Netflixに人気キャラクターであるウッディー・ウッドペッカーの映画が登場
森を追い出されたキツツキのウッディーは、キャンプ・ウーフーに辿り着くが…………
ウッディー・ウッドペッカーが大騒動を巻き起こすファミリー映画
たわいない内容だが、子供たちのキャラクターが個性的で楽しめる
甲高い笑い声が特徴のウッディー・ウッドペッカー
愉快なキャラではあるが、かなりのトラブルメーカーなので、好みは分かれそう
そんなウッディーはキャンプ・ウーフーの閉鎖の危機に直面する
いかにも子供向けという感じで、前半はいまいちノレなかった
しかし、長年のライバルであるキャンプ・フーラーとウーフーの対決となる後半は、なかなか面白くなる
体力も自信もないウーフーの子供たちが、キャンプを閉鎖させないために一致団結する展開が熱い
コミカルなシーンも多くて楽しめた
ツッコミどころは多いが、ファミリー映画としては及第点
特にウッディー・ウッドペッカーが好きな人は、ぜひ見ておくべきだろう
予告編
作品情報
作品名「ウッディー・ウッドペッカー サマーキャンプ」（原題WOODY WOODPECKER GOES TO CAMP）
監督：ジョナサン・A・ローゼンバウム
キャスト：クロエ・デ・ロス・サントス、ジョシュ・ローソン、メアリー＝ルイーズ・パーカー
上映時間：100分
制作国：アメリカ（2024年）
ざっくりあらすじ
イタズラ好きのキツツキのウッディーは、長年住んでいた森を追い出されてしまう。途方に暮れたウッディーは、子供たちがサマーキャンプをしているキャンプ・ウーフーに辿り着く。ウッディーはそこを次の住処に決めたのだが、検査官によってキャンプは閉鎖に追い込まれ…………
感想（ここからネタバレ）
ウッディー・ウッドペッカーってすごく懐かしい…………
「ウッディー・ウッドペッカー サマーキャンプ」
ウッディー・ウッドペッカーは騒々しくてイタズラ好きなキツツキ
しかし、あまりにトラブルを起こすために、ウッディーは森の管理人に呼び出された
チームワークを学ぶまでは帰って来るな
そうしてウッディーは長年住んでいた森を追い出されてしまう
途方に暮れたウッディーは、キャンプ・ウーフーに辿り着く
そこでは子供たちがサマーキャンプをしていた
知り合った少女・マギーの話では、ウーフーのメンバーは頭は良いが運動はからきしとのことだった
このサマーキャンプで優秀な成績を収めれば、最後にチームワーク・バッジをもらえる
そのバッジをもらえば、ウッディーは森へ帰れると考えた
ウッディーはウーフーに居座ることに決めたが、マギーの母親でウーフーのオーナーであるアンジーは迷惑そうだった
もうすぐウーフーの長年のライバルであるキャンプ・フーラーとの野外ゲーム対決が行われる
フーラーを率いるゼインとアンジーはいとこ同士で、子供の頃からいがみ合っていた
だが、キャンプ・フーラーの子供たちは体育会系で、ウーフーは負け続きだった
そんな時、キャンプ・ウーフーに検査官が訪れた
検査官はウーフーには問題が多く、キャンプを閉鎖せざるを得ないと通告してきた
ショックを受けるマギーたち
するとウッディーが野外ゲームでフーラーに勝つことで、キャンプ・ウーフーの優秀さを証明すると言い出して…………
作品解説
監督は「ピオリアのプリンス：聖なるヘラジカの奇跡」などのジョナサン・A・ローゼンバウム
この映画は2021年9月から12月にかけて、ビクトリア州などで撮影された
ウッディー・ウッドペッカー
森のキツツキ
イタズラ好きで高速で飛び回る
甲高い笑い声が特徴
長年住んでいた森を追い出されるが…………
声を演じているのはエミー賞を2回受賞しているエリック・バウザ
マギー
キャンプ・ウーフーのメンバー
ウッディーと親しくなる
自分には得意なことが何もないのを気にしているが…………
演じるのはクロエ・デ・ロス・サントス
バズ・バザード
刑務所から脱獄したハゲタカ
キャンプ場にあるといわれている埋蔵金を狙っている
そのためにキャンプ・ウーフーを潰そうと画策するが…………
バズ・バザードはウッディーの永遠のライバル
ポパイにおけるブルートのような存在
演じるのはケビン・マイケル・リチャードソン
ウッディー・ウッドペッカーとは？
ウッディー・ウッドペッカーとは、ユニバーサル・ピクチャーズのキャラクター
キツツキをモチーフにしており、1940年に誕生した
これまで多くの短編映画やTVシリーズも制作されている
本作「ウッディー・ウッドペッカー サマーキャンプ」は、2017年の映画「ウッディー・ウッドペッカー」の続編となる
ウッディーの声を担当したのは、本作同様にエリック・バウザ
ラテンアメリカ以外の国では、主にオリジナルビデオとして公開された
サマーキャンプ
キャンプ・ウーフーとキャンプ・フーラー
長年のライバル同士がキャンプ存続をかけて対決
本作のストーリーはかなりチープでマンガチック
とはいえウーフーの子供たちはかなり個性的
オカルトマニア
数学オタク
爆弾オタク
鳥博士
それぞれが個性的で楽しかった
連敗続きのウーフーが、キャンプ存続のために一致団結するというストーリーも定番だが面白い
フーラーを単純に悪役にするのではなく、最後には和解する結末も爽快
だが、脚本はよく出来ているとは言い難い
問題なのはウッディーがいなくても、十分に物語が成立していること
むしろウッディーは主に邪魔しかしていなかった印象
最後にウッディーと子供たちの友情に持っていくのも無理があった
基本的には深みはなくチープな出来栄え
とはいえギャグは面白いものも多く、難しく考えなければファミリー映画として十分に楽しめる
まとめ
かなりツッコミどころの多い作品
良作とは程遠い
ただしB級作品としては結構楽しめる
特にウッディー・ウッドペッカーが好きな人は、見ておくべきだろう
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/woody_woodpecker_goes_to_camp
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/394697
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