「機動戦士ガンダムSEED」はアメリカでは、2004年に放送された
日本では2002年10月5日から2003年9月27日にかけて全50話が放送された
“21世紀のファーストガンダム”とも呼ばれている「機動戦士ガンダムSEED」
平成以降のガンダムシリーズでは最高視聴率を達成し、プラモデルやDVDの売り上げも大成功を収めた
開戦から11ヵ月、ザフトと地球連合の戦争は膠着状態に陥っていた
中立国オーブのコロニー・ヘリオポリスに住むコーディネイターの少年・キラ・ヤマトは、戦いに巻き込まれていき…………
2024年1月26日に新作映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が劇場公開される「機動戦士ガンダムSEED」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「機動戦士ガンダムSEED」
C.E.71年、遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)とこれまでの人類(ナチュラル)は、ザフトと地球連合軍に分かれ、戦いを繰り広げていた
物量で勝る地球連合軍の勝利が予想されていた戦争は、膠着状態に陥っていた
コーディネイターの少年キラ・ヤマトは、中立国オーブのコロニー・ヘリオポリスで友人たちと平和に暮らしていた
しかし、このコロニー内で極秘裏に5基のモビルスーツと新造戦艦の開発が行われており、その情報をつかんだザフトのクルーゼ隊が襲撃してきた
コロニーは戦場へと変わり果てた
キラは逃げる途中、ザフトの兵士たちと遭遇
その中には幼少の頃の親友・アスラン・ザラがいた
キラは技術士官マリュー・ラミアスに促され、「ストライクガンダム」に搭乗し脱出を図った
だが、クルーゼ隊のMS・ジンが待ち構えていて…………
キラ・ヤマトを演じるのは保志総一朗
アスラン・ザラは石田彰
ラクス・クラインは田中理恵
キャラクターデザインは平井久司
シリーズ構成は両澤千晶
監督は福田己津央
アニメーション制作はサンライズ
海外の評価
アメリカでは「Mobile Suit Gundam SEED」のタイトルで放送された
現時点でのIMDbのスコアは7.7/10
メディアの評価
THEM Anime Reviews
「機動戦士ガンダムSEED」はオリジナルの「機動戦士ガンダム」と多くの類似点があります
しかし、SEEDはファーストの良いところを取り入れながら、徐々に独自性を強めていきます
またシリーズ全体には熱心なファンを満足させるほどのアクションシーンが、十分にあります
中盤が少しゆっくりしたペースなのは気になりましたが、34話以降は大きく加速します
キャラクターはステレオタイプに感じることがありますが、キラとアスランの関係は魅力的でした
結局のところ、全てのガンダムファンに受け入れられることはないでしょうが、「機動戦士ガンダムSEED」は宇宙世紀もの以外では最高のガンダムです
4/5
Takacode Reviews
C.E.(コズミック・イラ)は筋金入りのガンダムファンからもっとも嫌われているようですが、ガンダムSEEDのシーズン1は言われるほど酷いとは思いませんでした
確かにストーリーは平凡で、フラッシュバックを多用しすぎでペースが悪いです
主人公のキラに関しては時々泣き言をいうにもかかわらず、私はシリーズ前半の彼が好きでした
ところがシリーズのある時点で、キラの成長や弱さは窓から投げ出され、完全にヒーロー的キャラクターになります
ラクスも最初はまともでしたが、シリーズが進むにつれ全てにおいて完璧になり、見るに堪えなかった
ガンダムSEEDで気に入った点が一つあるとすれば、それは音楽です
オープニングとエンディングはどれも素晴らしかった
ガンダムSEEDは今まで見た中で最高のガンダムシリーズではないかも知れないが、最悪のガンダムシリーズだとも思わない
ストーリーは平凡でも、かなり良い瞬間がいくつかありました
5/10
Anime News Network
「ガンダムSEED」のストーリーは序盤はゆっくりですが、中盤で勢いを増し、視聴者はアクションと感情の渦に巻き込まれます
ビジュアル的にもとても魅力的で、キャラクターデザインは非常に上手く出来ており、メカデザインは印象的です
特にガンダムは歴代でも、もっとも見栄えが良いものでした
声優も三石琴乃、田中理恵、関智一など、人気のあるメンバーが揃っています
「ガンダムSEED」が北米で大ヒットすることは、ほぼ確実です
サンライズはガンダムの初心者から熱心な宇宙世紀のベテラン、美少年に熱狂的なウイングのファンまで取り込める幅広い魅力を持った作品を提供しました
ここ数年で最高のガンダムシリーズの一つであるSEEDは、賞賛に値する質の高い作品であり、絶対に見逃せないタイトルです
評価:A
一般視聴者のレビュー
