Netflix「攻殻機動隊 SAC_2045」ネタバレ感想 公安9課、再び!!

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あの「攻殻機動隊」がNetflixで3DCGアニメ化
草薙素子率いる公安9課の活躍が、再び見られる
こんなに嬉しいことはない
さて全12話を見た感想としては、なかなか楽しかった
ポスト・ヒューマンと呼ばれる新たな人類と、公安9課の戦い
草薙素子、バトー、トグサ
お馴染みのキャラクターは健在
スピーディーな展開
アクションシーン満載
スリリングなストーリー
初心者でも楽しめるだろう
問題の3DCGについては一長一短
個人的にはアリだが、不満に思う人も多いかも知れない
とりあえずファンなら見て損はない
最高の「攻殻機動隊」というわけではないが、十分な水準には達している
何より新たな公安9課の活躍が見られるというだけで、素直に嬉しい


予告編

『攻殻機動隊 SAC_2045』最終予告編 – Netflix

作品情報
作品名「攻殻機動隊 SAC_2045」
監督:神山健治、荒牧伸志
キャスト:田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、潘めぐみ、津田健次郎
原作:士郎正宗
アニメーション制作:Production I.G、SOLA DIGITAL ARTS
全12話
製作国:日本(2020年)

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「攻殻機動隊」とは?

士郎正宗による人気マンガ「攻殻機動隊」
日本のサイバーパンク、SFアクションの金字塔といっていい作品である
世界中のクリエイターに多大な影響を与えた
映像化作品も多く作られた

個人的にはそこまでディープなファンというわけではない
原作と押井守の劇場版アニメ2作、ハリウッド実写映画を見たぐらいだ


GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 (レンタル版)

電脳、ネットワーク、義体化
攻殻機動隊はSFとしての様々な魅力がある
だが、最大の見どころはやはり草薙素子率いる公安9課の活躍だろう
美しい女性隊長が腕利きだが荒くれ者の男たちを率いて、様々な難事件に挑む
素晴らしく魅力的だ
この設定だけで勝利しているといっていい
いまだに新作が作られ続けられるのは、そんな普遍的な面白さがあるからだろう
この「攻殻機動隊 SAC_2045」でも、そんな基本は押さえられている

感想(ここからネタバレ)

「攻殻機動隊」が3DCGアニメ化
果たしてその出来栄えは?

再結成

2045年、経済災害「全世界同時デフォルト」が発生し、世界経済は壊滅的な打撃を受けた
世界は計画的かつ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した

全身義体の草薙素子率いる公安9課のメンバーは、今では傭兵として世界各地を渡り歩いていた
彼らは「ゴースト」と呼ばれた

カリフォルニア州で新たな任務に挑んでいたゴーストのメンバー
作戦が終了したと思ったのも束の間、謎の部隊に包囲されてしまう
彼らは政府の人間だった
素子たちゴーストに、ある任務を頼みたいという

一方、元公安9課のトグサは日本に残っていた
草薙素子こと少佐の元を離れ、民間の警備会社で働く日々
自分だけ置いていかれたという虚しさが拭えなかった
そんな時、元9課の課長、荒巻から連絡が入る
公安9課を再結成する
急いで少佐たちを探し出し、呼び戻せというのだが…………

制作

監督は「攻殻機動隊S .A.C.」シリーズの神山健治と、「APPLESEED」シリーズの荒牧伸志のタッグ
この2人はNetflixアニメ「ULTRAMAN」も手掛けている

Netflixのオリジナルアニメ あの有名なウルトラマン ………………といっても息子の方である ハヤタ隊員の息子、進次郎が主人公 注...

制作はProduction I.G × SOLA DIGITAL ARTS
田中敦子、大塚明夫、山寺宏一らオリジナル・キャストが集結
さすがに安心感があった

草薙素子 CV.田中敦子

公安9課を率いる全身を義体化したリーダー
少佐と呼ばれる
冷静沈着
個性的なメンバーを率いる統率力
頼れるリーダーである
9課のメンバーを率いて傭兵として活動していたが、”ポスト・ヒューマン”の事件に関わり、再び公安9課を再結成する

クールな美しさは相変わらず
そのプロフェッショナルぶりに惚れ惚れ

バトー CV.大塚明夫

義眼の大男
草薙素子の良きパートナー
公安9課のサブリーダーといっていい存在
タフだが人情味もある
素子のことを気にかけている
第7話はバトーが主役で、ファンなら必見

