「剣風伝奇ベルセルク」はアメリカでは、2002年にVHSとDVDでリリースされた
日本では1997年10月から1998年3月まで、全25話が放送された
三浦建太郎の人気コミック「ベルセルク」の初のアニメ化
原作の『黄金時代篇』を基にしたストーリーが描かれた
ガッツは流れの傭兵として各地の戦場を転々としていた
そんな時、有名な傭兵団「鷹の団」の団長グリフィスと出会い…………
世界中にファンを持つダークファンタジー「ベルセルク」のアニメ第一作
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「剣風伝奇ベルセルク」
孤独な傭兵ガッツは、戦場を渡り歩いていた
ある戦場でガッツは、“灰色の騎士”と恐れられていたバズーソを倒す
そんなガッツの姿を、敵方に雇われていた傭兵団“鷹の団”の団員たちが見ていた
戦いが終わり、旅立とうとするガッツの報奨金を狙って、鷹の団のコルカスらが襲い掛かった
しかし、ガッツは彼らを物ともせず、一蹴してしまう
そこへ団長のグリフィスが現れた
グリフィスはガッツを一撃で昏倒させてしまった
目を覚ましたガッツはグリフィスに再戦を挑むが、またしても敗れる
グリフィスに気に入られたガッツは、そのまま鷹の団の一員として共に戦うことになるのだが…………
原作は三浦建太郎の人気コミック「ベルセルク」
ガッツを演じるのは林延年
グリフィスは森川智之
キャスカは宮村優子
監督は高橋ナオヒト
海外の評価
アメリカでは「Berserk」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは8.7/10
メディアの評価
A Piece of Anime
ベルセルクは最初のテレビシリーズ、3本の映画、そして2度目のテレビシリーズを生み出しました
私を含めてほとんどの人がこのシリーズに最初にハマったのは、1997年の最初のテレビシリーズだと思います
シリーズの大部分はガッツ、グリフィス、キャスカに焦点が当てられています
ベルセルクは野心が人々をどう変えるか、そして野望がもたらす最終的な代償についての物語です
ストーリーは途中で終わりますが、衝撃的でした
アニメーションは予算が少なかったのか静止画が多くて、少し残念でした
一方で平沢進が担当した音楽は素晴らしい
「ベルセルク」は今でも傑作として名声を得ている素晴らしいシリーズです
何故これほど多くのリメイクが作られたのか、見れば理由は明白です
9/10
Anime News Network
ダークファンタジーに少しでも興味があるなら、ベルセルクを見逃さないでください
このジャンルでの最高の作品であり、原作も名作です
1997年のテレビシリーズは大成功を収め、今日まで魅力的で面白く、本当に恐ろしいままです
このシリーズを見てください
評価:A
The Backloggers
もしあなたがベルセルクに少しでも興味があるなら、1997年のアニメから始めるのが最善です
あなたがそれを気に入ったなら、原作や三部作の映画を見てみるといいでしょう
ベルセルクの美しさは、残忍な暴力に彩られた非常に過酷な作品であるにもかかわらず、深い絶望に陥った中でも、希望に満ちた、繊細で、人間味あふれる物語を綴っていることにあります
一見すると主人公のガッツは、大きな剣を背負った最強のヒーローのような印象を受けます
しかし、彼は物語の中で信じられないほどの成長を遂げ、人を愛するようになります
感情をさらけ出すのを恐れないガッツの姿は、彼が生き残るために奮闘する全ての行動をより生々しくリアルなものにしています
アニメーションに関しては、ベルセルクは静止画が多く、非常に滑らかとは言えません
けれど映像や背景は美しく、本当に息を呑むような瞬間を生み出しています
そして、平沢進という天才的なミュージシャンが支えていなければ、これほど魅力的な作品にはならなかったでしょう
1997年のベルセルクは間違いなく傑作です
Advanced Media Network
ベルセルクを中身のない単純なバイオレンス作品と捉えるのは簡単です
確かに一見、そんな印象を受けます
