Netflix「デッド・キッズ」感想 いじめっ子の同級生を誘拐!!

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Netflixオリジナルで初のフィリピン映画である
さえない高校生4人組は金持ちの同級生を誘拐する計画を立てるが………………
ダークな青春スリラー
正直、前半は展開が遅くて退屈
誘拐を実行に移してからは、なかなか面白い
いじめっ子への復讐
軽い気持ちの誘拐が、思いもよらぬ事態へと転がっていく
登場人物はそれなりに魅力的だった
若さゆえの愚かさ
ずさんな犯罪計画
それが取り返しのつかない事態を引き起こす
色々と物足りない出来ではあるが、青春犯罪映画が好きな人には適度に楽しめるだろう


予告編

作品紹介
作品名「デッド・キッズ」(原題Dead Kids)
監督:ミハイル・レッド
キャスト:カリル・ラモス、ヴァンス・ラレナ、ケルヴィン・ミランダ、ジャン・シルベリオ、マルクス・パターソン
上映時間:94分
製作国:フィリピン(2019年)

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ざっくりあらすじ

学校になじめない高校生4人組は、金持ちで意地悪な同級生を誘拐する計画を思いつくが………………

感想(ここからネタバレ)

フィリピン初のNetflixオリジナル映画
こうした試みは面白い

デッド・キッズ

サンタマリアは学校で一番優秀な成績だったが、金持ちの同級生チャックネクラ(デッド・キッズ)だと馬鹿にされていた
ある日、サンタマリアにブランコ、パオロ、ウイの3人が声をかけてくる

「チャックに復讐したくないか?」

ブランコたちはチャックを誘拐し、親から3000万ペソをせしめる計画を立てていた
公にはなっていないが、チャックの父親は麻薬王なのだ
だが、誘拐したチャックを監禁する場所が必要だ
一人暮らしのサンタマリアの家は都合がいい
それで仲間に誘ったのだ

最初は乗り気じゃなかったサンタマリア
しかし、生活は苦しかった
そのお金は魅力的だ
誰も傷つけないという条件で、サンタマリアは仲間に加わった

チャックは毎週、いかがわしいマッサージ店に通っている
ブランコたちはそこに目を付けた
寝そべっているチャックを無理やり羽交い絞めにした
サンタマリアの家に連れ込み、袋をかぶせ椅子に縛り上げた

チャックの家に電話をし、父親に指定した場所に1人で金を持ってくるように命令した
計画は順調に進んでいるように見えたが………………

フィリピン映画

Netflixで見れるフィリピン映画で面白かったのはこちら

「MARIA マリア」
凄腕の女殺し屋だったマリア
今では過去を隠し、夫と娘と幸せに暮らしていた
しかし、組織は裏切った彼女を許さなかった
よくある復讐ものだが、なかなかの拾い物
主演のクリスティーン・レイエスが美人で魅力的
アクションのクォリティも高い
この手の作品が好きな人は楽しめるだろう

フィリピンのアクション映画 役者 撮影 編集 普通にクォリティが高い スタイリッシュなアクション映画となっている 主演のクリステ...

4人組

優等生だがネクラだと馬鹿にされるサンタマリア
警察のお偉方の息子で正義感が強いブランコ
女好きのパオロ
皆からいじめられているウイ

4人のキャラクターは個性的
特にグループのリーダー的存在のブランコは存在感があり、物語を引っ張っていくキーパーソンだった
ただ4人の関係の描写が薄いのが残念
もっと仲間の友情や絆が描かれていたら、後半の悲劇的な展開が際立っただろう

誘拐

この作品は青春ドラマであり、犯罪映画である
クラスのいじめっ子を誘拐
最初は軽い気持ちだった
だが、事件は思いがけぬ方向へ進み、ついには取り返しのつかない事態に陥る
この辺りは雑な犯罪計画や、若さゆえの愚かさが描かれ面白かった

ただあまりに物事が性急に進み、食い足りなかった
また主人公のサンタマリアも、魅力が感じられない
もっと面白くなりそうなのにと、もどかしさが残った
総じて薄味の凡庸な出来となっている

まとめ

魅力的な部分もあるのだが、全体的には平凡
青春映画としても犯罪ドラマとしても、物足りない出来だった
特に主人公の魅力が弱いのが致命的
高校生たちの犯罪という題材は面白い
シナリオの練りこみ不足が残念


Dead Kids (2019) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/dead_kids

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