アニメ「鬼滅の刃」続編はテレビか?映画か? ファン目線から考える!!

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人気アニメ「鬼滅の刃」の劇場版「無限列車編」の興行収入が325億円となり、ついに「千と千尋の神隠し」(約317億円)を超えた
あの「鬼滅の刃」が興行収入で、とうとう歴代1位になったのだ
連載開始時から読み、大好きなマンガだった
しかし、こんな大ヒット作になるなんて夢にも思わなかった

さて、こうなると気になるのはアニメの続編はどうなるのかということだ
これだけの大ヒットを飛ばして、続きが作られないというのは考えられない
何しろ原作は全23巻
アニメは「無限列車編」を入れても、まだ3分の1しか原作を消化していない
続編が作られるならテレビがいいのか? 映画がいいのか?
それをファン目線で考えてみたいと思う

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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

蝶屋敷で「全集中・常中」を会得した炭治郎たちに、新たな任務が下る
”無限列車”に乗り込み、炎柱である煉獄杏寿郎と合流すること
初めて見る列車に興奮する伊之助
炭治郎、禰󠄀豆子、善逸、伊之助は間一髪で列車に乗り込んだ

車中にはすでに煉獄杏寿郎がいた
杏寿郎の話では、この無限列車で短期間の内に40人以上もの人が行方不明になっているという
送り込んだ剣士たちも帰ってこなかった
自分たちの任務は原因を探し、排除すること

そこは下弦の壱である魘夢が支配する列車だった
炭治郎たちは魘夢の血鬼術で、知らずに夢の世界へと落ちていくが…………

素晴らしい完成度
ファンなら感涙もの
さすが安定のufotableだけある

でも、それ以上に驚いたのが映画館の熱気
まさに人だらけ
映画館にこんなに人が押しかけているのを初めて見た
「千と千尋の神隠し」でも、ここまでではなかったと記憶している

あの「鬼滅の刃」の劇場版がついに登場 TVシリーズの完全な続きである ファンなら超必見!! 映画史に残るバトルが展開する 炭...

ビジネス目線

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の大ヒットを受けて、東宝の市川常務取締役はこう発言した

「一般のお客さんもそうだと思うんですよね。『また劇場で見たい』っていう声が高まると思いますんで、なんとかそのファンの皆様を代表して、我々が『劇場版(続編)やっていただきたいな』というふうに、強くお願いしていきたいなと思います」

果たして本当にファンは、続きをまた映画でやってもらいたいと考えているのだろうか?

ネットで興味深い記事を見つけた

「鬼滅の刃」次の新作アニメは映画?テレビ? ジブリ級に成長したゆえの“悩み” ビジネス視点から考える

この記事を要約するとこういうことだ

ビジネスとして成立しなければ、どれだけ面白いコンテンツも続けようがない
映画、テレビのどちらで展開しても、メリットとデメリットが存在する

続編を映画で展開する最大の利点は、勢いをそのまま生かせること
仮に興収が前作の3分の2でも200億円
ただ映画の興収自体は読みづらくリスクもある

続編をテレビで展開する場合は、ビジネス的には利益が薄い
テレビアニメは作品のPR的意味合いが強いからだ
しかし「鬼滅の刃」は既に知れ渡っている
DVDやブルーレイ・ディスクの販売、グッズの販売も、映画レベルの収益は望めない
コミックスも考えられる限界まで売れている
カギとなるのはネット配信の収益だろう

非常に鋭い分析だと思う
目から鱗が落ちた気分だ
確かにビジネス的には、続編を映画で展開する方が美味しいのだろう
だが、果たしてそれは可能だろうか?
ここでシミュレーションしてみよう

パターン1:残りの原作を全て映画でやる

これは普通に考えて無理だろう
「無限列車編」の続きを映画でやっても、よっぽど駆け足でやらなければ、「遊郭編」の中途半端なところで終わってしまう
いわばイチゴの乗っていないショートケーキのような、盛り上がりの欠けるものになってしまうはずだ

そもそも「無限列車編」の成功の理由は、様々な条件が奇跡的に重なったところにある

映画で描くのに最適な原作の分量
列車という映画に向いた舞台
炎柱である煉獄杏寿郎が初めて活躍を披露
クライマックスで連続する山場

映画で作って欲しいといわんばかりの内容だった
もちろん全てが偶然だったのだろうが

原作の残りを全て映画でやろうとすると、色々なシーンがカットされ、ファンを落胆させるだけの作品になってしまうはずだ
それはコンテンツの寿命を縮めてしまうだろう

パターン2:総集編

残りは全てテレビでやって、「遊郭編」「刀鍛冶の里編」と総集編を映画にする
主題歌をLiSAに歌ってもらって、新作カットも追加
これならファンも納得(?)
でも、総集編じゃ売れないだろうな…………

パターン3:オリジナル映画

「ワンピース」や「NARUTO」、「僕のヒーローアカデミア」のように、本編と関係のないオリジナル映画にしてしまう

「かつて上弦だった最強の鬼がいた。炭治郎や柱たちは勝てるのか?」みたいな

あれ? 意外と売れそう
オリジナルならみんなの見せ場も作れるし、ゲストの鬼を吾峠呼世晴先生にデザインしてもらえば、あるいは…………
でもスタジオがufotableじゃなくなったりしたら最悪だな
「ふしぎの海のナディア 劇場版」の悪夢が蘇りそうだ!!(古すぎだろ

パターン4:テレビと映画を交互に

「柱稽古編」のような地味なところはテレビでやって、上弦との決戦など派手なところは映画でやる
これがもっとも無難そうだ
とはいえ「続きは劇場でね💛」とかやられたら、かなりムカつきそうだけど!!

パターン5:作品第一主義

ビジネスのことなんか知るか!!
原作の全てのエピソードを映像化しろ!!

ファン目線だとやはりこうなってしまう
「無限列車編」まで非常に原作へのレスペクトが感じられたから、なおさらだ
個人的にはやはり続きはテレビでやって欲しい
「無限城」までテレビでやって、無惨さまとの決戦だけ映画にすればいいのではないだろうか?
実際には色々と問題があるだろうが
ぜひとも「鬼滅の刃」のアニメは、ファンも作者も納得の幸せな作品として完結して欲しい

「鬼滅の刃」の人気が凄まじい コミックスの累計発行部数は2019年11月時点で2500万部を突破 売り切れの書店が続出 グッズも大人気...
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