しかし、ベルセルクは巨大な剣で行く手を阻む者を全て切り裂く男の物語ではありません
キャラクターこそがシリーズの本当の焦点であり、ベルセルクが時の試練に耐えられる理由です
Screen Rant
「ベルセルク」は世界でもっとも人気のあるダークファンタジーの1つです
1989年に三浦建太郎がその伝説的なマンガを開始して以来、その壮大で残忍で詩的なストーリーを映像化しようとする試みが何度も行われました
それでも1997年に製作された全25話の手描きのアニメを超えるものはありませんでした
スタジオOLMによる1997年のアニメは、原作の最初の13巻、黄金時代編を描いています
ガッツとグリフィスの物語と彼らの壮絶な冒険を味わうには、三浦建太郎による原作を読むのが最良の方法です
しかし、1997年のアニメシリーズには、その後のアニメ化ではなしえなかった壮絶なアクション、キャラクター構築、美しく心に残る音楽、信じられないほどよく書かれたセリフなどがあります
これほどのシリーズが2024年までアメリカで、ブルーレイがリリースされていなかったのは衝撃的です
視聴者のレビュー
「ベルセルクは私が今まで見たアニメの中で断然最高です。確かにいくつかの戦闘シーンのアニメーションは雑です。結末も視聴者に続きをもっと見たいと思わせるやや残念なものだったことは認めます。しかし、実際のところ、ベルセルクは良い面が悪い面をはるかに上回っているため、シリーズ全体から見れば素晴らしいと言わざるを得ません」
「私は決してアニメの大ファンというわけではありません。しかし、ベルセルクは私のアニメに対する考え方を完全に変えました。素晴らしい脚本、興味深いキャラクター。続編がないことを除けば、欠点が見つかりません。今まで見た中でもっともパワフルなアニメです」
「漫画の方が好きですが、それでもアニメもかなり良いです」
「ゲーム・オブ・スローンズはベルセルクからもっと学ぶべきだ」
「私はこのシリーズに夢中になりました。全てのエピソードが大好きで、結末は本当に考えさせられました」
「このアニメを見終わってから数時間が経ちましたが、まだショックを受けています。ベルセルクは間違いなく、これまで見た中でもっとも魅力的で力強いエンターテイメント作品です。アニメーションは古いですが美しく保たれており、全体のテーマに完璧に合っています」
「ベルセルクには暴力やヌードが満載です。しかし、それらがなかったとしても、ベルセルクは非常に魅力的な作品です。メインの3人のキャラクターは興味深く、音楽も壮大でした。ベルセルクは優れたダークファンタジーです」
「アニメファンではありませんが、とても楽しめました。ベルセルクは控えめに言っても驚異的な作品です。ただし、最終回から20年が経っても第2シーズンがないのは、本当に残念です。確かに2016年にテレビアニメ第2作が制作されましたが、ガッカリな出来栄えでした。私は同じスタッフとスタジオで、続編が見たいのです。今のところはこの25話で我慢するしかないようです」
「ベルセルクが史上最高のアニメとしての地位を確立しているのは、世界中の視聴者の共感を呼ぶ普遍的なテーマがその理由です。人間の精神の葛藤、アイデンティティの追求、そして容赦ない運命の進行は、文化や世代を超えて多くの視聴者の共感を呼びます。アニメの歴史の中でベルセルクは、唯一無二の地位を占めています」
「ガッツはあらゆるアニメやマンガの中で、私のお気に入りのキャラクターです。これは人類が生み出した史上最高の物語の1つです」
「最後の3話は本当に凄かった」
「これは間違いなく史上最高のアニメの1つです。ただし、吹き替え版は見ないで、字幕付きの日本語版を入手してください。そうでないと台無しになってしまいます」
「面白かったのですが結末は本当に残念でした。多くの未回答の疑問が残っていて、イライラします。続きがあるのなら良いアニメだと思いますが、そうでなければお勧めしません」
「三浦建太郎による素晴らしい物語の全てが、いつかアニメ化されることを願います。しかし、それでもこのシリーズが最高のアニメ化であることは変わりようがありません」
「結末は衝撃的で、本当に胸が張り裂けそうでした。でも、グリフィスがフェムトになることを選んだ理由も、それがいかに無情で残酷な決断であったとしても理解できます」
