Netflix「夜叉 -容赦なき工作戦-」ネタバレ感想 非情なスパイの世界!!

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Netflixオリジナルの韓国映画
堅物検事のハン・ジフンは容赦ないスパイの攻防に巻き込まれていき…………

アクションの見せ場満載のハードなスパイもの
見ごたえがあるが、日本人には辛い部分も…………

ソル・ギョングが夜叉と呼ばれる非情なスパイを熱演
また「イカゲーム」のパク・ヘスが頭の固い検事をとても上手く演じていた
冒頭から凄まじいアクション
容赦のないスパイの世界が描かれていく
それに巻き込まれていく検事の姿が面白い
様々な国の思惑
綺麗ごとの通じない世界
夜叉と呼ばれる男の真意は何なのか?
良質なエンターテイメントに仕上がっている
ただし日本がかなり悪役として描かれているので、見ていて複雑な気分になることは確実
娯楽作品と割り切って、見た方がいいだろう


予告編

『夜叉 -容赦なき工作戦-』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「夜叉 -容赦なき工作戦-」(原題Yaksha: Ruthless Operations)
監督:ナ・ヒョン
キャスト:ソル・ギョング、パク・ヘス、池内博之、ヤン・ドングン、イエル、ソン・ジェリム、パク・ジニョン
上映時間:125分
製作国:韓国(2022年)

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ざっくりあらすじ

正義感の強いハン・ジフン検事は、国外で極秘任務を行っている韓国の工作チームを調査することになるが…………

感想(ここからネタバレ)

日本人としては複雑な気分…………

瀋陽へ

ハン・ジフンは人一倍正義感の強い検事
彼は大企業であるサンイングループのイ会長を追い詰めていた
ところが土壇場で状況は逆転
イ会長は逃げ切り、ジフンは責任を負わされて左遷された

仕事もろくになく冴えない日々
ジフンは本庁に戻ることだけを目標に、毎日を過ごしていた
そんな時、チャンスが訪れる
中国の瀋陽市で諜報活動を行っているブラックチーム
そのリーダーで夜叉と呼ばれる男、チ・ガンイン
彼らが虚偽の報告を行っている疑いがある
その真偽をジフンに調査してきて欲しいというのだ

この任務をやり遂げれば、本庁に復帰できるかも知れない
ジフンは張り切って瀋陽を訪れた
瀋陽は世界各国のスパイがひしめき合っているといわれる街だ
工作チームは旅行代理店を隠れ蓑にしている

適当にあしらおうとするのを振り切り、ジフンは強引に工作員たちの車に同乗した
たどり着いた先にはチーム長であるガンインが待っていた
ジフンのことは歓迎していない様子だ
車の中に残されたジフン
ところがいきなり銃撃戦が始まり…………

作品解説

監督は「監獄の首領」などのナ・ヒョン

本作は新型コロナウイルスの影響で劇場公開を諦め、Netflixでの配信となった

ソル・ギョング

ブラックチームのリーダーで、夜叉と恐れられる男、チ・ガンインを演じる
敵には容赦しない
目的のためなら平気で法を破る
危険で強引な男だが、部下からは慕われている
今まではその多大な功績のおかげで、本部から黙認されてきたのだが…………

善人か悪人か
胸の内が全く読めない男
演じるのは「監視者たち」「殺人者の記憶法」のソル・ギョング
危険でミステリアスな男を好演

パク・ヘス

正義感が強く融通の利かない検事、ハン・ジフンを演じる
大企業の汚職にメスを入れようとするが失敗
国外で活動するブラックチームの監察を担当することになる
だが、法を平然と破るガンインたちに愕然
次第にスパイたちの熾烈な攻防に巻き込まれていき…………

「イカゲーム」では悪役だったパク・ヘス
本作では生真面目で頭の固い検事を好演

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 借金で崖っぷちにいるギフンは、奇妙なゲームに招待されるが………… 韓国のデスゲームもの 壮絶...

スパイ映画

「007」「ミッション・インポッシブル」
スパイ映画は人気のジャンルだ
多くの作品がある

この「夜叉 -容赦なき工作戦-」はかなりのハード寄り
スパイたちの非情な姿が描かれる
面白いのはスパイとは無縁の一般人であるジフンの目を通して語られるところ
そのためスパイの世界がどれだけ異質か分かりやすくなっている
この辺りの脚本の巧みさには舌を巻いた
また非日常の世界に巻き込まれていくジフンの姿は、ヒッチコック映画を思い出させてニヤリとした

アクション

銃撃戦、カーチェイス、格闘
本作ではアクションの見せ場が豊富
ハードでスタイリッシュなものが多く、かなり楽しめた

またガンイン率いるブラックチームのメンバーも個性的
チームによるミッションも面白かった
この辺りは「ミッション・インポッシブル」を彷彿とさせる

目的のためなら平気で法を破るガンイン
愚直なまでに法を守ろうとするジフン

全く正反対の2人
そのためにことごとく反発する

しかし、そんな2人にも共通しているところがあった

正義を守る

手段は違っても、本質的には2人は似た者同士だったのだ

それぞれに信念を持ったガンインとジフン
そんな2人が時に対立し、時に協力する
その緊張感ある関係が、本作の見どころの一つ

日本

本作の悪役は日本
かなりあくどく描かれている
見ていてやはり複雑な気分になった

とはいえラスボスである池内博之演じるオザワは、なかなか魅力的な悪役だった

また、この作品は非常にハードな世界観
どの国も裏ではあくどいことをやっている風に描かれている
日本だけを汚く描いているわけではない
エンターテイメントとして、割り切って見るのが正解かも知れない

まとめ

かなりの力作
ハードな世界観が魅力的だった
ソル・ギョングとパク・ヘスも好演
とはいえ日本人にとっては、モヤモヤする作品なのは事実
各々の目で見て判断すべきだろう

Yaksha: Ruthless Operations (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/yaksha_ruthless_operations
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/382094

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