Netflix「マン・フロム・トロント」ネタバレ感想 凄腕の殺し屋と間違えられた男!!

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Netflixオリジナル映画
失敗続きのテディは「マン・フロム・トロント」と呼ばれる冷酷な殺し屋と間違われてしまい…………

不運な男が大掛かりな騒動に巻き込まれていくアクション・コメディ
ありがちなストーリーだが気楽に楽しめる

ケヴィン・ハートが不運な男テディを演じる
冷酷な殺し屋を演じるウディ・ハレルソンが魅力的
ひょんなことから行動を共にする正反対の世界に住む2人が、次第に絆を深めていくところが見どころ
2人を狙う新たな殺し屋が登場してから、なかなか面白くなった
アクションもド派手
特に大乱戦が繰り広げられるクライマックスは、かなり見ごたえがあった
予定調和でそこまで出来がいいわけではないが、このジャンルが好きな人なら楽しめるだろう


予告編

『マン・フロム・トロント』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「マン・フロム・トロント」(原題The Man from Toronto)
監督:パトリック・ヒューズ
キャスト:ケヴィン・ハート、ウディ・ハレルソン、ケイリー・クオコ、ジャスミン・マシューズ、リーラ・ローレン、山下智久、エレン・バーキン
上映時間:112分
製作国:アメリカ(2022年)

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ざっくりあらすじ

失敗続きのテディはひょんなことから、「マン・フロム・トロント」と呼ばれる冷酷な殺し屋と間違われてしまい…………

感想(ここからネタバレ)

どこかで聞いたことがあるようなストーリーだが楽しめる…………

間違えられた男

テディは日頃から失敗ばかりの男
成功を夢見てエアボクシングというものを考案し、動画も作成したが上手くいかなかった
そんなテディはとうとうスポーツジムの営業をくびになってしまう
妻のロリにはそのことを言い出せなかった

その日はロリの誕生日だった
テディはお祝いに山小屋へロリを連れて行く
ところがテディが一足先に山小屋へ行くと、いかつい男が待っていた
テディは住所を間違えたのだ
男はテディのことを「マン・フロム・トロント」と呼ばれる凄腕の殺し屋と勘違いしていた

突如、山小屋にFBIが踏み込んできた
激しい銃撃戦の中、逃げようとしたテディは拘束された
自分は巻き込まれただけだと、必死に釈明するテディ
FBIはテディに、そのままトロントの振りをして、捜査に協力して欲しいと要請する
テディは嫌がったが、結局は渋々と引き受けた

一方、山小屋に遅れて到着した本物の「マン・フロム・トロント」は、自分の偽物が存在することを知り…………

作品解説

監督は「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」や「ヒットマンズ・ボディガード」のパトリック・ヒューズ

「マン・フロム・トロント」役は当初、ジェイソン・ステイサムが演じるはずだったが、プロデューサーと意見が衝突し撮影の6週間前に降板
代役としてウディ・ハレルソンが選ばれた

本作は2020年11月20日に公開される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期
最終的に中国を除く全世界の公開権がNetflixに売却された

ケヴィン・ハート

主人公のテディを演じる
成功を夢見ながら失敗続きのテディ
知人からは失敗することを「テディっている」とまで言われている
ひょんなことから冷酷な殺し屋「マン・フロム・トロント」と、行動を共にすることになる
ところが相変わらず空回りばかりで…………

大物ぶっているが実は小物
ケヴィン・ハートはそんな役がよく似合う
本作では必死に凄腕の殺し屋の振りをする男を熱演
Netflix映画では「ファザーフッド」に出演している

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ウディ・ハレルソン

冷酷な殺し屋「マン・フロム・トロント」を演じる
トロントの前で口を割らなかった者はいないと言われる拷問のプロ
自分と間違えられているテディを、利用しようと考える
だが、一緒に行動するうちに、友情が芽生えてきて…………

個性的な俳優として知られているウディ・ハレルソン
賭けバスケを題材としたスポーツ・コメディ「ハード・プレイ」
名匠ミロス・フォアマン監督による表現の自由の戦いを描いた「ラリー・フリント」
殺し屋の1人を演じた「ノーカントリー」
アカデミー助演男優賞にノミネートされた「スリー・ビルボード」
連続殺人を追う刑事を描いた「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」
Netflix映画「ザ・テキサス・レンジャーズ」も良かった

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本作では貫禄ある殺し屋「マン・フロム・トロント」を好演
女性とまともに話せないというシャイなところが可笑しかった

アクション・コメディ

立場の全く違う2人が行動を共にするうちに、絆が芽生えていく
いわゆるバディものである
パトリック・ヒューズ監督のNetflix映画「ヒットマンズ・ボディガード」も、そんな作品だった

冷酷な殺し屋と不運続きだが善人の男
全く接点のなかった2人
そんな2人が次第に意気投合していく
その手のジャンルが好きなら、本作は十分に楽しめるだろう

とはいえ強い既視感を覚えるのも確か
ケヴィン・ハートがドウェイン・ジョンソンと共演したアクション・コメディ「セントラル・インテリジェンス」と似すぎているのだ

「セントラル・インテリジェンス」
高校時代は人気者だったカルビンは、今は冴えない会計士
そんな彼の前に、かつていじめられっ子だったボブが現れる
ボブは今や凄腕のCIA捜査官だった
カルビンはボブが抱える事件に巻き込まれてしまい…………

色々とシチュエーションが似ている両作
そのため「マン・フロム・トロント」は、どこか二番煎じの印象を拭えなかった

殺し屋たち

本作では個性的な殺し屋が大勢登場する
ゴルフのクラブで標的を倒す「マン・フロム・マイアミ」は強烈だった

また「マン・フロム・トーキョー」として山下智久が登場
凄い出オチっぷりを見せてくれる(笑)

殺し屋たちの大乱戦が繰り広げられるクライマックスは、かなりの迫力で楽しめた

まとめ

ケヴィン・ハートとウディ・ハレルソンは好演
気軽に楽しめるアクション・コメディとなっている
とはいえ突出したものが見当たらない
ちょっと印象の薄い作品となってしまった

The Man from Toronto (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_man_from_toronto_2022
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/383502

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