「サイボーグ009 超銀河伝説」はアメリカでは、1988年にビデオでリリースされた

日本では1980年12月20日に劇場公開された
石ノ森章太郎の人気コミック「サイボーグ009」の劇場版
テレビシリーズ第2作終了後に制作された
宇宙の超エネルギー・ボルテックスをめぐって、宇宙支配を目ろむゾアとサイボーグたちの戦いが描かれる
当時としては巨額の製作費9億円が投じられた「サイボーグ009 超銀河伝説」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「サイボーグ009 超銀河伝説」
国際宇宙研究所所長のコズモ博士は、宇宙を生んだといわれる超エネルギー・ボルテックスの存在に気付いた
しかしその時、001が敵の襲来を警告
ギルモア博士は009をはじめ、世界各地で平和に暮らしているサイボーグたちを招集した
やがて009たちの前に、巨大な宇宙船が接近
その中から現れたのは、ヒューマノイドのサバという少年だった
ダガス星の王ゾアに、サバが住んでいた星は滅ぼされた
ゾアはボルテックスを手に入れ、宇宙を支配しようとしている
009たちはゾアの野望を食い止めるために、サバの宇宙船でダガス星を目指すことを決断
そんな時、コズモ博士と001が敵に連れ去られて…………
原作は石ノ森章太郎のコミック「サイボーグ009」
009を演じるのは井上和彦
001は白石冬美
002は野田圭一
003は杉山佳寿子
004は山田俊司
005は田中崇
006ははせさん治
007は肝付兼太
008は曽我部和行
ギルモア博士は八奈見乗児
コズモ博士は永井一郎
タマラは鈴木弘子
サバは小原乃梨子
ゾアは大平透
音楽はすぎやまこういち
監督は明比正行
アニメーション制作は東映動画
海外の反応
アメリカでは「Cyborg 009: Legend of the Super Galaxy」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは5.9/10
メディアの評価
Mechanical Anime Reviews
当時は「宇宙戦艦ヤマト」の成功により、宇宙ものが大流行していました
そして、この映画ではサイボーグ009たちも宇宙へ飛び出します
このシリーズは「スター・ウォーズ」のようなアドベンチャーものの方が合うと思うのですが、映画はどちらかというと「スター・トレック」寄りになっています
スペースジャンプのシーンなど、本当にクールな場面もあるのですが、テンポが非常に遅い
最終決戦は盛り上がりそうだったのに、何とラスボスであるゾアとの戦いは描かれませんでした
とにかく演出が物足りなくて、強烈なインパクトを残すシーンが見当たりません
009と003とタマラの三角関係のような要素も不要でした
一方で映像的には、この映画はかなり良いです
キャラクターデザインは素晴らしく、アクションシーンも良好でした
結論としては「サイボーグ009 超銀河伝説」は、まあまあの映画です
良い部分もありますが、基本的には凡庸で印象に残らない作品になっています
Let’s Anime
「サイボーグ009」のテレビシリーズは、この国では未放送でした
この映画ではサイボーグたちの紹介(008の炎や007の変身、005の怪力など)が、ほとんどなされません
テレビシリーズが終了したばかりだったので、制作陣はそういった分かり切ったことは不要と考えたのでしょう
しかし、そういった基本知識を持たない我が国の観客たちが、この映画を楽しめたかどうかは不明です
また石ノ森章太郎の原作もそうでしたが、この映画はアクションよりも哲学的な考察の方に重きを置いていました
もう少しサイボーグの説明や背景描写に時間を割けば、もっと面白くなったかもしれません
結局、石ノ森のように野心的な漫画家のストーリーは、漫画が最も適しているように感じます
The Spinning Image
「サイボーグ009 超銀河伝説」は日本では、「スター・ウォーズ」の脚本家ジェフ・シーガルが参加していると宣伝された
だが、実際にはジェフ・シーガルは、スター・ウォーズのコミックのライターだった
この映画は伝説の漫画家・石ノ森章太郎の人気シリーズの3度目の映画化だ
石ノ森は「仮面ライダー」や「変身忍者嵐」、「ゴレンジャー」などを生み出した、日本のスーパーヒーローのゴッドファーザーとして知られている
「超銀河伝説」の制作陣は、当時流行していたハリウッドのSF大作に負けず劣らず壮大なサイボーグ009の冒険を作ろうとした
確かにスペクタクルの面では期待に応えているが、009と003のメロドラマなど全体的に陳腐なドラマに満ちている
ただし、勝利主義的なアメリカのスーパーヒーローとは異なり、サイボーグたちは悲劇的な過去に悩まされ、戦闘マシーンとしての自分に深い葛藤を抱えている
そういった面で、ただの子供向けスペースオペラとは一線を画している
ちなみにこの映画の英語版は改竄されており、吹き替えは実にうんざりする出来だったことを記しておく
7/10
観客のレビュー
「本作は万人受けするSFアニメではありません。派手なアクションシーンはあるものの、TVシリーズなどと比べると静かで思慮深い作品で、戦闘よりも宇宙の本質に関する考察に力を入れているようです。130分と長編で、観るには少々骨が折れますが、辛抱強く見れば、アメリカSFの最高傑作に匹敵する息を呑むほど美しいシーンの数々が楽しめます」
「サイボーグ009シリーズの神々のような超自然的存在と科学を融合した物語は、いつも私を魅了してきました。この映画もなかなか良いです」
「60年代の映画版よりも原作に忠実ですが、吹き替えの声はイマイチでした。映像は美しかったです」
「最近サイボーグ009の原作をよく読んでいて、映画も見てみました。私は004が大好きですが、この映画の結末は最悪でした(現状維持!)。でも、002とのちょっとしたやりとりは、彼らがどれだけ親密であるかを感じさせ素晴らしかった:^) 全体的にはどのサイボーグにも見せ場があって良かったです。でも、長すぎますけどね」
「この映画は駄作として、名作漫画『サイボーグ009』のファンの間ではよく知られています。これよりテレビシリーズを見てください」
「原作の方がいい」
「この映画は私の母国ドイツで、1990年以前にリリースされた数少ないアニメの一つです。何故か途中でカットされ、VHSで前後編に分かれていました。サイボーグ009シリーズは60年代の初代とデビルマンのクロスオーバー作品しか見たことがなかったのですが、映画自体はまあまあでした。80年代のSFアニメの定番といったところですが楽しめました」
「004を殺さないでくれてありがとう。それにより結末がとても陳腐になるのは分かっていますが、自分の好きなキャラが死ぬのは耐えられません」
「オリジナル版はジョーの声がカカシ先生と同じで驚きました。英語吹き替え版もそこまで悪くはなかったです。この映画に不満があるとすれば、その後のシリーズに影響がないように、無難に作られていることです。正直なところ、結末は最高のものだとは言えません。とはいえ、それでも何年経っても色褪せない作品だと思います。シリーズが好きなら、ぜひチェックしてみてください」
「アルベルトが無事でよかった。それだけで5つ星」
「サイボーグ009 超銀河伝説」をAmazonビデオで視聴
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