トグサ CV.山寺宏一

元公安9課だが、1人だけ日本に残った
9課を再結成するため、少佐たちを探し出す
本シリーズでは出番が多め
第8話はタイトルといい衝撃の展開

トグサ、大好き!!
やまちゃんの声といい、最高だ
そんなトグサが何と離婚
本シリーズ最大の驚きだったええーっ

新キャラクター

スタンダード CV.津田健次郎

お調子者の新入りメンバー
説明終わりどんだけ興味ないんだよっ

江崎プリン CV.潘めぐみ

タチコマたちのメンテナンスを担当する天才少女
何とバトーに惚れている!!

このキャラクターは正直、ちょっと諸刃の剣という感じ
この作品でこんな萌えキャラを出しちゃっていいの!?
公安9課は少佐が紅一点だから良かった気もする
ちょっと視聴者に媚びてないか?
名前とかあざとすぎるぞ
可愛いけど、賛否が分かれそうだ

ポスト・ヒューマン

驚異的な知能と身体能力を持つ“ポスト・ヒューマン”
世界で同時に覚醒した新人類
彼らの能力は凄まじい
少佐やバトーですら、ほとんど歯が立たない
彼らの目的はいまだ不明
現在、日本では3人のポスト・ヒューマンが判明している
公安9課は彼らを追うことになる

3DCGアニメ

Netflixの3DCGアニメには「聖闘士星矢: Knights of the Zodiac」がある

星矢がチンピラにダウンタウンで絡まれている予告編で、いっきに不安になったNetflix版「聖闘士星矢」 大丈夫か、これ 不安を抱きながら...

アンドロメダ瞬が女性に変更になるなど問題点はあったが、3DCG自体は悪くなかった
格闘シーンが多い作品なので、素早い動きとカメラワークが可能なCGは、相性が良かったように思う

それでは「攻殻機動隊 SAC_2045」はどうだったかというと、一長一短
一枚絵として見ると、かなり貧弱
何しろ士郎正宗の原作は凄まじい描き込み
アニメ版の作画もハイクオリティだった
それに比べると、かなり見劣りする

プレステ2のムービーかよ!!

そう呟きそうになった

「聖闘士星矢」は原作もシンプルな絵だった
それに比べて「攻殻機動隊」はアダルトでハードな作風
だが、のっぺりしたマネキンのようなビジュアルで、ムードが台無しだった
プレステ4ぐらいのCGなら、問題なかったのだろうが

これはTVシリーズとしては仕方がなかったのかも知れない
最初は90分ぐらいの映画にして、作画に力を入れた方がよかった気がする

とはいえ、良かった点もある
動きがかなり滑らか
特にアクションシーンは見ごたえがあった
この辺りは3DCGの恩恵だろう

また3DCGの攻殻機動隊というのが、かなり新鮮だった
おそらく2Dアニメの新作だったら、これほど話題にならなかっただろう
新しい技術での挑戦
そこは素直にワクワクした
技術的にまだまだ足りてない部分は感じるが、今後に期待だろう

全体の評価

お馴染みの公安9課のメンバー
スピーディーな展開
アクションシーンも多く、なかなか楽しく見れた
かなり世界に入りやすいように工夫がされているので、初見の人でも問題ないだろう

問題なのは最後のエピソードが微妙だったこと
少佐たち公安9課は中学生のポスト・ヒューマンを追う
それまでのエピソードは1話か2話で決着がついた
ところが最後のエピソードは3話
それまでと比べてアクションも少なく、中学生日記のような話が続き、まどろっこしく感じた
しかも3話では決着がつかずに、物語は唐突に終わったのだ
これには唖然とした
まだ第13話があるのかと、確認してしまったほどだ

確かにすでにシーズン2の製作は決定している
しかし、せめてこの中学生の話は、決着をつけて欲しかった
もしくはクライマックスに大きなアクションシーンを用意して欲しかった
シーズン1の締めとしては、かなり微妙に感じた
不完全燃焼
これで1年とか待たされたら、相当辛い

まとめ

不満点もあったが、全体的には楽しく見ることが出来た
「攻殻機動隊」を継続してくれるのは嬉しい
Netflixに感謝
とりあえずシーズン2が早く見たい!!


Ghost in the Shell SAC_2045 (2020– ) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/tv/ghost_in_the_shell_sac_2045/s01
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/360357

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