【興行成績】なぜ映画「モンスターハンター」は爆死したのか!?

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カプコンのアクションゲーム「モンスターハンター」
シリーズ累計6400万本という大ヒットシリーズだ
その人気ゲームがついにハリウッドで実写映画化された

『映画 モンスターハンター』予告(90秒)

期待しているファンも多いだろう
ところが12月18日に公開されたアメリカでは、苦戦しているようなのだ
いったい何が起こっているのか?

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作品解説

アルテミス中尉率いる陸軍の特殊部隊は、砂漠で巨大な砂嵐に遭遇する
気付くと彼女たちは、巨大なモンスターが跋扈する別の世界に飛ばされていた
百戦錬磨の兵士たちだが、モンスターには近代兵器が通用しなかった
窮地に陥るアルテミスたち
そこへモンスターの狩猟を生業とするハンターが現れ…………

監督は原作の大ファンだという「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン
主人公のアルテミス役はミラ・ジョヴォヴィッチ
謎のハンター役にトニー・ジャー
ゲームの人気キャラクター<受付嬢>に山崎紘菜
日本での公開は2021年3月26日を予定している

オープニング成績

映画「モンスターハンター」はアメリカで2020年12月18日に公開された
初登場1位だった
本来なら喜ぶべきところである
だが、オープニング成績はたった220万ドル
予想されていた400万ドルにも、まるで届かなかった

全世界での興行成績は1100万ドル
「モンスターハンター」の製作費は6000万ドルといわれている
ソニーはクリスマスから1月にかけて、まだ興行に期待できると考えているようだ
しかし、最近は第2週末の興行収入は、初週の半分に落ち込む作品がほとんどだ
専門家は「モンスターハンター」の興収が、製作費の6000万ドルに達することはないだろうと考えている
どうして、このような結果になってしまったのか?

新型コロナウイルス

世界的な新型コロナウイルスの蔓延
多くの作品が公開の延期を余儀なくされている
特にウィルスが猛威をふるっているアメリカでは、営業している映画館はいまだに4割以下

「モンスターハンター」のオープニング成績は220万ドルだった
同じくカプコンの人気ゲームを映画化した「バイオハザード ザ・ファイナル」のオープニング成績は1360万ドル
とはいえ単純に比較はできない
「モンスターハンター」を公開した劇場は1,736
それに対し「バイオハザード ザ・ファイナル」の劇場数は3,104である
コロナ前と比べること自体が、もはやナンセンスなのかも知れない

中国での不振

この状況下では苦戦するのは目に見えていた
それでもソニーが公開に踏み切ったのは、中国での興行を当てにしたからだ
アメリカと違い中国では、映画興行が回復しつつある

「モンスターハンター」のようなアクション映画は、中国では人気のジャンルだ
中国ではアメリカに先立って、12月4日に公開
初日の成績は期待通り好調だったようだ

ところが思いもよらぬ事態が起こった
劇中で中国人を侮辱するセリフがあったというのだ
管理当局は12月5日に、中国での上映を中止した
映画会社は謝罪し、問題のシーンをカットしたが、再上映のめどはまだ立っていない

ビデオゲームの映画化

ビデオゲームを実写化した映画に、成功例は少ない
ロッテントマトでは歴代のほとんどの作品が低評価
高評価だったのは「名探偵ピカチュウ」と「ソニック・ザ・ムービー」ぐらいだ
ビデオゲームを映画化した多くの作品が、ファンを落胆させてきた

そんな事情もあってか、興行収入もそれほど芳しくない
歴代1位は2016年の「ウォークラフト」で、興行収入は4億3900万ドル

2位は2019年の「名探偵ピカチュウ」4億3,300万ドル
また「バイオハザード」がシリーズ累計10億ドル以上で、興行的な成功を収めている
だが、それらはあくまでレアなケース
ビデオゲームの映画化作品の多くは、平凡な興行成績にとどまっている

「モンスターハンター」はポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチという「バイオハザード」コンビ
これならいけるのではないかと思われた
ところが結局は残念な結果となった
自分の好きなゲームを映画化して欲しいというファンは、実はほとんどいないのかも知れない

レビュー

映画「モンスターハンター」の現時点での評価は、IMDbが5.1/10
ロッテントマトの批評家支持率が49%、観客支持率が67%
正直言って、あまり良くない
そのことが観客動員数に影響を及ぼした可能性は否めないだろう

だが、ロッテントマトでつねに20%から40%だった「バイオハザード」シリーズより、実は批評家支持率は上
どんぐりの背比べではあるが、ある程度は認められたということだろう
また一般ユーザーもストーリーは酷評の声が多いが、モンスターやアクションに関してはなかなか好評だった
過度な期待はせず、ポップコーン・ムービーとして割り切れば楽しめるようだ

まとめ

人気ゲーム「モンスターハンター」の実写化
ちょっと残念な結果となってしまった
ミラ・ジョヴォヴィッチも「バイオハザードにまた戻ってもいい」という発言をしているようだ
「モンスターハンター」のシリーズ化はなかなか厳しそう
もし新型コロナウイルスの騒動がなかったらと、考えずにはいられない
そうすれば、また違った結果になっていたのかも知れない

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コメント

  1. 匿名 より:

    ポール・W・S・アンダーソンシナリオが人種差別用語を入れたので中国で配信停止になったからです。

    それが世界中のメディアが書き立てたので、欧米人も見なくなった。
    人種差別のカプコン」とポール・アンダーソンがシナリオ書いたにもかかわらず。
    CIAハリウッドの破壊工作ですね。
    植民地奴隷の日本企業はいつもこういう意味不明のイジメ潰しにあってます。

    • しまと より:

      「モンスターハンター」にはちょっと期待していたんですが
      非常に残念な事件ですね

  2. 匿名 より:

    まだ製作中なのかと思ってた。