
「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」は日本では、2005年4月から9月にかけて全24話が放送された
山田風太郎の小説「甲賀忍法帖」を原作とした、せがわまさきの漫画「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」をテレビアニメ化
アニメーション制作はGONZO
四百年の永きにわたる甲賀と伊賀の宿怨を断ち切り、共に生きることを誓い合う甲賀の弦之介と伊賀の朧
しかし、愛し合う二人は、殺し合う運命にあった…………
日本国内では初めて個人投資家向けファンドを利用して制作資金を募ったアニメとしても話題となった「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」
甲賀卍谷と伊賀鍔隠れに潜む忍者の一族は、源平の昔より数百年、互いに憎悪を抱く不倶戴天の敵同士だった
しかし、服部半蔵の統制下、両門争闘の禁制によりかろうじて和平を保っていた
そんな中、甲賀組の首領甲賀弾正の孫・弦之介と伊賀組の頭目お幻の孫娘・朧は恋仲にあり、両家の縁組がすめば長きにわたった甲賀と伊賀の確執も解けるかと思われた
ところが両首領を駿府城に呼び出した徳川家康と半蔵(2代目)が与えた使命は、実に残酷なものだった
徳川第3代将軍となる後継者選びに悩んでいた家康は、天海の提言を受け入れ、その選定を甲賀対伊賀の忍法争いによって決めることにしたのだ
方法はそれぞれから10人ずつの「選手」を出し、最後まで生き残った側が勝利するというもの
こうして愛し合う2人を引き裂く過酷な戦いが切って落とされた…………
原作はせがわまさきによる漫画「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」
甲賀弦之介を演じるのは鳥海浩輔
朧は水樹奈々
監督は木崎文智
アニメーション制作はGONZO
海外の評価
アメリカでは「Basilisk」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは7.8/10
メディアの評価
Blu-ray.com
『甲賀忍法帖』は1950年代に、山田風太郎が執筆した忍法帖シリーズの第1作です
2003年にはせがわまさきにより漫画化され、ゴンゾはそれをアニメ化しました
超自然的な要素をふんだんに盛り込んだ忍者アニメを探しているなら、この作品で決まりです
全24話を通して一貫性を保ち続ける作品は稀ですが、『バジリスク』は明確な目標を掲げ、その方向性を決して曲げません
今まで面白くなるのを辛抱強く待つアニメシリーズは多くありましたが、この作品は最初の10分で「このシリーズが大好き」と思えた数少ない作品の一つです
この作品を他のアニメ作品よりも際立たせている2つの大きな強みがあります
まずはそれぞれの忍者の能力が魅力的で、戦闘シーンを飽きさせません
2つ目の要素は、愛し合う2人の主人公の悲劇的なドラマです
私は長年ゴンゾ作品のファンですが、『バジリスク』は彼らの新たな傑作です
全てのアニメファンに躊躇なくお勧めします
4/5
myReviewer.com
「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」は忍者とロミオとジュリエットを掛け合わせ、ゴンゾが一級のアニメに仕上げた作品と言えるでしょう
アニメーションの素晴らしさ、そしてシェイクスピア劇並みの悲劇ということで、非常に興味深い作品となっています
「バジリスク」にはマーベルコミックに登場してもおかしくないほどの超能力を持つ忍者が多く登場します
ただし、アクションはややグロテスクで流血描写が多いです
キャラクターデザインは驚異的で、視覚的に印象的な対決シーンを生み出していますが、奇想天外なファンタジー描写がリアリティをかき消してしまう傾向があります
とはいえ現実離れした物語ではありますが、続きが非常に気になる作品になっています
7/10
Asian Movie Pulse
伊賀と甲賀、両陣営に真の怪物が存在し、特に天膳のキャラクターは予想を超えていました
忍者たちは圧倒的な力を持っていますが、物語が進むにつれて、実際には彼らがより高次の権力によって搾取され、道具として利用されていることが明らかになっていきます
この側面はドラマの悲劇性を高めます
アクションシーンは残酷でありながらも迫力があります
中でも特筆すべきは千葉道徳による卓越したキャラクターデザインです
彼はそれぞれのキャラクターの能力に完璧にマッチした個性を与えています
ゴンゾによるアニメーションも芸術的です
終盤で少しもたつく場面はあるものの、「バジリスク」は血みどろのアクションとキャラクター主導のドラマの見事な組み合わせにより、最初から最後まで興味を惹きつける素晴らしい作品です
7.5/10
視聴者のレビュー
「おそらくこの時代を代表するアニメ作品の一つと言える『バジリスク』は、熱心なファンを決して失望させません。日本独自の『ロミオとジュリエット』であり、忍者バトルとリアリズムを圧倒的な感情レベルで融合させ、視聴者に深い喜びをもたらします。『バジリスク』はアニメのベテランにも初心者にも、間違いなく魅力的です」
