【興行成績】実は爆死だった名作映画まとめ!!

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映画史に名を残す歴史的名作
批評家が絶賛した作品や、熱烈なファンがついている作品
多くの名作が思い浮かぶ
これだけ有名な映画なのだから、当時はさぞヒットしたのだろう

ところが意外と興行成績は振るわなかったものも多い
名作は全てが大ヒットするわけではないらしい
爆死した名作の代表的なものをまとめてみた

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「ブレードランナー」(1982年)


もはや説明は不要だろう
SF映画の金字塔
のちに多くの映画やコミック、アニメ、ゲームにまで多大な影響を与えた
リドリー・スコット監督の代表作
今でも史上最高のSF映画の一つとみなされている

「ブレードランナー」は1982年6月25日に全米公開された
初登場2位で、オープニング成績は615万ドルと振るわなかった
その週の1位は2週間前に公開されたあの「E.T.」
3週目でも1372万ドルの売上だった
家族で楽しめる「E.T.」と比べて、暗く退廃的な未来観の「ブレードランナー」は受けがよくなかったようだ
最終的に全世界で約3380万ドルと厳しい結果となった

「めまい」(1958年)


言わずと知れたアルフレッド・ヒッチコック監督の傑作サスペンス
ところが公開された当初は、評価は高くなかったようだ
長い上映時間と、複雑なテーマ
多くの批評家が他のヒッチコック作品に比べると、見劣りする出来だと評した
そのせいもあってか、全米での興行収入は320万ドル
ヒッチコック作品としては、はるかに少ない売上だった

その「めまい」は今ではアルフレッド・ヒッチコックの最高傑作の一つとみなされている
1989年、国立議会図書館は「文化的、歴史的、または審美的に重要」であるとし、「めまい」を半永久的に保存する25本の映画の内の1本に選んだ
2012年には「世界の批評家が選ぶ偉大な映画50選」で、「市民ケーン」を差し置いて第1位に選ばれている

「ファイト・クラブ」(1999年)


デヴィッド・フィンチャー監督作品
ブラッド・ピットとエドワード・ノートンが共演
この過激な作品を、スタジオの幹部は気に入らなかった
こんな映画に客が入るわけがない
製作費も当初の予定より膨らみ、6,300万ドルとなった
スタジオは公開日を何度も遅らせ、宣伝にも干渉した

「ファイト・クラブ」は1999年10月15日に全米で公開された
全米での売り上げは、わずか3700万ドルだった
この結果はスタジオを失望させた
だが、「ファイト・クラブ」のDVDは600万本以上という歴代最高の売上となった
2003年にはメンズジャーナルの「史上最高の50の映画」の一つに選ばれた
今日、「ファイト・クラブ」はカルトの名作として評価を確立している

「ソナチネ」(1993年)


北野武監督の4作目
突然訪れる暴力と死
それが美しい沖縄の風景の中で描かれる
残念ながら日本での売上は惨敗
製作費5億円に対して、わずか8000万円だった
「ソナチネは1週間で打ち切られた」とたけしも自嘲した

1994年、カンヌ国際映画祭で上映された「ソナチネ」は、世界の映画ファンに衝撃を与えた
映画ファンとして有名なジャン・ピエール・ディオネットは、絶対に「ソナチネ」を見るようにアラン・ドロンを説得したという
たけしが有名なコメディアンということを知らない海外、特にヨーロッパでは高く評価されたのだ
「ソナチネ」はBBCの「21世紀に残したい映画100本」の1本に選ばれた
クェンティン・タランティーノは北野武映画の熱狂的なファンで、「ソナチネ」のアメリカでのビデオ・リリースを自ら手掛けた
今では「ソナチネ」は北野武の最高傑作とみなされている


「市民ケーン」(1941年)


たとえ見たことがなくても、映画ファンなら誰もが知っている名作
新聞王ケーンが“バラのつぼみ”という謎の言葉を残して死んだ
記者のトンプソンはその言葉の謎を解き明かすため、様々な人物から話を聞くが…………
この時、オーソン・ウェルズは何と弱冠25歳で、これがデビュー作
そんな若さで映画史に残る名作を生み出した

