性格
セーヌ川にサメがいるという話を、最初は笑い飛ばすが…………

演じるのは「FARANG/ファラン」でもザヴィエ・ジャン監督と組んだナシム・リエス

サメ映画

かつてスティーヴン・スピルバーグ監督の「ジョーズ」は世界を震撼させた
それ以来、大量のサメ映画が作られてきた
中には「ディープ・ブルー」や「ロスト・バケーション」など良作もあった
しかし、その大半は酷い出来
先日見た「MEG ザ・モンスターズ2」も頭が痛くなる出来栄えだった(1作目はけっこう好きだったのだが…………)

サメ映画といえばB級映画
もはやそんなところまで落ちぶれていると言っていいだろう

サメ映画新世代

だが、ここにきて傑作が、まさかのフランスから登場
この映画が素晴らしいのは、サメが本気で恐ろしいところ
なかなか姿を見せない演出も、分かっている感がある(川の濁った水が実に効果的だった)
チープな印象を植え付けられていたサメが、恐ろしいモンスターとして返り咲いたのだ
並の監督には不可能な芸当だ

パリのど真ん中にサメが現れるというアイデアも秀逸
海に行かなければ安心だと思っていたサメが、街の中心に出現
いっきに恐怖が身近なものとなった

キャラクターも魅力的
役者の演技も上手く、こけおどしではないリアリティが感じられた
特にパリのクソ市長

ソフィアや警察が止めるのも聞かずに、トライアスロン大会を強行
「ジョーズ」のボーン市長を彷彿とさせるクズっぷりで、微笑ましかった

そして、ストーリーが普通に面白い
政府や警察、環境活動家など、様々な組織の思惑が見ごたえがある
またスリリングなシーンは多いが、前半は意外なほど人が死なない
まるでドキュメンタリーを見ているかのようだった
ところが中盤の地下墓地のシーンで、恐怖がいっきに炸裂
パニックになった人々が、次々とサメに襲われるシーンは衝撃だった

そして、ここまでやるかというクライマックス
パリが大変なことに
地味なタイトルに反して、そのエスカレートっぷりが壮絶
ラストはいっそ清々しかった

まとめ

サメ映画がこんなに怖かったのは、いつ以来だろう
クォリティでは、あの「ジョーズ」に並んだかも知れない
最近、エンタメ作品はハリウッドより、フランス製の方が面白い気がする
サメ映画が好きなら、絶対に見るべき作品だ

Under Paris (2024) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/under_paris
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/395274

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