「美しく、胸を締め付けられ、あらゆる面で魅惑的で壮大。見る価値は十分にあります。どのエピソードも見応えがあり、最後まで満足感を与えてくれます。戦闘は息を呑むほどの迫力です」
「これは素晴らしいアニメーション、魅力的で興味深いキャラクター、ファンタジー、歴史、バトル、そしてホラーの要素まで詰まった素晴らしい作品です。ぜひ試してみてください」
「2018年の『バジリスク ~桜花忍法帖~』は正直言って酷く、面白みに欠けました。でも、この2005年の『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』はしっかりした出来です。こちらは絶対に見る価値があります。ストーリー展開も十分に面白く、日本の封建時代の歴史とファンタジーの要素が融合しています。登場人物たちはそれぞれ型破りな忍法を使いこなし、戦闘シーンも見ごたえがあります。忍者や侍が好きな人には、絶対にお勧めです」
「このシリーズのアニメーションやストーリーは良かった。ただし、性的暴行シーンがあるので、苦手な人はご注意を」
「北野武の『首』を見た後、もっと戦国時代ものが見たくなって、このアニメに辿り着きました。クールな能力を持つ忍者たちの戦いは素晴らしい。でも、ロマンスは物足りないし、結末も釈然としませんでした。それでも十分楽しめました」
「アニメーションは驚くほど美しく洗練されています。血みどろの戦闘シーンも素晴らしい。ゴア描写やバトルアニメのファンはもちろん、全てのアニメファンにおすすめです」
「2020年になって、ようやくこのシリーズを見ました。作品自体は素晴らしいです。問題なのはローカライズです。2000年代半ば当時、ファニメーションなどの会社は今ほどアニメに積極的ではなく、英語吹き替え版は作成しましたが、日本語音声英語字幕版は提供しませんでした。そして、英語吹き替え版はかなり酷い出来で、言葉の意味を変えたりも平気でしています。私はファンが作成した字幕版で視聴し、そちらはオリジナルに忠実で良質な出来でした。多くの人々がこの作品を英語吹き替え版で見て、否定的な評価をしてしまうのではないかと、非常に心配です」
「この番組には偶然出会いました。脚本はしっかりしていて、アートワークもすごく気に入りました。北斗の拳を彷彿とさせる感じでした」
「第12話までは、このシリーズは素晴らしい作品で、視聴者を心からの期待と満足感へと駆り立ててくれます。しかし、12話を過ぎると、全く異なるシリーズへと変貌を遂げます。アクションシーンは大幅に減少し、静止画が目立つようになります。作品は勢いを失い、しかもペースが極めて遅くなります。最悪なのはキャラクターの戦闘や死が盛り上がりに欠け、せっかくの素晴らしい設定を台無しにしていることです。私の評価は前半は9/10、後半は2点です」
「長年のお気に入りのアニメシリーズ。でも、万人向けではないかも」
「非常に見栄えがよく、脚本も素晴らしいアクション満載の作品。最高のアニメの1つです。間違いなく見る価値があります」
「戦士たちが持つそれぞれの能力が、戦いを面白くしている。人数が減るにつれ、必然的にお気に入りのキャラクターが殺されていく。視聴者が愛着を抱くキャラクターもいれば、当然の報いを受けたと思われるキャラクターもいる。物語が進むにつれ悲劇は深まり、最終決戦は胸が締め付けられた」
「私は30代ですが、何度も泣きました。まるでギリシャ悲劇を見ているようでした」
「長い間迷った末、バジリスクを購入して見ましたが、とてもガッカリしました。キャラクターが多すぎる上にすぐ脱落するので、感情移入する暇もありません。ストーリーも単調で退屈でした。私はお勧めしません」
「シリーズの核となるのは、両家の後継者である弦之介と朧の愛の物語です。2人のキャラクターはどちらも非常に魅力的で、彼らの理想主義が内部から歪められていく様は、まるでシェイクスピア劇さながらの悲劇性を醸し出していました」
「個人的には甲賀陣営の方が好きで、応援していました」
「これは間違いなく史上最高のアニメシリーズの一つです。脚本も非常に良くできています。本作は忍者アニメの決定版です」
「大好きな作品だけど、みんな死んでしまって悲しい…………」
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コメント
原作の章題で「甲賀ロミオと伊賀ジュリエット」があった気がする
めちゃくちゃ好きだが辛口視点もあるんやな
もう20年も経つのか・・・
初監督作品がこのクオリティってのが凄い。
絵描き(アニメーター)出身の「絵」でなんとかしようってのがなく、構成や演出が誠実で手堅い。
普通、初監督なんて消化するだけでいっぱいっぱいになると思うのだが、物語の終わり、原作に無いエピローグを入れて余韻まで演出するところが本当に凄いなと思った。
作画に関してはGONZOというよりスタジオへらくれすの力だな
話を作るために登場人物全員を馬鹿に設定する典型的な例
視聴者は第1話の時点で戦う必要が無くなったのを知ってるのに
全滅するまで殺し合うだけでなんの意外性もなくだらだら続く話
>視聴者は第1話の時点で戦う必要が無くなったのを知ってるのに
戦う必要が無いってのはどういうことだ?
あと、視聴者(神の視点)が知っているのと、現場の当事者がそれを知ってることは別だと思うんだが。
外人「ニンジャ!ニンポウ!!カタナ!!!」