Netflix「ボイス -深淵からの囁き-」ネタバレ感想 2020年最恐ホラー!!

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Netflixオリジナルのスペイン映画
田舎の家に引っ越してきた家族
だが、8歳の一人息子エリックが、家の中で変な声がすると言いだして…………

心底恐ろしいホラー
怖さでは「死霊館」を超えた

一見、よくある幽霊屋敷もの
しかし、演出、演技、音楽、シナリオ
全てが一級品
特に畳みかける恐怖演出が凄い
部屋を真っ暗にして音量大き目で見たら、5回ぐらい悲鳴を上げてしまった
今年見たホラー映画で一番怖かった
スペイン映画のクォリティの高さを思い知らされた
ホラー映画ファンなら必見
ただガチで怖いので注意!!


予告編

作品情報
作品名「ボイス -深淵からの囁き-」(原題Voces)
監督:アンヘル・ゴメス・エルナンデス
キャスト:ロドルフォ・サンチョ、アナ・フェルナンデス、ラモン・バレア、ベレン・ファブラ
上映時間:98分
製作国:スペイン(2020年)

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ざっくりあらすじ

ダニエルとサラは8歳の息子エリックと、田舎の家に引っ越してきた。だが、しばらくしてエリックが、家の中で奇妙な声がすると怯えだして…………

感想(ここからネタバレ)

軽い気持ちで見たら、マジでヤバかった…………

囁き

ダニエルは古い家を改修し、売ることで生計を立てている
妻のサラと8歳の息子エリック
3人は田舎の家に引っ越してきた
その家は大きくて、プールもある
エリックは大喜びだ

新しい生活が始まった
最初は全てが順調だった
だが、エリックの様子が日に日におかしくなった
家の中で囁き声が聞こえるというのだ
そのために夜もほとんど眠れないらしい

心配したダニエルたちはカウンセラーのキャロル先生に来てもらった
エリックを診断したキャロルは、「新しい生活にまだ慣れないのだろう。心配はいらない」とアドバイスした

数日後、サラがエリックを連れて学校から帰ってきた
エリックが問題を起こして退学になったというのだ
困惑するダニエル
またキャロル先生に来てもらおうと話していると、エリックが言った

「先生は死んだよ。声がそう言ってた」

ダニエルが確認してみると、それは事実だった
この家から帰る途中で、事故に遭ったらしい
エリックはこの家から引っ越したいと言うのだが…………

エリック

8歳の少年
引っ越した家の中で、奇妙な囁き声を聞くようになる
そのため夜も眠れず、精神が不安定になる
そして不気味な絵を描くようになるが…………

ダニエル

古い家の改修を生業としている
目をつけた田舎の家に、家族で引っ越してきた
妻と息子を心から愛している
日に日に様子がおかしくなるダニエルを心配するが…………
演じるのはロドルフォ・サンチョ

スペイン映画

Netflixではスペイン映画も多く配信されている

「SEVENTEEN/セブンティーン」、「パラメディック -闇の救急救命士-」、「息子のしたこと」、「ガン・シティ ~動乱のバルセロナ~」、「エレメンタリ ~鍛冶屋と悪魔と少女~」

クォリティの高い作品が多くて驚かされる
Netflixに入っていなければ気付かなかったかも知れない
特に「嵐の中で」はタイムトラベルものの世紀の傑作

まごうことなき傑作!! 「バタフライ・エフェクト」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」「時をかけ...

幽霊屋敷もの

本作はジャンルとしては「幽霊屋敷もの」に入るだろう
ホラー映画では定番である

「死霊館」、「呪怨」、「ポルターガイスト」、「アザーズ」、「悪魔の棲む家」、「シャイニング」
多くの傑作がある

それらのホラーの傑作と比べても、本作はかなり怖い
ハリウッド映画にはない恐ろしさがある

衝撃の展開

奇妙な声を聞くことが出来る8歳の少年エリック
「シャイニング」、「インシディアス」、「ポルターガイスト」
子供がまず怪奇現象に巻き込まれるのは、ホラー映画の定番である
この少年を中心に、物語は進むのだろう
そう予想したのだが…………

エリックくん、開始20分で死亡!!

えーっ、ちょっと待て!!
ホラー映画でも子供は死なないもんじゃないの!?

あまりの掟破りの展開に呆然
ハリウッド映画ではこんなの滅多にない
スティーヴン・キングの「クージョ」でも、映画では子供死ななかったのに!!
スペイン映画、恐るべし!!

本作のシナリオには本気で感心させられた
まどろっこしいシーンがいっさいなし
緊張感が最初から最後まで、緩むことがない
見ている間、ずっと心臓がバクバクだった
とにかく、よくあるホラー映画の常識が通用しないのだ
先の展開が全く読めない
ガチで観客を恐怖のどん底に、落とそうとしているのである
映画の冒頭とラストシーンがリンクしているのにも、鳥肌が立った

「囁きの家」と呼ばれるその家の恐るべき秘密
物語も面白く、すっかり引きこまれた

恐怖演出

この映画でグロいシーンはほとんどない
それなのに心底恐ろしいシーンがてんこ盛りである
こけおどしではなく、観客を演出で怖がらせる本格派だ
並の力量ではない
監督のアンヘル・ゴメス・エルナンデスはこれがデビュー作らしいが、末恐ろしい才能だ

背後の女の影
ベッドの下に潜む何か
誰もいないはずの部屋で、センサーに反応
死んだエリックからの電話

真っ暗な部屋で見たら、涙目になる怖さだった
またBGMが非常に不気味
素晴らしく映画を盛り上げてくれた

まとめ

ガチで怖い
ホラー映画ファンなら絶対に見るべし
極上の恐怖を味わうことが出来るだろう


Voces (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/dont_listen
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/374564

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