「幻夢戦記レダ」はアメリカでは、1997年5月にリリースされた
日本での発売は1985年3月1日
「幻夢戦記レダ」はOVA黎明期に発売された作品
当時の日本のアニメでは珍しいヒロイック・ファンタジーである
キャラクターデザイン・作画監督は「テイルズ オブ」シリーズなどのいのまたむつみが手掛けた
17歳の女子高生・朝霧陽子は自分の想いを込めて作った曲を、片思いの相手に伝えようとしたが、勇気が出せなかった
すると突然、陽子は異次元世界アシャンティに飛ばされてしまい…………
当時としては破格の3万本の売り上げを記録し、のちに劇場公開もされた「幻夢戦記レダ」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「幻夢戦記レダ」
朝霧陽子は17歳のごく普通の女子高校生
彼女にはずっと想いを寄せる男子がいたが、告白する勇気が持てなかった
そんな陽子はついに意を決して、自らの想いを込めたピアノ曲をカセットテープに録音すると、並木道で彼に声をかけようとした
しかし、結局は勇気が出せずにすれ違い、陽子は落胆する
すると次の瞬間、陽子は異様な空間に飛ばされてしまう
気が付くと、そこは異次元世界「アシャンティ」だった
見知らぬ世界に呆然とする陽子
森の中をさまよっていた陽子は、そこで世界を旅する犬のリンガムと出会う
彼が言うには元の世界に戻るには、陽子が作った曲がカギを握っているのではないかとのことだった
その時、陽子たちは見知らぬ兵士たちにいきなり襲われる
すると陽子の体が光に包まれ、鎧をまとった戦士へと変身し…………
朝霧陽子を演じるのは鶴ひろみ
ゼルは池田秀一
リンガムは富山敬
ヨニは坂本千夏
キャラクターデザイン・作画監督はいのまたむつみ
音楽は鷺巣詩郎
監督は湯山邦彦
海外の評価
アメリカでは「Leda: The Fantastic Adventure of Yohko」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは6.2/10
メディアの評価
THEM Anime Reviews
アニメーションは思ったほど悪くありません
メカや航空機のデザインはどれもユニークでした
この作品のメインテーマ(つまり、気を付けないとピアノ曲が、あなたを異世界へ連れて行ってしまう)にふさわしく音楽は出来が良くて、陽子が作った曲は確かに印象的でした
深夜に見たからかも知れませんが、作品の他の部分と同じように、ストーリーも非常に奇妙です
全てを理解するのは、途中で諦めました
とはいえ、全体としてはそれほど悪い作品ではありません
深夜に数人の友人と見るものがなくなった場合は、これを検討するかも知れません
3/5
The Anime Review
「幻夢戦記レダ」は古典的なB級アドベンチャーです
ストーリーは特に目新しいものではなく、「魔法騎士レイアース」や「ふしぎ遊戯」などを彷彿とさせます
キャラクターはどれもステレオタイプです
それでも私がこの作品をお勧めするのは、他では見られないものが見られるからです
奇妙な生き物や優れたメカニカルデザインなど、アシャンティは本当に幻想的なファンタジーの世界です
また、いくつかの鋭いアクションシーンや、現在でも聴く価値のある音楽、素晴らしいアニメーションと、楽しめるものがたくさんあります
SAECHAO CIRCULATION
この作品は間違いなく名作アニメの一つではありません
ストーリーや世界観には問題があります
しかし、陽子のキャラクターデザインは素晴らしく、深みはありませんがどのキャラクターも楽しくて魅力があります
たとえ問題点があったとしても、私はこの作品のアニメーション、音楽、演出を称賛せずにはいられません
私はこの作品におけるスタッフの仕事を尊敬しており、高く評価しています
「幻夢戦記レダ」は完璧ではありませんが、私にとって懐かしく忘れられない作品です
6/10
OTAKU PULSE
これは古典的な善と悪の物語であり、この時代のアニメを見ていた人なら誰でもよく知っているでしょう
もちろん、これは最も独創的な作品ではありませんが、そのアート、アニメーション、音楽を愛さずにはいられませんでした
手描きのアニメには魅力的なものがあり、サウンドトラックはそれを完璧に引き立てています
短くて甘いノスタルジックな作品なので、見る価値は十分にあります
一般視聴者のレビュー
「素晴らしいファンタジー・アドベンチャー。魔法少女やメカアニメの要素さえあります。一見の価値ありです」
「私の大好きなエスカフローネや魔法騎士レイアースを思い出させる作品です。アニメーションは素晴らしく、驚異的でした」
「雰囲気は完璧です。ビジュアルも音楽も気に入りました。アニメーションは素晴らしく、巻き戻して見直したいと思ったシーンが複数ありました。このようなアニメをもっと見たいです」
