NHK「アーヤと魔女」ネタバレ感想 古き良きジブリ作品が復活!!

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スタジオジブリ初の3DCGアニメーション
孤児のアーヤは意地悪な二人組に引き取られることになり…………

主人公のアーヤがとても魅力的
めちゃくちゃ楽しかった

とにかくアーヤのキャラクターが素晴らしい
酷い環境に放り込まれながらも、全く動じず逞しく暮らしていく
見ていて元気をもらった
過去のジブリ作品のオマージュのような要素が多いが、上手くアレンジされている
ベラとマンドレークのキャラも個性的
いつものジブリ作品という雰囲気なのに、3DCGというのが新鮮
ラストも痛快だった
宮崎吾朗監督の代表作になるのではないだろうか
ジブリ・ファンなら必見!!


予告編

作品情報
作品名「アーヤと魔女」
企画:宮崎駿
監督:宮崎吾朗
キャスト:寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路
製作国:日本(2020年)

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ざっくりあらすじ

アーヤは10歳の少女。天涯孤独の身の上だが、孤児院の生活がとても気に入っていた。ところがある日、アーヤのことを引き取りたいという変てこな二人組が現れて…………

感想(ここからネタバレ)

予想以上に楽しめた
宮崎吾朗監督をかなり見直した

魔女の家へ

アーヤは10歳の少女
赤ん坊の頃に孤児院の前に置かれていた
だが、アーヤは自分の身の上を悲観したりしない
むしろ自分の思い通りになる孤児院の暮らしが、とても気に入っていた

そんなある日、孤児院に変な二人組がやってきた
長身の男マンドレークと大柄な女性ベラ・ヤーガ
二人はアーヤをひと目見て、引き取ると言いだした
愕然とするアーヤ

アーヤは2人に連れられて、彼らの家にやってきた

「あたしは魔女だよ。あんたを引き取ったのは、手伝いが欲しかったからさ」

アーヤは「その代わりに魔法を教えて」と張り切った

その日からアーヤのこき使われる日々が始まった
料理、掃除、材料の調達
とにかくベラは人使いが荒かった
いつになっても魔法を教えてくれる気配もない
一方、マンドレークは食事の時しか顔を見せなかった
アーヤはそれでも挫けずに、いつか自分の思い通りにしてみせると張り切るが…………

作品解説

原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズによるファンタジー小説


アーヤと魔女

宮崎吾朗

あの宮崎駿の息子
「ゲド戦記」「コクリコ坂から」を監督した

これまでの作品はどこか凡庸だった
突出したものが感じられず、偉大過ぎる父親の影響から抜け出せないでいるような印象だった

だが、この「アーヤと魔女」はかなり吹っ切れている感じ
ジブリらしさもありながら、上手く個性を出していた
環境デザイナーとして公園などの設計をしていたことが、3DCGにとても役立っているようだ
空間の作り方が巧みである
「アーヤと魔女」は宮崎吾朗の代表作といえる作品となった

アーヤ

10歳の少女
孤児院の前に捨てられていた
自分が魔女の娘だとは知らない
逞しい性格
演じるのはオーディションで選ばれた平澤宏々路
とても溌溂とした声で、アーヤによく合っていた

主人公のアーヤがとにかく魅力的
ジブリ作品のヒロインというと、ほとんどがいい子
優等生的なキャラが多かった
だが、アーヤは違う
めちゃくちゃいい性格をしている
抜け目なくふてぶてしい
やりたくないことには本気で嫌な顔をする
こんなにジト目が多いヒロイン初めてだ
とても感情移入しやすい女の子だった

「アーヤと魔女」を見て「ゲド戦記」と「コクリコ坂から」の何が物足りなかったか分かった
ヒロインである
ジブリ作品のヒロインってこうだからという、流れで描かれている印象があったのだ
そこには血が通っていなかった
だが、アーヤは違う
俺は本当はこういうヒロインの方が好きなんだ、という吾郎監督の想いが込められている感じなのだ
だから、とても生き生きとしている
真の意味で父親の影から脱却したといえるだろう

3DCG

スタジオジブリ初の3DCG作品となる本作
最初は違和感を覚え、いつものアニメでやればいいのにと、正直思った
だが、気づけば、そんなこと忘れていた
世界観やデザインはいつものジブリ風なのだが、CGであることでかなり新鮮
ピクサーとまではいかないが、クォリティも高かったように思う

インタビューによるとCGになったのは、宮崎駿の新作「君たちはどう生きるか」の制作に、優秀なアニメーターが取られていたことも影響しているらしい
今後はスタジオジブリでは、もっとCG作品を増やしていきたいようだ

サバイバル

ブラック企業のような環境に放り込まれたアーヤ
しかし、アーヤは挫けない
むしろ意地悪なベラやマンドレークを、自分のいいように操ろうとする

自分の不幸な身の上を嘆くだけじゃなく、そこで生き抜く道を見いだそうとする逞しさ
非常に現代的なテーマである

オマージュ

本作は過去の宮崎駿作品を彷彿とさせるシーンが多い

冒頭のカーチェイスは「ルパン三世 カリオストロの城」
黒猫のトーマスは「魔女の宅急便」のジジ
ベラにこき使われるアーヤの姿は「千と千尋の神隠し」
また、最後にベラやマンドレークがアーヤの影響で改心するシーンは、「未来少年コナン」のダイスやモンスリーを思い出させた

最近の宮崎作品はメッセージ性が強くなり、かつてのエンターテイメント性が薄くなっているように感じていた
ところが、この「アーヤと魔女」はエンタメ全開
清々しいほど娯楽作品に徹している
エンディングで描かれる後日談も楽しい
「天空の城ラピュタ」や「魔女の宅急便」など、かつての宮崎映画には絶対にあったやつだ
「アーヤと魔女」は古き良きジブリ作品の要素が満載
もちろん確信犯だろう
父親と違ったことをするのではなく、あえて同じことをしてみせる
作品が面白くなるなら何でもするという吾朗監督のある種のふてぶてしさは、劇中のアーヤと重なって見えた

まとめ

スタジオジブリ初の3DCGアニメ
予想を上回る出来栄え
宮崎吾朗監督も一皮むけたような印象
ジブリ作品に一石投じた娯楽作となっている



Âya to majo (2020) on IMDb


allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/372796

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