【興行成績】なぜ映画「キャッツ」は爆死したのか?

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世界でもっとも成功したミュージカルといわれる「キャッツ」
観客動員数は8100万人を超える
それがついに実写映画化!!
日本でも2020年1月24日に公開される

誰からも愛されるミュージカルの金字塔
期待せずにはいられない
ところが、12月20日に公開されたアメリカでは、悲惨な結果になっているようなのだ
いったい何が原因だったのか?

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作品解説

1981年のロンドンでの初演以来、世界中で愛され続けている「キャッツ」
日本での公演も1万回を超える
その「キャッツ」が満を持しての実写映画化
集まったキャストやスタッフも凄い

監督は「レ・ミゼラブル」「英国王のスピーチ」のトム・フーパー
製作総指揮はスティーブン・スピルバーグに、ミュージカル劇「キャッツ」の作曲者であるアンドルー・ロイド・ウェバー
出演は世界的バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワードのほか、ジェームズ・コーデン、ジェニファー・ハドソン、テイラー・スウィフト、ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン
豪華なメンバーだ

満月の輝くある夜、特別な舞踏会が開催される
猫たちの特別な夜
その日は新しい人生を生きることが出来る、たった一匹の猫が選ばれるというが………………

オープニング成績

「キャッツ」の製作費は9,500万ドル(マーケティング費用は含まれず)
関係者はオープニング成績を1500万から2,000万ドルと予想していた

ところが実際はわずか650万ドルで初登場4位だった
これは3,000を超える劇場で公開された作品の中では、史上最悪のオープニングの上位20位にランクされる
1億ドル近い製作費の大作からすれば、まさに大惨敗だった
アメリカ以外も芳しくなく440万ドル
全世界で1090万ドルという厳しい結果となった

話題性も抜群
スタッフやキャストも豪華
それでも爆死した原因は何だったのか?

「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

12月20日
その日は「スター・ウォーズ」サーガの完結編となる「スカイウォーカーの夜明け」の公開日だった

普通ならぶつかるのを避けるだろう
だが、ユニバーサルには勝算があった
「スター・ウォーズ」に興味のない若い女性の映画ファンを集めれば、1500万ドルは稼げるだろう

その目論見はもろくも外れたようだ
「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」は新3部作で最低のオープニングとはいえ、1億7,550万ドルの大ヒット
「キャッツ」は公開5週目の「アナと雪の女王2」にすら勝てなかった
若い女性は「キャッツ」を見に行くぐらいなら、アナ雪へ行ったようだ

予告編の反応

「キャッツ」の最初の予告編は2019年の7月に公開された
ところが、これが大不評だった
CGで毛皮を合成されたキャストの姿
それが人々には不気味に見えたのだ

Twitterでは予告編を見た人々の反応があふれた

「これは猫なの? 人間なの?」
「猫じゃなくてミュータントだろ」
「気持ち悪い」
「まるでポルノだ」

こういった観客の「キャッツ」の見た目への評価は、公開後も覆ることはなかった
予告編が興行成績に影響を及ぼすとするなら、これは大打撃だろう

CG

「キャッツ」は人間に毛皮を合成するために、CGを使用した
CG映画とは膨大な時間がかかるものだ
たとえばピクサーの映画などは、完成までに4年から7年の期間を費やしている

「キャッツ」の撮影は2018年12月に始まり、2019年4月に終了した
それからたった7ヵ月で、作品を完成させなければならなかった

一般的な実写映画を撮影から編集まで1年で終わらせるというのは、かなり非常識な要求である
さらには「キャッツ」には膨大なCG作業が残っている
トム・フーパー監督は「キャッツ」を初披露のワールドプレミアの直前ぎりぎりまで、作業をしていたことを認めた
それでも間に合わず、何と作品が公開後に視覚効果をアップデートした改良版を、劇場に配布した
まさに前代未聞である
初日に不完全版を見せられた観客の心情は、想像に難くない
このことが興行にいい影響を与えるはずがないだろう

酷評

そんな過酷な状況で製作された「キャッツ」に、良い評価が下されるわけはなかった
批評家の評価は惨憺たる有り様だった

「この10年で最大の災害」
「その不気味な映像は、何世代にもわたって視聴者を悩ませるに違いない」
「ホラーであり、忍耐テスト」
「まるで集団幻覚を見せられているようだった」
「思い出したくない」
「悪夢のような映画」
「忘れたくても忘れられないだろう」
「私は一体、何を見せられたのか」

ロッテントマトの批評家支持率は何と18%である
これらのレビューを読んで、友達を誘って見に行こうという人が、どれだけいるだろうか

口コミ

だが批評家から酷評されたミュージカルは「キャッツ」だけではない
ヒュー・ジャックマン主演の2017年の「グレイテスト・ショーマン」も、批評家から酷評を受けた
そのためかオープニング成績は、たったの880万ドル
このまま爆死するかと思われた

ところが口コミによって観客が次第に増えていき、最終的には全米で1億7400万ドルの大ヒットとなった
全世界でも4億3,500万ドル
これはミュージカル作品としては歴代3位の成績である

同じことが「キャッツ」にも期待できるのか?
しかし、「グレイテスト・ショーマン」は批評家受けは良くなかったが、観客からは好評だった
シネマスコアは「A」
ロッテントマトの観客支持率は86%
比べて「キャッツ」のシネマスコアは「C+」
ロッテントマトの観客支持率は58%である
現状では口コミによる伸びは期待できそうにない

まとめ

ミュージカルの金字塔「キャッツ」の映画化
スタッフもキャストも一流
それでも爆死するのだから、何が起こるか分からない
ちょっと見るのに勇気がいりそうだ

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コメント

  1. 匿名 より:

    12月28日公開?