Netflix「虫籠のカガステル」感想 少女を過酷な運命から救え!!

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Netflixのオリジナル・アニメ「虫籠のカガステル」全12話を視聴
原作は未読
人が巨大な虫になる奇病「カガステル」
それを駆除する少年キドウ
基本的にはハードな世界観である
過激なシーンも多い
だが、ヒロインのイリの存在が重いムードを和らげている
声優も豪華
ストーリーの前半は虫を駆除するキドウの姿がメイン
後半はスケールが大きくなり、様々な謎が明らかになっていく
色々と既視感を覚える設定が多い
だが、キャラクターが魅力的で、飽きずに見ることが出来た
少年と少女の純愛ものとしても楽しめる


予告編

作品情報
作品名「虫籠のカガステル」
監督:千明孝一
キャスト:細谷佳正、花澤香菜、花江夏樹、櫻井孝宏、浪川大輔、森川智之、茅野愛衣、鬼頭明里、杉田智和、悠木碧、鳥海浩輔
原作:橋本花鳥
全12話
アニメーション制作:スタジオKAI
制作国:日本(2020年)

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ざっくりあらすじ

人が巨大な虫になってしまう奇病「カガステル」。駆除屋の少年キドウは父親を虫に殺された少女イリと出会う………………

作品解説

「虫籠のカガステル」は橋本花鳥によるコミックが原作である
本作はWEB・同人誌で発表され、人気が高まった
2014年にはフランスで商業出版された
2015年にフランスの漫画賞〈Prix Mangawa〉で少年漫画部門を受賞
2016年には徳間書店のリュウコミックスで、全7巻で出版された


虫籠のカガステル(1)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS)

感想(ここからネタバレ)

こんなコミックがあるのを全く知らなかった
日本より先にフランスで出版されたというのが珍しい

虫が支配した世界

21世紀末、人間が巨大な虫になる奇病「カガステル」が発生
理性を失い人間を食らうカガステル
その駆除が認められたのは、人類の三分の二が食い殺された後だった

交易都市E-05に住む17歳の少年キドウ
彼はカガステルを駆除する「駆除屋」を生業としていた
ある日、カガステルが巣くう”虫篭”の近くで、キドウは虫に追われている親子を目撃した
駆け付けた時には父親は瀕死の状態だった
その腕の中には、気を失った少女の姿があった

「この子を母親タニアのところへ………………」

男はそう言って息を引き取った

目を覚ました少女イリは、父親の死に動揺した
連れて行こうとするキドウに抵抗するイリ
このまま父親と一緒にいる
そう言うイリの頬をキドウは叩いた

「生きる気がないなら、ここで死ね」

車の中でイリは泣きじゃくった

キドウは「ガーデンマリオ」にイリを連れて帰った
そこはマリオというオーナーが経営する宿舎兼酒場だった
イリはそこでキドウと共に暮らすことになるが………………

スタジオKAI

本作のアニメーション制作を担当したスタジオKAI
元々はアニメ制作会社ゴンゾ(GONZO)から一部のアニメ制作事業を引き継いだ会社である
監督の千明孝一もゴンゾで「ゲートキーパーズ」「フルメタル・パニック!」「LAST EXILE」など、多くの作品を手がけてきた
この「虫籠のカガステル」はスタジオKAIの元請けとしての第1作になるようだ

キドウ CV.細谷佳正

カガステルを駆除する”駆除屋”を生業とする17歳の少年
不愛想で他人と関わらないように生きているが、面倒見のいい一面もある
死人との約束は守ることを信条としている
人の町よりも虫籠の方が多い過酷な地「極東」から、ある事件がきっかけで流れてきた
駆除屋としての腕は一流
仕事を奪ってしまうので、他の駆除屋からはやっかまれている

誰にも心を開かないキドウ
だが、少女イリと出会ったことで、次第に明るくなっていく
凄まじい脅威であるカガステル
それと対等に渡り合うキドウの姿は素直に格好いい
元は人間であるカガステルを多く屠ってきたため、心を殺して生きていくように努めてきた
後半ではイリのピンチを何度も救う王子様のような存在に