「まるで犬夜叉とナウシカが出会ったようだ。名作というほどでもありませんが、とても楽しかった」
「1985年にリリースされた幻夢戦記レダは、最も初期のOVAの1つです。日本では今でも人気を誇っていますが、その主な理由はキャラクターデザイナーのいのまたむつみによるものです。これは今はなきカナメプロダクションによって制作された、いくつかのアニメ作品の1つでした。『ふしぎ遊戯』や『エスカフローネ』が好きなファンに、ぜひお勧めしたい作品です」
「史上最高に見栄えのいいアニメかも知れない」
「この作品は80年代に登場したファンタジーアニメの中で、もっともスタイリッシュな作品の1つとして、ネット界隈ではよく知られています。率直に言って、ストーリーや設定、キャラクターはありがちですが、この作品の魅力を損なうものではありません」
「驚異的なストーリーと心のこもった結末。この作品の全てが本当に気に入りました。唯一の不満は音楽がかなり弱かったことです」
「私は80~90年代のOVAが大好きですが、その中でも特に幻夢戦記レダはお気に入りです。魔法少女、巨大ロボット、しゃべる犬、邪悪なモンスター、素晴らしい音楽、そして本当に見事なアニメーションなど、80年代のOVAに望む全ての要素が詰め込まれています」
「いのまたむつみのキャラクターデザインは素晴らしく、露出度の高い陽子の甲冑は実用的ではないかも知れませんが、キュートで魅力的に映りました」
「安っぽい作品ですが、アクションシーンはかなり奇麗でした。いかにも80年代で、私は楽しめました」
「見事なアニメーションとメカと魔法少女アニメのミックスにより、私たちは危険に満ちた壮大なファンタジー世界を体験できます。私の唯一の不満は時間が短く、この素晴らしい世界を十分に堪能できなかったことです」
「ソニーのウォークマンの宣伝として、とても効果的だった」
「素晴らしいアクション、驚異的なビジュアル、そして見事な鷺巣詩郎の音楽。キャラクターは平凡で説明セリフが気になりますが、それらの欠点は最終的には気になりません。冒頭と最後のシーンはとても感情を揺さぶられました」
「好感が持てるパワフルなヒロインと、激しいアクションが繰り広げられるスリリングな作品。もし私の恋愛テープが魔法少女に導いたとしたら、すぐに受け入れると思います」
「幻夢戦記レダには複雑なストーリーや奥深いキャラクターは登場しませんが、そのインスピレーションに満ちた演出、壮大なアニメーション、刺激的な音楽は1時間9分の間、私をその世界に没入させてくれました」
「これはまさに私がOVAに求めているタイプの逸品です。アニメーションと美術は本当に印象的で、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラの鷺巣詩郎の音楽は素晴らしい。ストーリーは確かに薄いですが、このアニメの際立っているのはそのビジュアルです」
「私は喋る犬のリンガムが大好きでした。結末は美しく、逃げても何も解決しないというメッセージは感動的でした。しかし、ビキニアーマーは女性にとって侮辱的だと思います」
「湯山監督にはポケモンばかりじゃなく、またレダみたいな作品も作ってほしい」
「ストーリーやキャラクターはそれほどでもないが、アニメーションや音楽がそれを補っています。魔法騎士レイアースにナウシカを混ぜたような作品で、とても楽しかった。この作品に関しては、ビキニアーマーを許します」
「シンプルだけど魅力的なファンタジーアドベンチャー。主人公が転送される世界は視覚的に面白く、ちょっとメビウスっぽいです。キャラクターデザインが80年代アニメっぽくて大好きです」
「これまで聞いたこともないアニメだったが、とても楽しかった。アニメーションの品質は驚くほど高く、ファンタジー世界には独特のセンスがあります。80年代のアニメのファンにはお勧めです」
「金田伊功を思わせるアニメーションとメビウス風のファンタジーの融合。そして、ソニーのウォークマンとビキニアーマー。私は非常に満足しました」
「80年代のOVAが好きなら、絶対に見る価値があります。かわいい!」
「幻夢戦記レダ」をAmazonビデオで視聴
ブログTOPへ
コメント
ありがちか
当時はありがちじゃなかったんだよ
ビキニアーマーは昔からSFファンタジーアートにあったけど
アニメではこれが走りじゃないかと思う。
コナン・ザ・グレートとか腰布だけやん
バカ女はほっとこう
レダ懐かしい・・・・
いのまたさんをはっきりと認識したのはDQ小説からかな。
DQは鳥山!って言う固定観念から解き放ってくれたわ。
湯山邦彦監督か
ポケモンやこれやOVAうしおととらなんかみるとファンタジー作品に適性あったのかもな
作られた年代を考えるとかなり意欲的で先進的な作品だよな
ありがちって言われるけど、そのありがちパターンの最初期の内の一つだからな