「この作品を心から楽しめる女性を見つけるのは難しいでしょう。時代の影響かも知れませんが、女性の劣等感やレイプシーンにとても不快感を覚えました」
「ベルセルクは私の人生で、最高のアニメ体験でした。3晩徹夜で見てしまいました。暴力やヌードが多少あっても気にしないのであれば、強くお勧めします」
「このアニメがどれだけ素晴らしいか、言葉では言い表せません。25年近く経ちますが、今でも同じように素晴らしく、魅了されます。間違いなくテレビ史上最高のストーリーで、いつか私たちが望むような続編が見られることを願っています」
「三浦建太郎先生、あなたがこの世界にもたらした全てのことに感謝します。フィクションでこれほど多くの感情を味わったことはありません。ベルセルクが本当の結末を迎えることはないかも知れませんが、それでもあなたはこれまででもっとも素晴らしい物語の1つを作り上げました」
「友人に勧められたので、DVDを2巻までレンタルしました。最初のエピソードですぐに夢中になり、仕事の合間を縫って、2日間で5巻まで一気に見ました。ところが6巻と最終巻がどこにも見つかりません。私はネットでDVDセットを購入しました。届くまでの2週間は人生でもっとも長く感じました」
「ベルセルクに出会うまで、私は日本のアニメやマンガに全く興味がありませんでした。間違いなく最高の作品です」
「ガッツのさらなる冒険とグリフィスとの関係がどうなるのかを見たい。第2シリーズが作られることを、毎日祈るしかありません」
「ベルセルクの1997年のアニメは、その後のアニメ化と比べると、最高の作品として際立っています。後の作品は新しいアニメーション技術を使用したりしましたが、1997年のシリーズほど原作の本質を捉え切れていません。多くのファンにとって、こちらがベルセルクのアニメの決定版です」
「私にとってこのベルセルクのアニメは、荒涼とした山頂に孤立してたたずんでいるような存在で、いくら褒めても褒めたりません。あの結末も今ではほぼ完璧だと思うようになりました」
「ベルセルクのもっとも優れた点の1つは、その深いキャラクターの描写です。ガッツは単なるヒーローではありません。彼は複雑な人物であり、その苦しみと願望は共感を呼び起こします。他のキャラクター、特にキャスカとグリフィスとの関係は感情的な深みを与え、物語をさらに魅力的にします」
「テーマ曲『Tell Me Why』のメロディが忘れられません」
「独立した作品としても楽しめますが、原作を読むとはるかに多くのものが得られます」
「この1997年のシリーズは最高のビジュアル作品です。それ自体が傑作であり、原作の最高の側面が正当に表現されています。ダークファンタジーのジャンルで、絶対的な名作があるとすれば、間違いなくこの作品です」
「私は『ダークソウル』の大ファンなのですが、友人が長年に渡ってあまりにしつこく勧めてくるので、ついに屈服しベルセルクを見ました。まさかエヴァンゲリオンに匹敵するアニメに出会うとは思いませんでした。そして、最後の5話を見ようとしていた日の朝、三浦建太郎さんの訃報を知りました。ベルセルクは本当に驚異的な作品であり、この世代で類を見ないアーティストが自分のビジョンを完全に実現する前に亡くなったことを知り、本当に悲しく思います。三浦建太郎先生、ご冥福をお祈りします」
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コメント
内容は良いのにオープニングのエセ英語の歌が笑っちゃうと、歌だけ英語圏の人達に不評だったはず。
オープニングの歌はホント笑っちゃうくらい英語が下手らしい。
昔のアニメあるあるやな…
ブラックラグーンのOPも海外的には散々な評価だったはず
最後の最後で駄目だったような
作中一番盛り上がるとこ削って
今見ると驚くほど動かないアニメだな
グロ描写は検閲しまくりだし、アナログ時代は背景も酷いので、
今の世代が見るには少々厳しいかも知れない
それでも人物がポリゴンの近作よりは余っ程ましかな
やるなら鬼滅みたいに絶対にバレないようにやれって感じだ