有名な話だが主人公のケーンは、実在の新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルにしている
「市民ケーン」が自分をモデルにしていると耳にしたハーストは激怒
ハースト系の全ての新聞と放送局での広告やレビュー、コラムなどを一切禁止した
また映画館にも圧力をかけ、上映禁止にした
これらの妨害によりメジャー映画会社であるRKOは、160,000ドルを損失したといわれている
「市民ケーン」を批判する批評家も多かった一方で、フランスの批評家アンドレ・バザンたちは高く評価した
10年が経過してテレビ放送などを通して、「市民ケーン」は再評価されていった
現在では映画史上最大の傑作として、映画ランキングでもつねに1位かもしくは上位に位置している

「ビッグ・リボウスキ」(1998年)


名作「ファーゴ」により、コーエン兄弟の名声は高まった
次回作はどんな作品なのか?
そうして登場した「ビッグ・リボウスキ」に、多くの批評家や観客が困惑した

主人公たちはボウリングばかりしている冴えない男たち
ゆるい会話
奇妙で不条理な展開

好意的な意見もあったが、失望した批評家たちも多かった
「ビッグ・リボウスキ」のアメリカでの売上は1700万ドル
製作費1500万ドルをほとんど回収できなかった

「ビッグ・リボウスキ」が伝説となったのは、DVD化されてからだった
この映画は熱烈なファンを生み出した
2002年に開催されたリボウスキ・フェスティバルは毎年恒例となっている
また雑誌の企画「過去20年間で最も偉大な100人のキャラクター」で、主人公のデュードは14位だった
2014年には国立議会図書館によって、きわめて重要な映画として永久保存された

「遊星からの物体X」(1982年)


ハワード・ホークス製作の古典的名作を、ジョン・カーペンターがリメイク
この「遊星からの物体X」は最初から不運に見舞われた
公開2週間前にあの「E.T.」が公開されたのだ
宇宙人との友情を描いた「E.T.」は絶大な支持を得た
エイリアンの恐怖を描いた「遊星からの物体X」は、完全にその流れと真逆だった
さらには同じ日に「ブレードランナー」が公開された
結果、「遊星からの物体X」は初登場第8位
製作費1,500万ドルで、興収は1,900万ドルという厳しい結果となった

批評家たちの「遊星からの物体X」への評価は辛辣だった

史上もっとも嫌われている映画
惨めな残骸
暴力のポルノグラフィー
80年代の典型的なバカ映画

だが「遊星からの物体X」はそこで死ななかった
ホームビデオで新たなファンを獲得したのだ

「容赦のないサスペンスの比類のない傑作」
「これまでに作られたもっとも偉大なホラー映画の一つ」
「1982年の最高のSFホラー映画」

今では「遊星からの物体X」は名作として、高い評価を受けている

「ショーシャンクの空に」(1994年)


スティーブン・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」を、フランク・ダラボンが映画化
製作費2,500万ドルの「ショーシャンクの空に」の売上は、たったの2,800万ドルだった
興行的に失敗したのは、評価が低かったからではない
批評家の多くは、この作品を絶賛した
ではなぜ爆死したのか?
以下の理由が考えられている

「パルプ・フィクション」、「フォレスト・ガンプ」などの話題作と時期が重なった
「ショーシャンクの空に」(原題The Shawshank Redemption)という覚えにくいタイトル
女性キャラクターの欠如
不人気の刑務所もの

アカデミー賞には7部門にノミネートされたが、一つも受賞できなかった

興行的には失敗したが、ビデオレンタルは好調だった
しかし「ショーシャンクの空に」が本当に成功したのは、1997年だった
映画の権利を買い取ったケーブルテレビが、繰り返し流したのだ
これにより多くのファンを獲得した
また男性キャストばかりだったにも関わらず、女性の視聴者も多かった
ウォールストリート・ジャーナルは最終的に「ショーシャンクの空に」は、1億ドルを稼いだと報じた
今では歴史的名作として、映画ファンに愛されている

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