Netflix「誘惑は死の香り」ネタバレ感想 たった一度の過ちで恐怖のどん底に!!

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Netflixオリジナルのサスペンス映画
大学時代の友人デイビッドと再会したエリー
だが、デイビッドはエリーに異様な執着を見せ…………
正直言って、テレビ映画という印象
どこかで見たような設定
独創性はないし、作りが安っぽい
採点すれば40点から50点というところ
とはいえ実は嫌いではない
ツボを押さえたサスペンス演出
89分という手ごろな上映時間
過度な期待をせず、火サスを楽しむつもりで見れば悪くない


予告編

FATAL AFFAIR Trailer (2020) Nia Long, Omar Epps, Thriller Movie

作品情報
作品名「誘惑は死の香り」(原題Fatal Affair)
監督:ピーター・サリヴァン
キャスト:ニア・ロング、オマー・エップス、スティーヴン・ビショップ
上映時間:89分
製作国:アメリカ(2020年)

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ざっくりあらすじ

娘が大学に入学し、エリーは夫と2人きりの生活に、物足りなさを感じていた。そんな時、大学時代の友人のデイビッドと再会し…………

感想(ここからネタバレ)

気軽に見られるサスペンス
暇つぶしには悪くない

再会

エリーはやり手の女弁護士
優しい夫マーカスと可愛い娘ブリタニー
美しい新居に引っ越し、何不自由ない幸せな生活だった

だが、ブリタニーが大学に入学し、夫と2人きりの生活になり、エリーはどこか満たされなかった
そんな時、エリーは大学時代の友人であるデイビッドと再会する
デイビッドは今は技術コンサルタントとして成功していた
再会したお祝いに、2人はディナーを共にした
久しぶりの弾む会話

「最近、ベッドにいる夫が赤の他人のように思える時がある」

気付くとエリーはデイビッドに不満をぶちまけていた
酒の勢いもあり、2人はトイレで熱烈に抱き合った
しかし、我に返ったエリーは、デイビッドを制止し、その場を立ち去った

エリーは自分の軽はずみな行動を後悔した
あの夜のことは忘れよう
その後も頻繁にデイビッドから「会いたい」というメールが届いた
エリーはそれらを無視した

その日は友人のコートニーを家に招いていた
マーカスと料理の準備に励むエリー
コートニーが到着した

「今日は連れがいるの」

コートニーの後ろにいたのはデイビッドだった…………

エリー

腕利きの女弁護士
優しい夫と可愛い娘
全てに満たされているはずだったが…………
演じるのはニア・ロング

一時の気の迷いで、過ちを犯してしまうエリー
そのことがきっかけで、彼女は恐怖のどん底に落とされる
家族や友人を守るため、反撃に出る姿が見もの

デイビッド

技術コンサルタントとして成功しているデイビッド
一見、無害で穏やかな人物に見えるが…………
演じるのはオマー・エップス
人気ドラマ「Dr.HOUSE」や「ザ・シューター」に出演している

次第に明らかになるデイビッドの異常性
狂気は次第にエスカレートしていく

ピーター・サリヴァン

本作の監督
Netflixでは他にオリジナル映画「密かな企み」を手がけている

Netflixオリジナルのスリラー 何者かに追われて大怪我をして、記憶を失ったヒロイン 犯人は誰なのか!? いきなり緊迫した場面から、...

ピーター・サリヴァン監督作品からは、突出した才能は感じられない
作る作品はどれも安っぽいテレビ映画という印象である
だが、その娯楽に徹した姿勢は嫌いじゃない
ハンバーガーを頼んだら、ちゃんとハンバーガーが出てくる安心感
そんな監督はなかなか貴重だ

執着

「危険な情事」「パシフィック・ハイツ」「不法侵入」「愛がこわれるとき」「ミザリー」「ケープ・フィアー」
異常なストーカーに付きまとわれる恐怖
昔から定番のジャンルだ
こういった作品は、そのストーカーやサイコパスのキャラクターが非常に重要

そういう点で、本作のデイビッドはいまいちパッとしない
強烈な個性がなく、はっきり言って地味
演じるオマー・エップスは頑張っているが、普段いい人を演じることが多いせいか、いまいち狂気が感じられない

とはいえ大学時代からエリーに執着し、彼女に似た女性と結婚
のちに離婚した後、殺害
エリーとの再会も、全てが計画的
そういった異常性が明るみになっていく過程は、定番だが楽しかった

サスペンス

この作品の物足りないのは、物語がこぢんまりとしているところ
シナリオにも個性やひねりが感じられなかった
そういう意味では残念な出来

ただサスペンス演出は頑張っている
中盤からはそういった見せ場のつるべ打ち
夜中にエリーの家にデイビッドが侵入し、そこに娘のブリタニーが帰ってくるシーンなど、かなり手に汗を握った
視聴者を退屈させない
そういったサービス精神は好感が持てた

まとめ

どこかで見たような安っぽいサスペンス
特筆すべきものは何もない
とはいえ作り手もそれをわきまえて、娯楽に徹している
そういう姿勢は嫌いじゃない
また見せ場の一つ一つは悪くなかった
頭空っぽにして、気軽にサスペンスを楽しみたい時には最適な作品だ


Fatal Affair (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/fatal_affair_2020
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/373097

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