「ガンダムシリーズの中で最高のものの一つ。魅力的なキャラクターと素晴らしいアニメーションを備えた優れたアニメです。またT.M.Revolution の『INVOKE-インヴォーク-』は最高でした」
「これは私のお気に入りのシリーズの一つです。ただし、英語の吹き替えはエヴァンゲリオンと同じぐらい酷かった。オリジナルの日本語で見ることをお勧めします」
「新しいガンダムシリーズと聞いても、特に何も思わなかったのですが、ガンダムSEEDは私の期待を上回りました。私はキラが大好きで、お気に入りのモビルスーツはフリーダムガンダムです」
「ガンダムWも最高だったけど、これも完璧!!」
「50話を全て見た後で、これは私が今まで見た中で最高のアニメの一つだと思いました。ストーリーは感情のジェットコースターのように私を魅了し、もっと見たくなりました。フィナーレは必見です」
「SEEDは本質的に宇宙世紀以外のガンダムに必要なものが全て揃っています。アニメーションはよく出来ていて、ストーリーは時々ペースが遅いが、終盤に向かって盛り上がります」
「ガンダムSEEDのストーリーは、以前のガンダムで何度も描かれたものです。アニメーションは他のアニメに比べて、非常に残念でした。あとお姫様っぽいキャラクターは、登場するたびにイライラした。今まで見た中で、もっとも残念なガンダムシリーズでした」
「これまでのガンダムシリーズで最高のものです。見るなら日本語版をお勧めします」
「キラ・ヤマトは典型的な無敵のヒーローです。私はキラが大好きで、彼が怒りっぽくて暴力的なキャラじゃなくて、本当に良かったと思います。そして、フレイを『誰もが嫌うキャラクター』として完璧に仕上げたチームに敬意を表します」
「『SEED』が初代『機動戦士ガンダム』のリメイクになると聞いた時、私は興味を持ちました。悲しいことに、それはもう一つのガンダムWでした。ターンエー、Gガンダム、ガンダムXのような良い作品を作って欲しいと心から思います」
「私は宇宙世紀シリーズのファンですが、ガンダムSEEDも大好きです。戦闘シーンは最高で、声優たちは素晴らしい仕事をして、どのオープニングもキャッチーです。ぜひ見てください」
「最初のエピソードは基本的に、ファーストガンダムをパクったもので、クールなホワイトベースの乗組員のようなキャラは登場しません。それから、フラッシュバックに次ぐフラッシュバックで、ストーリーは停滞します。最後の10話で、ようやくまともになった」
「ガンダム初心者の10代の若者向けの作品で、深いテーマや描写はありません。花も実もつかない植物のようなものです。10代の視聴者はこれを最高のガンダムシリーズと思うでしょうが、昔からのファンには物足りない」
「メインの4人(キラ、アスラン、カガリ、ラクス)の成長が良かった。悪役だと思っていたイザークやディアッカの変化も、予想外で好きでした」
「ガンダムSEEDには新しいものやオリジナルなものは何もありません。ナチュラル対コーディネーターの対立は、根本的にはオールドタイプ対ニュータイプとあまり変わらない。西洋のアニメファンはファーストガンダムを見た人が少なく、それでSEEDが『最高』に見えるのだと思います」
「私はハワイに住んでいて、筋金入りのガンダムSEEDファンです。ガンダムSEEDの英語吹き替えは、これまで見たガンダムシリーズの中でも最悪でした。声優たちは収録前に、オリジナルの日本語版をちゃんと見たのだろうか。はなはだ疑問です」
「ガンダムSEEDが失敗したのはメカバトルが多すぎるせいだ。メカバトルが嫌いというわけではなく、『交響詩篇エウレカセブン』や『新世紀エヴァンゲリオン』のバトルは良かった。これらに比べてSEEDはバトルが無駄に長く、ストーリーの進行に関係ないものが多すぎる」
「私はこの作品をきっかけにアニメにハマりました。特に最後の10話が最高でした」
「ガンダムSEEDの第1巻を購入しました。私は人生でかなり酷い吹き替えを見てきましたが、このシリーズはワースト5に入ります。バンダイエンターテイメントには本当にガッカリしました。日英翻訳辞書を送ってやろうかと思った」
「初めて見たガンダムシリーズでしたが、非常に優れていました。日本のアニメーターが心と魂を注ぐと、ガンダムSEEDのような傑作が生まれます」
「このシリーズは本当に楽しかったです。DVDを購入して何回も見ました。他のガンダムシリーズは見たことがありませんが、SEEDが面白かったので見てみたくなりました。唯一残念だったのは、キラとフレイとサイの関係の結末がちょっと立ち消えになったことです。トールではなくサイが死ぬべきだったと、今でも思います」
「『鉄血のオルフェンズ』や『水星の魔女』よりも、20年前に作られたSEEDの方が面白い」
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