Amazonプライムビデオ・オリジナル映画
クリスマス飾りつけコンテストに情熱を注ぐクリスは、イタズラ好きなエルフとうっかり契約してしまい…………
エディ・マーフィー初のクリスマス映画
クリスマスをめぐるドタバタと、家族の絆が見どころ
正直、出来はイマイチ
大した話じゃないのに、2時間は長い
前半はけっこう退屈だった
しかし、クライマックスの大騒動は、見どころ満載で盛り上がった
人形たちのキャラクターも面白い
特筆すべきところはないが、クリスマス気分を味わうのには悪くない
何だかんだで、最後はほっこりした気分になった
あまり期待せずに、気軽に見るのがいいだろう
予告編
作品情報
作品名「キャンディ・ケイン・レーン」(原題Candy Cane Lane)
監督:レジナルド・ハドリン
キャスト:エディ・マーフィ、トレイシー・エリス・ロス、ジリアン・ベル、ジェニア・ウォルトン、サディアス・J・ミックソン、ニック・オファーマン
上映時間:120分
制作国:アメリカ(2023年)
ざっくりあらすじ
クリスは毎年恒例のクリスマス飾りつけコンテストの優勝に、情熱を注いでいた。ある年、クリスはイタズラ好きなエルフであるペッパーとうっかり契約してしまい、そのせいで町は大混乱に陥り…………
感想(ここからネタバレ)
家族で見るには悪くないかも…………
「キャンディ・ケイン・レーン」
エルセグンドの町では毎年、誰が家を奇麗に飾るかを競うクリスマス飾りつけコンテストが行われていた
クリスは今年も優勝を狙っていた
そんなクリスに妻のキャロルや、ジョイ、ニック、ホーリーの3人の子供たちは呆れ顔だった
クリスマスを数日前に控えたその日、クリスはいきなり会社をクビになった
そのことをクリスはキャロルに打ち明けた
しかし、どうしても子供たちには言えなかった
そんな時、テレビで今年の飾りつけコンテストの優勝者には、賞金10万ドルが贈られると発表された
失業した自分には、またとないチャンスだ
絶対に優勝すると、クリスは誓った
だが、燃えているのはクリスだけではなかった
向かいの家のブルースなど、ライバルは多い
町の誰もが飾りつけに熱中していた
そんなある日、クリスは「クリングルの店」という不思議な店を見かけた
そこは目を見張るような精巧なクリスマスの飾りでいっぱいだった
店主はペッパーという謎めいた女性だった
クリスは店に飾られている立派なクリスマスツリーが、どうしても欲しかった
これを飾れば優勝は間違いない
言われるがままにクリスは、レシートにサインした
しかし、ペッパーの正体は邪悪なエルフだった
知らずに契約したことで、町は大混乱に陥った
クリスは家族の助けを借りて、契約を破棄しようとするが…………
作品解説
監督のレジナルド・ハドリン、製作のブライアン・グレイザー、主演のエディ・マーフィは1992年の「ブーメラン」以来の顔合わせ
クリス
主人公
毎年、クリスマスの飾りつけに熱中している
コンテストの優勝に目がくらみ、邪悪なエルフとうっかり契約してしまい…………
演じるのはエディ・マーフィー
かつては「ビバリーヒルズ・コップ」などで一世を風靡したが、一時期は人気が低迷
しかし、Netflixの「ルディ・レイ・ムーア」の演技が高く評価され、再び脚光を浴びるようになった
Amazonプライムビデオの映画への出演は、「星の王子ニューヨークへ行く2」に続いて2作目
キャロル
クリスの妻
南カリフォルニア大学(USC)で知り合った
しっかり者でクリスや子供たちを支える一家の大黒柱
演じるのはトレイシー・エリス・ロス
ダイアナ・ロスの娘で、ドラマ「ブラキッシュ」でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した
ペッパー
邪悪なエルフ
昔、サンタのところから逃げ出してきた
人間を騙して契約させ、人形に変えてしまう
演じるのは「フェアリー・ゴッドマザー」などのジリアン・ベル
キャンディ・ケイン・レーンとは?
本作の舞台となるエルセグンドの町は、米カリフォルニア州ロサンゼルス郡に実在する
キャンディ・ケイン・レーンとはその住宅街の通りの名前で、クリスマスシーズンになると毎年、家々がイルミネーションで飾られることで有名
ケリー・ヤンガーは幼少期のここでの休暇体験にインスピレーションを得て、本作の脚本を書いた
契約
失業して焦るクリスは、クリスマス飾りつけコンテストの優勝賞金10万ドルに目がくらみ、邪悪なエルフ・ペッパーと契約してしまう
ペッパーから入手したクリスマスツリーの動物たちが逃げ出し、町は大混乱
クリスはクリスマスまでに動物を取り戻さないと、ペッパーに人形に変えられてしまう
動物が逃げ出し町がパニックになる展開は、「ジュマンジ」を彷彿とさせた
捕まえるために家族で一致団結するのは面白い
とはいえ途中までは、かなり退屈だった
欲に目がくらみペッパーと契約し、近所の友人たちを動物の飾りを盗んだと疑うクリスは普通に嫌な奴で、見ていて辟易した
飾りを取り戻していく展開も、テンポが悪くて冗長に感じた
こんなたわいもない内容で、2時間は長い
大団円
正直、いまいちノレない作品だったが、クライマックスはなかなか面白かった
迫るタイムリミット
ペッパーの罠
試される家族の絆
黒人のサンタが登場するシーンなどは、かなり盛り上がった
家族のドラマなどはけっこう雑に感じたが、何だかんだで暖かい気持ちになった
そういうわけで最後の大団円は楽しめたが、そこまでが長すぎた印象だ
まとめ
エディ・マーフィーのクリスマス映画
人形たちのキャラクターは魅力的で、クライマックスもなかなか楽しめた
しかし、全体的には凡庸な出来栄え
テンポも悪く感じた
ただし、イルミネーションのシーンは本当に奇麗だったので、それ目的で見るのもいいだろう
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/candy_cane_lane
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/392615
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