【興行成績】なぜ「ジェミニマン」は爆死したのか!?

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10月25日に日本で公開される「ジェミニマン」
主演は超売れっ子スターで「アラジン」でも特大ヒットを飛ばしたばかりのウィル・スミス
製作は「トップガン」「バッドボーイズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」と名うてのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマー
監督は「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」と2度もアカデミー監督賞を受賞したアジアの名匠アン・リー
これはどう考えても大ヒット間違いなしだ
誰もがそう思うだろう

ところが10月11日に公開されたアメリカでは大苦戦しているようなのだ
一体何が起きているのか?

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オープニング成績

製作費1億3,800万ドルという超大作の「ジェミニマン」
そのオープニング成績は北米でわずか2050万ドルだった
国際的にも良くなく3,900万ドル
合わせてワールドワイドで5,950万ドルということになる

ちなみに「ワイルド・スピード スーパーコンボ」はアメリカだけでオープニング成績6000万ドル
「ジョン・ウィック:パラベラム」もアメリカだけで5680万ドルだった(ちなみに製作費は5500万ドル)
「ジェミニマン」がいかに厳しい成績だったかが分かるだろう

「ジェミニマン」が損益分岐点に達するには、世界で約2億7500万ドルを稼ぐ必要があるといわれている
専門家はパラマウントは「ジェミニマン」で大きな損失を被るだろうと予想している

なぜこのような悲惨な結果になったのか?
Looperなどの海外サイトを参考に、原因を探ってみた

ライバルの存在

「ジェミニマン」と同じ日にCGアニメ「アダムスファミリー(The Addams Family)」が公開された

「アダムスファミリー」は3030万ドルで初登場2位
「ジェミニマン」は3位だった

「アダムスファミリー」は批評家の受けは良くなかったものの、オスカー・アイザックやシャーリーズ・セロンなどの大スターが声優として出演し人気を得た
ファミリー向けの映画を求めている人々にとっては、格好の作品だったのだ
「ジェミニマン」にとっては分の悪い相手だった
最悪のタイミングだったといえるだろう

「ジョーカー」

「ゼロ・グラビティ」「ブラックパンサー」
映画業界では時々、関係者の予想を超えた化け物級の売り上げを飛ばす作品が出現する
「ジョーカー」がまさにそれだった

前週に初登場で9350万ドルという特大級のオープニングを記録した「ジョーカー」
2週目になってもその勢いは衰えず5,500万ドルで当然のように1位
「ジェミニマン」はこの台風の目に全く対抗できなかった
しかも「ジョーカー」の製作費は「ジェミニマン」の半分以下の5500万ドルである

世界で10億ドルも夢ではないといわれている「ジョーカー」
あまりの暗い内容にスタジオがなかなかOKを出さなかったといわれる「ジョーカー」が、ここまでのヒットを飛ばすとは誰が予想できただろうか?
「ジェミニマン」は完全に公開の時期が悪かったようだ

映画業界の話題はみな「ジョーカー」一色
「ジェミニマン」について話題にする人など、ほとんどいなかった
社会現象は起こそうとして起こせるものではない
「アダムスファミリー」は観客層が違いすぎてそれほど被害を受けなかったが、「ジェミニマン」はもろに被ったようだ
これはちょっと「ジェミニマン」が気の毒だ

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ウィル・スミス

「メン・イン・ブラック」「インデペンデンス・デイ」「バッドボーイズ」
ウィル・スミスは多くの大ヒットを飛ばしてきたハリウッドきっての売れっ子スターだ
いや、売れっ子スターだったと言うべきだろう
今では「通常の」スターだ
かつてほどの輝きは失った

それでは「アラジン」はどうなるのか?
特大ヒットを飛ばしたばかりではないか
ディズニーの「アラジン」の売り上げは凄まじく、北米だけで3億5500万ドル
ワールドワイドでは10億ドルを超えている

そう、ウィル・スミスもまだ十分に戦えるのである
企画と上手く噛み合えば
誰もが知っている「アラジン」
大スターのウィル・スミスも出演している
そうなると皆が喜んで観に行く
「スーサイド・スクワッド」も同様である

しかし、「ジェミニマン」という全く知らない作品
分かっているのはウィル・スミスが主演ということだけ
そうなると誰も興味を持たない
もはやスターの人気だけで映画が売れる時代ではなくなったのだ
それ以外の話題性が必要だ
ウィル・スミスが2人出てくるというアイディアは、それほど人々の関心を引かなかったようである

酷評の嵐

「ジェミニマン」が爆死した原因
その一つに批評家からの酷評が考えられる
現在のロッテントマトの批評家支持率は25%
ウィル・スミスの演技やビジュアル面は肯定的な意見が多かったが、ストーリーが酷すぎると批判された
アン・リー監督にしては演出がいまいちという声も多かった
これらの酷評を見て「ジェミニマン」を敬遠した映画ファンは多かっただろう

ところが観客支持率は84%と実は高スコアだった
アクション満載で面白いと好意的な意見が多かった
観客の受けは良かったのだ

「ヴェノム」のように批評家受けは悪くても、興行的に成功した作品はある
だが、初週の結果からみて「ジェミニマン」には、残念ながら当てはまらなかったようだ

希望

では「ジェミニマン」には全く希望はないかといわれれば、そんなこともない
中国での公開がまだなのだ
その結果次第では大逆転もあり得る
もっとも中国で数億ドルの大ヒットを飛ばすことが出来ればだが

まとめ

期待の新作「ジェミニマン」
アメリカでは残念ながら爆死
予告編では面白そうだっただけに意外である
しかし、観客からは好評な様子
アクション映画大好きなので、個人的には楽しめそう
「ジョーカー」という化け物映画と同時期で、「ジェミニマン」はかなり不運な作品だった

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