イリ CV.花澤香菜

父グリフィスと共に田舎町に住んでいた14歳の少女
虫に襲われグリフィスが死亡したところを、キドウに助けられる
明るく人見知りしない性格
見た目に反したくましい
ガーデンマリオでウェイトレスとして働き、客から大人気
次第にキドウに好意を寄せるようになる
出生に大きな秘密がある物語のキーマン

最初は最愛の父が死に身寄りもなく、うじうじしている印象だったイリ
だが、キドウと接するうちに、じょじょに本来の明るさを取り戻していく
はなざーさんの声も相まって、殺伐とした世界観で大きな癒しとなっている
次第にキドウを異性として意識していくようになる
だが、自作のポエムをキドウに勝手に読まれて死亡(笑)

後半、イリは意図的に作られた「カガステルの女王」だということが判明する
自分は人間ではない
大切なキドウや町の人々を巻き込まないために、イリは自分で決着をつけようとするが……………

アハト CV.花江夏樹

キドウたちが住む町で、次々に駆除屋が殺される事件が発生
その犯人がアハトだった
防護服のような格好で全身を覆っている
人間離れした動きで、2本の刀で戦う
駆除屋としてずば抜けた実力のキドウに目をつけ、付け狙うようになる

その正体はイリと共に育てられた人口のカガステルだった
しかし、不完全体で左半分が人間、右半分がカガステルとなっている
そのため科学者からも出来損ないと罵られる
イリのことを大切に思っている
キドウとアハトの戦いは、その作画も相まって、この作品の見どころの一つ
最後にはキドウと戦いを通して友情が芽生える
かなり物語を盛り上げてくれた

カガステル

人間が巨大な虫に変貌する奇病「カガステル」
そのため人々はいつ自分が虫になるかと怯えて生きている
カガステルを発症すると、20分で理性を失い、人を襲うようになる
倒すために弱点である首を切り落とす必要がある

カガステルと人類の戦いが見せ場の一つ
凶暴でおぞましいカガステルは、まるでモンスター映画のような様相
それに対抗するキドウの超絶な強さが凄まじい
ただし虫が嫌いな人は注意!!

キドウとイリ

シリーズの前半はキドウがカガステルを駆除するエピソード
それとイリとの日常、心の交流が描かれる
後半はスケールが大きくなり、イリや世界の秘密が明らかになり、大規模な戦闘が繰り広げられる

怒涛の後半は面白かったのだが、ちょっと長すぎて間延びした印象
原作通りなのかも知れないが、前半の日常回にもう少し尺を取って、後半は4話ぐらいでテンポよくまとめてほしかった

物語はキドウとイリの純愛ものの様相を呈してくる
次第にイリに頭が上がらなくなるキドウが可笑しかった
またクライマックスでイリの窮地を救いにやってくるキドウの姿は、文句なしに格好良かった
全体的には飽きずに見ることが出来た

既視感

「虫籠のカガステル」は色々と既視感を覚える部分が多い

巨大な虫が出てくるところは「風の谷のナウシカ」
怒ると目が赤くなるなど、そのままだった

虫の侵入を防ぐため町を高い壁で覆っているところは「進撃の巨人」

カガステルを倒すために首を切り落とすところは「鬼滅の刃」

人間が怪物に変貌する恐怖は「デビルマン」

偶然重なった部分もあるだろうが(「鬼滅の刃」より、こちらの方が発表が早い)、様々な名作のいいとこどりのようにも感じた
作品自体は独自の魅力があり、飽きさせないように作られている
だが、何か一つこの作品ならではの独創性が欲しかったところだ

まとめ

虫とのバトル
ヒロインの魅力
豪華声優陣
見どころは多い
だが、過去の名作と比べると印象は薄い
終末アクションが好きな人なら楽しめるだろう
物語は綺麗に終わった感じなので、シーズン2があるのかどうか
それも気になるところだ


Mushikago no Cagaster (2020– ) on IMDb


allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/366113

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