Netflix「ルディ・レイ・ムーア」感想 映画愛にあふれた傑作!!

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これは面白かった
エディ・マーフィーが久しぶりに輝いていた
「ラップの父」といわれた実在の人物、ルディ・レイ・ムーアに基づいた物語
売れないコメディアンのルディがちょっとしたきっかけでチャンスを掴む
ルディがスター街道をのし上がっていく様は痛快
そして、ルディは自ら主演で映画を作ろうと考え………………
この映画製作のエピソードが面白い
皆で協力して1本の映画を作っていく
その過程がユーモアたっぷりに描かれる
クライマックスの盛り上がりも見事
爽快な気分で映画を見終えることが出来る
映画愛たっぷりの快作!!
何よりエディ・マーフィーにかつての輝きが蘇ったのが嬉しい


予告編

作品情報
作品名「ルディ・レイ・ムーア」(原題Dolemite Is My Name)
監督:クレイグ・ブリュワー
キャスト:エディ・マーフィ、キーガン=マイケル・キー、マイク・エップス、クレイグ・ロビンソン、ウェズリー・スナイプス
上映時間:116分
製作国:アメリカ(2019年)

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ざっくりあらすじ

1970年代のロサンゼルスで、売れないコメディアンのルディ・レイ・ムーアは、とことん下品なキャラ”ドールマイト”を演じることで、人気に火がつくが………………

感想(ここからネタバレ)

エディ・マーフィーがNetflixで復活
こんなに嬉しいことはない

俺の名前は”ドールマイト”

1970年代のロサンゼルス、ルディ・レイ・ムーアはレコード店で働く売れないコメディアンだった
今まで歌やダンスなど、色々と挑戦してきたが上手くいかなかった
もう若くはない
自分には才能がないのか?

そんな時、レコード店にホームレスの男が入ってくる
ルディは追い出そうとしたが、その男は流ちょうに客の前で巧みに韻を踏んだ話術を披露した
下品でどぎつい内容
だが、面白い
感銘を受けたルディは、その男からストリートの話術のレクチャーを受けた

その日からルディは自分のことを“ドールマイト”と名乗った
ルディはストリートのトークを、自分が働くクラブで披露した
客にはバカ受けだった
店には毎日、長蛇の列が出来た
手ごたえをつかんだルディは、レコード作成に取り掛かった
叔母から借金し、自宅で仲間を集めて録音した
その過激なトークが収録されたレコードは、またたく間に人気となった

その人気に目をつけたレコード会社と、ルディは契約した
レコードはバカ売れして、ルディは人気者となった
しかし、ルディはまだ満足できなかった
本当のスターになるにはどうすればいいか

ある日、仲間と話題の映画を見に行った
白人の客は笑っていたが、自分たちには全く面白くなかった
女の裸もカンフーシーンもない
その時、ルディの頭に何かが閃いた
だったら自分がそんな映画を作ればいいのだ
“ドールマイト”の映画を
こうしてルディは映画製作に乗り出したのだが………………

ルディ・レイ・ムーア

ルディ・レイ・ムーア(1927年3月17日-2008年10月19日)はアメリカのコメディアンで、「ラップの父」といわれている
ラップスターのスヌープ・ドッグは「ルディ・レイ・ムーアがいなければ、スヌープ・ドッグはいませんでした。それは本当です」と語っている
ルディは映画製作にも情熱を注ぎ、デビュー作の「ドールマイト」から始まり、「MONKEY HUSTLE」「ヒューマン・トルネード」「ピティー・ウィートストロー」「ディスコ・ゴッドファーザー」など、いくつもの映画に出演している
こうしてスターとなったルディだが、その人気は白人には届かなかったようだ

エディ・マーフィー

80年代、エディ・マーフィーは時代を象徴するスターだった
デビュー作の「48時間」に始まり、「大逆転」「ビバリーヒルズ・コップ」「星の王子ニューヨークへ行く」など、出演する作品が例外なくヒット
圧倒的な輝きを誇っていた

一見、チンピラのようなエディが見せる爆発的なトーク
そのエネルギッシュな喋りに、観客は魅了された
特に「ビバリーヒルズ・コップ」の1作目は、名匠マーティン・ブレストの軽快な演出も冴え渡り、エディ・マーフィーの最高傑作だと思う

しかし、その後じょじょに人気が低迷
作品もパッとしないものばかり
「ドリームガールズ」で好演しアカデミー助演男優賞にノミネートされたものの、本来の持ち味とは違う気がした

そういうわけでエディ・マーフィーには、もはや何の期待もしていなかったのだが、この「ルディ・レイ・ムーア」でかなり復活している
「ルディ・レイ・ムーア」を見て改めて思ったのは、エディ・マーフィーはやはりストリートの人間を演じた時に、もっとも持ち味が発揮されるということ
星の王子とかドクターとか、そんなエディは面白くない
貧乏でガサツでギラギラしている、そんなエディ・マーフィーがいちばん魅力的に思える
ルディ・レイ・ムーアは久々のエディの当たり役だった

サクセスストーリー

売れないコメディアンだったルディが自分のことを「ドールマイト」と名乗り、下品なキャラクターを演じる
いっきに人気に火がつく展開は痛快
決して諦めずに自分を信じて突き進んでいくルディの姿は清々しい

またルディが披露するストリートで得たトーク
これが今でいうラップの原点のようだ
正直、日本人にはルディのトークを聞いても、なぜ観客が熱狂したのか分かりにくいだろう

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映画製作

中盤から物語は映画製作のエピソードに入る
ルディは本物のスターになるために、有り金を全て映画に注ぎ込む

人気俳優のダービル・マーティンを監督をやらせてやると強引に勧誘(演じるのはウェズリー・スナイプスで好演!!)
潰れたホテルをスタジオに改造
スタッフは映画学校の学生
電気代がないので隣の建物から勝手に電気をもらう
脚本家は社会派ドラマのつもりなのに、女性の裸やカンフーシーンをどんどん加える
知り合いから借りたキャデラックを勢いで爆破

とにかくハチャメチャなエピソードばかりで大爆笑してしまった
思い出したのはこの作品

「エド・ウッド」
ティム・バートン監督の大傑作
史上最低の映画監督といわれたエド・ウッドの半生を描く
エド・ウッドを演じるのはジョニー・デップ

ハチャメチャな映画撮影など、雰囲気がよく似ている
そう思っていたら、脚本家(スコット・アレクサンダー&ラリー・カラゼウスキー)が一緒だった!!

皆が一緒になって様々なトラブルを乗り越え、映画を作っていく姿は見ていて気持ちいい
確かに出来はチープだが、皆が楽しんで作っているのが伝わってくる
映画愛にあふれた1作である

クライマックス

紆余曲折があり、何とか完成した映画を劇場公開にこぎつける
意気揚々と劇場に向かうルディたち
ところが車の中で新聞を見ると、どれも映画を酷評している
意気消沈する仲間

「客がいなくてもいいじゃないか。俺たちはやり遂げたんだ」

ルディが皆を励ます
そして、劇場に着いてみると………………

展開は読めていても、凄いカタルシス
思わず笑顔になった
劇場に入りきらない観客へのルディの対応も素晴らしい
ハッピーな気分で映画は締めくくられる

まとめ

最高にハッピーな気分が味わえた
エディ・マーフィーの復活が何より嬉しい
映画製作のエピソードも映画ファンなら楽しめるだろう
一見、とっつきにくそうな作品だが、見て損はない傑作である


Dolemite Is My Name (2019) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/dolemite_is_my_name
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=369446

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