【興行成績】「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は爆死したのか!?(ネタバレあり)

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“モンスターバース”の第3弾「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」がついに世界で公開された

お祭り映画である 決して深いテーマ性など求めてはいけない 映像の迫力は凄まじい 様々な怪獣が出てくるだけでテンション上がる 渡辺謙も...

2億ドルもの製作費がかかっているという本作
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラなど、人気怪獣が最新の技術で蘇った
怪獣ファンには待望の作品だろう
そのド迫力の映像は圧巻

そして全米で当然のように初登場1位となった
さすがの貫禄である
ところが、その内容をみると、どうも喜んでばかりはいられないようなのだ

興行成績

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のオープニング成績は4,900万ドル
一見、立派な数字である
だが、前作の「GODZILLA ゴジラ」のオープニングは9320万ドル
“モンスターバース”シリーズ第2弾の「キングコング:髑髏島の巨神」6100万ドル
大幅に数字を落としているのだ

スタジオは5000万ドルから5,500万ドルを予想していたという
その期待には届かなかった

国際的な成績

では、アメリカ以外はどうだろう?
米国を除いた国際的な成績は1億3000万ドルだった
2億ドル越えも期待されていただけに、こちらも残念な結果となった

もっとも貢献したのはやはり中国で7000万ドル
これは前作「GODZILLA ゴジラ」の2倍以上
「ランペイジ 巨獣大乱闘」や「MEG ザ・モンスター」といったモンスター映画も上回った

第2位は日本で840万ドルと健闘
その後はメキシコ、イギリス、台湾と続いた

本作は中国や日本などアジアに大きな期待をかけられていた
ワーナーはアジア圏の成績には満足していると述べたが、実際には韓国などでは芳しくなかった

低調だった理由

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が特に全米で低調だった理由は、以下のようなものが挙げられている

スターの不在
「キングコング:髑髏島の巨神」では「アベンジャーズ」のロキ役でお馴染みのトム・ヒドルストンサミュエル・L・ジャクソン、「キャプテン・マーベル」のブリー・ラーソンも出演している
それに比べて本作では、せいぜいドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のミリー・ボビー・ブラウンが映画初出演という程度だ
一方、渡辺謙チャン・ツィイーの効果か、日本や中国では好調だった

批評家の厳しい評価
ロッテントマトの批評家支持率は39%
ハッキリ言って低調だった
それが観客の足を遠ざけたのではと、専門家は見ている
その代わり観客支持率は86%と好評だった

ライバルの存在
ディズニーの最新作「アラジン」
2週目で2位に落ちたものの4200万ドルで累計は1億8500万ドルと絶好調である
こちらに観客が流れた可能性は高いだろう

怪獣映画の不人気
モスラ、ラドン、キングギドラなど日本にとっては馴染みの怪獣も、米国ではそれほどではない
「パシフィック・リム」シリーズも全米では大きな数字を残せていない
怪獣映画はアメリカでは、まだ十分に定着していなかったのかも知れない

今後、盛り返せるのか?

元々は日本のコンテンツであるゴジラ
特に人気怪獣が勢ぞろいした「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
このまま終わって欲しくない
何とかここから盛り返せないのか?

だが、正直言うとかなり難しいだろう
何しろ翌週には「ペット2」、「X-MEN:ダーク・フェニックス」という人気作が登場
それ以降も「メン・イン・ブラック:インターナショナル」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」、「トイ・ストーリー4」と話題作が目白押し
この中で盛り返すのはそうとう厳しい
観客の評判はいいので、期待できなくはないが………………

続編はどうなる?

2020年に公開を予定されている「ゴジラVSコング」
本編でも次に続く終わり方だった
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の成績が不調だと、続編に影響はないのか?

コアなファンは「ゴジラVSコング」を楽しみにしている
だが批評家はこの“モンスターバース”シリーズは壮大な戦いのシーンに反して、人間ドラマのクォリティは低いと批判している
そこに改善が見られないと、シリーズの存続は厳しくなるかも知れない
ただキングコングは本作で登場したモスラ、ラドン、キングギドラより、米国での人気は高いため、希望は持てそうだ

まとめ

実際には爆死というほど悪い成績ではなかった
しかし、前作、前々作に比べて大きく数字を落としているのは事実
このままでは次の「ゴジラVSコング」で、シリーズは終わってしまう可能性もある
もっとお馴染みの怪獣たちが最新の技術で、アップデートされた姿を見てみたい
今後、何とか盛り返して、シリーズが存続するのを願うばかりだ

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