Netflix「バレエ: 未来への扉」感想 バレエでどん底から抜け出せ!!

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Netflixオリジナルのインド映画
スラムの少年2人は気難しいバレエ教師に、その才能を見出され…………
これは良作!!
同じ日に配信されたアン・ハサウェイとベン・アフレック共演の「マクマホン・ファイル」圧勝という感じ
いい映画を見たという満足感に満たされた
街のチンピラと優等生
犬猿の仲の少年2人
バレエを通して芽生える友情が熱い
エキセントリックなバレエ教師との師弟愛にも感動
脚本がかなりよく出来ている
そして、バレエシーンも壮観
思わず見とれてしまった
青春映画としてもサクセス・ストーリーとしても見事な出来栄え
バレエやダンス映画に興味がある人なら、きっと楽しめるだろう


予告編

作品情報
作品名「バレエ: 未来への扉」(原題Yeh Ballet)
監督:スーニー・ターラープルワーラー
キャスト:ジュリアン・サンズ、マニッシュ・チャウハン、アチンティア・ボース、ジム・サルプ、ダニッシュ・フセイン
上映時間:117分
製作国:インド(2020年)

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ざっくりあらすじ

ムンバイの少年2人はエキセントリックなバレエ教師に、その才能を見出される…………

感想(ここからネタバレ)

男のバレエ映画なんて見たくない
そう思っていたら、まさかの良作

バレエとの出会い

アシフはムンバイの貧民街に住む少年
毎日、悪友たちとヒップホップダンスに明け暮れていた
社会に反抗的なアシフを、両親もほとんど見放していた
だが、アシフにダンスの才能があると見込んだ兄は、ムンバイ・ダンスアカデミーに入学させた

ニシュは独学でダンスを学んだ大学生
テレビのダンスショーで特別賞を受賞した
ニシュはムンバイ・ダンスアカデミーで、本格的にダンスを学ばないかと誘われる

偶然、時を同じくしてダンスアカデミーに入学したアシフとニシュ
周りの生徒は裕福な家庭の子ばかりだった
アメリカから招かれたサウル・アーロンという白人が教師だった
サウルは以前は有名なバレエダンサーで気難しい男だった
生徒たちを少し踊らせて「素人ばかりだ!!」と怒って出て行ってしまった

偉そうなサウルが気に入らないアシフ
彼は廊下を歩いていたサウルの足を引っかけた
派手に転倒して気を失ったサウル
目が覚めると、こう叫んだ

「俺の足を引っかけた奴を連れてこい!!」

サウルの前に生徒たちが並ばされた
俺が犯人だと分かるわけがない
そう考えていたアシフの足を、サウルが掴んだ

「引っかけたのはお前だな。バレエをするのに最適な足だ。明日から俺の上級クラスへ来い」

一方、上級クラスに選ばれなかったニシュは焦りを覚えていた…………

実話の映画化

本作は2017年にスーニー・ターラープルワーラー自身が監督したドキュメンタリー「Yeh ballet」に基づいている
これは2人の貧民街の少年が白人のバレエ教師に才能を見出され、オレゴンのバレエアカデミーの奨学生に選ばれるまでが描かれている
2人の内の1人は、ニシュを演じたマニッシュ・チャウハン
マニッシュは「バレエ: 未来への扉」で自分自身の役を演じたことになる

アシフ

髪の毛を派手に染めて、ヒップホップダンスに明け暮れる少年アシフ
街の厄介者
兄に無理やりムンバイ・ダンスアカデミーに入れられるが、全くバレエに興味なし
大人に従ってダンスをやるなんてまっぴらだった

ある日、友人が死んだ
ヤバい仕事に手を出したからだ
本当は自分も手伝うはずの仕事だった

死んだのは自分だったかも知れない
アシフは急に恐ろしくなった
このままでは、いずれそうなる
抜け出すにはバレエしかない
アシフはサウルに、これからは全てをバレエに捧げることを誓う

ニシュ

大学生で優等生のニシュ
だが、本当はバレエがやりたかった
病弱な妹は応援してくれたが、タクシー運転手の父親は反対していた
そんな馬鹿げた夢、一銭にもならない

テレビ番組でダンスで特別賞をもらったニシュ
しかし、教師のサウルが目をかけたのは素人のアシフだった
ニシュはそのことにショックを受ける
サウルに認めてもらうために、ニシュはひたむきに努力を続ける

サウル

イスラエル人のバレエ教師
偏屈で気難しい
いきなり怒鳴ったりエキセントリックな性格
人付き合いが苦手

最初は最悪な印象だったサウル
その印象は徐々に変わってくる
アシフとニシュの才能を見出したサウル
2人を成長させるために、生活まで共にするようになる
サウルにとっては教え子が全てなのだ

アシフとニシュもサウルを心から慕うようになる
「先生に見出してもらって、俺たちは運が良かった」
次第に本当の家族のようになっていく3人
サウルはとても人間味のある魅力的なキャラだった

圧力

貧民街出身のアシフとニシュ
2人には次々と障害が立ちふさがる

裕福な人たちからの偏見
夢を追うことへの父親の無理解

打ちひしがれて絶望することもあった
だが、自分たちが結果を出すことで、周囲を変えていく
そんな展開が爽快だった

友情

アシフとニシュ
最初の出会いは最悪だった
お互いを敵視する2人
会うと喧嘩ばかりだった

しかし、サウル先生のもとで一緒に暮らすうちに、次第に関係が変わっていく
ライバルでありながら親友
友情が芽生えていく過程が心地よい
いつしか2人はお互いを支え合い、讃え合う仲にまでなる
アシフとニシュの友情は、この作品でもっとも心暖まるものである

バレエ

アメリカのバレエアカデミーにインド人として初めて合格したアシフとニシュ
物語はこれで終わりかと思われた
そこからの二転三転が凄い
思わず手に汗を握ってしまった

そして起死回生を狙ったクライマックスのバレエ
アシフとニシュが舞台で、見事な踊りを披露する
このシーンの緊張感、盛り上がりが最高
最後は思わず観客と一緒に拍手しそうになった

家族の絆の修復
アカデミーへの入学
問題は全て解決
見事な大団円である
爽快な気持ちで映画を見終えることが出来た

まとめ

バレエ映画の傑作
脚本がかなりよく出来ている
最後には感動が一気に押し寄せる
そして、バレエシーンも壮観
埋もれさせるにはもったいない良作だ


Yeh Ballet (2020) on IMDb

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