Netflix「チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム」ネタバレ感想 選ぶか死ぬか!!

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Netflixオリジナルのホラー映画
ひょんなことからケイラは「呪者」というタイトルの80年代のゲームをプレイするが…………

呪われたゲームに挑むホラー
突出したものはないが、それなりに楽しめる

偶然に手に入れたレトロゲームが呪われていたというアイディアは面白い
主人公は生き残るために、そのゲームをクリアしなければならなくなる
主演のアイオラ・エヴァンズは好演
コンピューターオタクの親友を演じたエイサ・バターフィールドも良かった
基本的には小ぢんまりとした作品
派手なデスゲームものを期待すると拍子抜けするだろう
前半は退屈だったが、ゲームの謎を追う後半は楽しめた
また呪われたレトロゲームが、恐ろしくもどこかノスタルジックだった
80年代を体験している人は、懐かしく思えるだろう
そこまで出来がいいわけではないが、ホラー好きなら見てもよし
ただしグロいシーンもあるので注意


予告編

Choose or Die | Official Trailer | Netflix

作品情報
作品名「チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム」(原題Choose or Die)
監督:トビー・ミーキンズ
キャスト:アイオラ・エヴァンズ、エイサ・バターフィールド、エディ・マーサン、ロバート・イングランド
上映時間:85分
製作国:イギリス(2022年)

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ざっくりあらすじ

高額な賞金を目当てに、ケイラは「呪者」という80年代のゲームに挑むが、それはプレイヤーに苦痛を与える呪われたゲームだった…………

感想(ここからネタバレ)

どこか郷愁を感じさせるホラー

呪われたゲーム

大学を中退したケイラは、お金に困っていた
清掃のバイトをしながら職を探しているが、希望のプログラマーとしての職は見つからなかった
母親はドラッグ漬けで寝たきり
アパートの部屋は立ち退きを迫られている

ある日、ケイラは親友のアイザックのところを訪れた
アイザックはパソコンオタクで、様々なジャンク品を集めていた
その中に「呪者」というタイトルのゲームがあった
80年代のもので、クリアした者は12万5000ドルの賞金を獲得できる
いまだに成功した者はいないようだった
賞金目当てにケイラは、そのゲームを持って帰った

ケイラは食堂でパソコンを開き、「呪者」をプレイしてみた
それはテキストだけのシンプルなゲームだった

「レベル1 自らの価値を証明せよ」

ケイラはすぐに違和感を覚えた
自分の周りで起きたことが、ゲームの文章に反映されるのだ

「休憩する? しない?」

ケイラが躊躇していると、また文章が現れた

「選ぶか死ぬか」

驚いたケイラは「休憩する」と入力したが…………

作品解説

監督のトビー・ミーキンズはこれがデビュー作

Netflixは2021年7月に本作の全世界での配給権を買い取った

ケイラ

プログラマー志望の女の子
大学を中退し、職探しをしている
アパートでヤク中の母親と暮らしている
弟がいたが、幼い頃に亡くなった
ケイラは弟が死んだのは、自分のせいだと思っている
賞金目当てで「呪者」をプレイするが…………

演じるのはアイオラ・エヴァンズ
新人のようだが、かなりの演技力

アイザック

ケイラの親友でパソコンオタク
80年代のものを愛する
ケイラに気があるが、相手にされていない
最初は呪われたゲームなど信じなかったが…………

演じるのはエイサ・バターフィールド
Netflixの「セックス・エデュケーション」シリーズで有名

デスゲームもの

「ソウ」シリーズ、「キューブ」、「エスケープ・ルーム」
デスゲームものは人気のジャンルで、多くの作品がある
話題となった「イカゲーム」もデスゲームものだ

9月17日に配信されたNetflixオリジナルの韓国ドラマ「イカゲーム」が、世界中で大ヒットしている 韓国ドラマとしては初めて米国ネッ...

次々と脱落するプレイヤー
ゲームの黒幕の謎
プレイヤー同士の疑心暗鬼
生き残るのは誰なのか?

このジャンルには様々な魅力がある

だが、そういったデスゲームものを期待すると、この「チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム」にはガッカリするだろう(邦題も紛らわしい)
この作品にはプレイヤー同士の駆け引きや、派手な仕掛けなどはない
キャラクターも少数で、小ぢんまりとしている

呪われたゲームの謎
毎晩、深夜2時に始まるゲーム
プレイヤーは5日間、生き残らなければならない

作品の構造的には、本作はデスゲームものというより、「リング」に近い

ゲームに呪いをかけたのは誰なのか?
ケイラはその答えを探し求めることになる

80年代

「インベーダーゲーム」、「パックマン」、「ドンキーコング」
80年代のゲームを体験した人なら、本作を見て懐かしく思えるだろう
呪われたゲーム「呪者」もほぼテキストだけのシンプルなもの
昔のパソコンはこうだったと懐かしくなった

「ネットにつなぐのも、昔はダイヤルアップだったんだぜ」

そんなセリフのやり取りも可笑しかった
スマホなどが当たり前の世代には、想像もつかないだろう

レトロゲームが呪われているというアイディアも面白い
80年代のゲームには、そんな奇抜なことも納得させる得体の知れなさがあった気がする
今のハイクオリティなグラフィックのゲームと違い、シンプルでアナログな画面にどこか想像力を掻き立てられたのだ
ホラーなのに懐かしさを覚える作品である

ちなみに劇中で声だけ登場したロバート・イングランドは、「エルム街の悪夢」のフレディ役で有名

こういったところも80年代リスペクトを感じさせる

ラスト

呪われたゲーム
そんなものに散々と苦しめられたケイト
しかし、ラストは衝撃

呪われた側が呪う側に

この結末には意表を突かれた
続編の構想があるのかも知れない

まとめ

どこか懐かしいホラー
小ぢんまりとしたB級映画だが、独特の魅力がある
物足りなさはあったが、一見の価値はあるだろう

Choose or Die (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/choose_or_die
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/382100

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