ファンという立場ではない一視聴者からの感想
前回、第9話は新型コロナウイルスが世界を席巻し、活動を自粛する中で、自分たちがやれることを模索する嵐のメンバーの姿が描かれた
今回、第10話は活動休止を間近に控え、嵐が世界進出にチャレンジする姿が描かれている
作品情報
作品名「ARASHI’s Diary -Voyage-」第10話
出演:櫻井翔、大野智、松本潤、二宮和也、相葉雅紀
配信日:2020年6月30日
世界進出
2019年10月9日、YouTube公式チャンネルの開設
11月3日、初めてのデジタルシングルとなる「Turning Up」のリリース
その曲も含めた全シングルのグローバル配信
Twitter、Facebook、Instagram、Weibo、TikTokの公式アカウントの開設
嵐は活動の場を世界に広げた
それはどういう想いからなのか?
2019年8月8日、松本潤はニューヨークへ来ていた
会ったのはリオ・コーエン
YouTube音楽部門総責任者
30年以上にわたり、音楽業界を引っ張ってきた大物である
リオ・コーエン
「アーティストと顔を合わせて直接話すことは、とても大切だと思っています。しかし日本という遠い国からNYまで来てくれたのは、彼が初めてだったので嬉しかったです。嵐は日本だけの活躍にとどまるのではなく、世界でも活躍したいと考えていたのです」
世界に向けて自分たちの音楽を伝えたい
それが松本潤の考えだった
当面の目的はアメリカでも聞ける楽曲を作ること
その曲を広めるために、プラットフォームをどこにするか選ぶこと
松本は20年前、嵐がデビューした11月3日に、その曲をリリースしたいと考えていた
そのためには、どうすればいいのか
コーエンは尋ねた
「YouTubeチャンネルの登録者数は何人?」
嵐はYouTubeチャンネルを開設していない
「早急にYouTubeチャンネルを開設して、新曲発表までに登録者を増やすべきだ。開設と曲の発表が同時ではいけない。YouTubeだけではなく、Spotifyやアップル・ミュージックなど全サービスで展開するべきだ。全てを同時にやらないと」
コーエンの助言に真剣に聞き入る松本
そんな松本にコーエンは尋ねた
コーエン「ワクワクしてますか? それとも、ちょっと怖い?」
松本「今? 楽しみしかないけど」
2019年8月9日 L.A.
「クローズして終わるんじゃなくて、何かチャレンジして終えたいなと思っている」
松本潤はロサンゼルスで多くの業界のプロデューサーと会った
松本「本当にありがたいよ。普通に来たら会えないからね、あんな人たちに」
嵐の楽曲を業界のキーパーソンたちに聞いてもらう
アンドリアス・カールソン
「私は日本語は分からないけど、その響きがとても魅力的に感じるよ。日本語の部分は残すべきところもあると思う」
「One Love」をカールソンは素晴らしいと絶賛した
嵐の楽曲をロサンゼルスのプロデューサーたちに聞いてもらうことは、かつてない緊張だった
しかし、松本潤は確かな手ごたえを感じたようだ
「なぜここにいるかと言うと、俺はやっぱり最後2020年のブレイクするタイミングまで、ひたすら挑戦するという道を選びたかったんだよね。2020年以降の嵐のことを考えても、メンバーそれぞれのことを考えても、嵐というグループにとっても一番いい選択なんじゃないかなと思う。今までもそうだけど”とりあえず道があるかないか分かんないけど、こっち行ってみようよ”って言って”いや、俺はここにとどまりたい”って言うようなメンバーは1人もいないし、何かが待っているはずだから。それを4人と共有できるということでも、すごく魅力があるんだよね、俺には」
メンバーの想い
相葉雅紀
「最後の1年、世界中に嵐を巻き起こすじゃないけど、チャレンジしてみないかって言われて、それは出来たら凄いなって思ったし、それをやるには日本の今まで応援してくださったファンの皆さんと一緒じゃないと出来ないことだと思ったし。でも、やっぱ最後の1年だから、何かしら動き続けてチャレンジし続けて、その時を迎えたいなとは思ってたから」
二宮和也
「凄く声を大にして言いたいのは、やっぱり解散じゃないし。活動休止なんだから。もちろん、それは無期限なんだけど。でも、これでもう見れなくなるとか、これでもう終わるっていう焦燥感みたいなものは、やっぱりなくしたいし。だから止まるわけにはいかないし。走り続けて、走り続けて…………」
大野智
「世界に嵐を見て欲しいっていうのも含め、そこは絶対についていこうと思ってる。もう俺はそれだけかなと思ってる。だから翔ちゃんと松潤には聞かれたけどね。”休止発表した後、残り2年弱、俺らこういうこと考えてるけど、リーダー大丈夫? 気持ち的に”って何回も聞かれた。心配してくれたけど、俺がもう決めたことだから。最後までやりきるって。だから”何言われても、それは絶対やろうって決めてるから大丈夫だよ”とは言った」
櫻井翔
「めちゃくちゃポップに言うと、伝説を作りたい。もうちょっとちゃんとした言い方をすると、”嵐、よかったよね”っていろんな人の心に残るものを残せていけたらなと思ってる。出し惜しみしたくないっていうか、何年後かにもう一回、一緒になった時のために、あれ取っとこうみたいなのは、もういいっていうか。その時にはその時の何かがあるだろうし。全てを出さないと後悔しちゃうかなと思うんだよね」
相葉雅紀
「チャレンジしないで後悔するぐらいだったら、失敗しちゃったっていうぐらいの方が。でも、凄く難しいハードル高いことにチャレンジしてるけど、みんなが同じ方向向いてるから。それが一番嬉しいかな、俺は」
櫻井翔
「チャレンジできるっていうことはワクワクするよね。僕の今の感覚は本当に”開国ぜよ”って感じだけどね。”嵐、開国します”っていう。一切合切、取りに行くっていうチャレンジをするっていうワクワク感だよね。結果、取れなくてもね。イヤだけど」
二宮和也
「その先のことはもう、その先で考えたらいいじゃない。だから今はね、今だけはね。みんなで走っていきたいよね」
相葉雅紀
「みんなでだったら出来るかもしれない…………っていう風には思ったかも知れない。でも、やっぱいろんな声はあるだろうなとは思った。”最後の1年なのに、遠くに行くのか”とか」
大野智
「なんかね、常に新しいことをって、考えてきたグループではあるから。その中でもね、今回のチャレンジていうのかな。みんな未知だと思うし」
松本潤
「やるしかないよね。フフッ、やるしかないよね」
感想
世界へ挑戦する
嵐がここまで本気だったとは
松本潤自らがアメリカへ乗り込み、業界の重鎮たちと話し合う姿にも驚き
お飾りではなく、本当に自分たちで道を切り開いているのだと感じた
またメンバーの口から、何度も「チャレンジ」という言葉が聞かれた
ここまで人気グループになっても、挑戦することをやめない嵐
その姿は素直に格好いい
多くの計画が新型コロナウイルスの影響で狂ってしまった
それでも嵐がどういう未来を選択するのか見届けたい
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