Netflix「ハイ・フォン: ママは元ギャング」感想 アクション映画ファンは必見!!

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ベトナム映画か
タイトルもダサいし、面白いのか?
そういうわけで、大して期待もせずに見たのだが………………

こいつはスゲェ!!

主演のベロニカ・グゥ超絶アクションが凄い
娘を取り戻すため、たった1人で組織に立ち向かう
身体を張ったアクションと壮絶な格闘の数々
大興奮!!
これ程のアクション女優がいたとは
また娘を想う母親の心情に感情移入せずにはいられない
アクションとドラマのバランスが見事
クライマックスの盛り上がりも素晴らしい
ベトナムで歴代興行記録1位を打ち立てたという本作
アクション映画ファンは必見!!
そうじゃない人も母と娘のドラマに、胸を打たれずにはいられないだろう


予告編

作品情報
作品名「ハイ・フォン: ママは元ギャング」(原題Hai Phuong)
監督:レ・ヴァン・キエ
キャスト;ベロニカ・グゥ、ファン・タイン・ニエン、マイ・カット・ヴィー、タイン・ホア
上映時間:97分
製作国:ベトナム(2019年)

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ざっくりあらすじ

娘が児童売買組織に誘拐された。ハイ・フォンは娘を救うために命がけで組織を追うが………………

感想(ここからネタバレ)

どうでもいいけど邦題がダサすぎ
てっきりコメディ映画だと思っちゃったよ

誘拐

ベトナムの片田舎でハイ・フォンは娘のマイと、取り立て屋をして生活している
借金を取り立てるために、時に荒っぽいことをするハイ・フォン
村の人々はそんな彼女を嫌っていた

娘のマイも学校でいじめられた
親子はその村で孤立していた
かつては都会で女ギャングとして悪名を轟かせていたハイ・フォン
今では娘と共に生きていくので精一杯だった

そんなある日、市場でマイが財布を盗んだと騒ぎになった
マイは否定したが、村の人々は聞き入れようとしなかった

「本当に財布を盗んだの!?」

ハイ・フォンは皆の前で問い詰めた
ショックを受けたマイはその場を走り去った
結局、マイは落ちていた財布を拾っただけだということが判明した
疑ったことを後悔して、娘の姿を探すハイ・フォン
その時、マイの悲鳴が聞こえた
見知らぬ男たちがマイを連れ去ろうとしている
ハイ・フォンは娘を取り返そうとした
だが、必死の追跡もむなしく、男たちはマイを連れ去ってしまった

連中はホーチミンの方へ向かった
そんな情報を頼りに、最愛の娘を取り返すためのハイ・フォンの孤独な追跡が始まった………………

登場人物

ハイ・フォン
元は女ギャングとして悪名を轟かせていた
今では田舎で娘と2人でひっそりと暮らしている
娘を連れ去った連中をどこまでも追いかけていくが………………
演じるのはベロニカ・グゥ

マイ
ハイ・フォンの娘
素直で優しい子
母に取り立て屋の仕事を辞めて欲しいと思っている

ルオン
腕利きの刑事
何年も人身売買組織を追っている
情に厚い男

監督

レ・ヴァン・キエ
レ・ヴァン・キエ監督はアメリカのUCLAで映画製作を学んだ
アクション映画の経験はなかったが、「ゴースト・イン・ザ・シェル」ヤニック・ベンを筆頭にいいアクション・チームが参加してくれたので、そちらの心配はなかったという
おかげでベースとなるドラマをしっかりと描くことが出来た
技術的には「ザ・レイド」「96時間」のようなレベルを目指したそうだ

「ハイ・フォン」は2019年2月22日にベトナムで公開された
18歳未満は鑑賞不可のC18というレイティングにもかかわらず、公開2週間で興行収入1,350億ベトナムドン(約6億4,800万円)を記録し、同国のアクション映画No.1となっている

類似作品

母親が娘のために戦う映画には、こんな作品がある

「MARIA マリア」
Netflixオリジナル作品
かつて凄腕の殺し屋だったヒロインが、組織に復讐を誓う
幼い娘がいるなど本作と共通点が多い
こちらは銃火器や刃物を使った戦いがメインだが、「ハイ・フォン」では本格的な格闘アクションを見せてくれる

フィリピンのアクション映画 役者 撮影 編集 普通にクォリティが高い スタイリッシュなアクション映画となっている 主演のクリステ...

ベロニカ・グゥ

ここまで本格的なアクションを見せてくれる女優が、世界にどれほどいるだろうか?
まるでミシェル・ヨーの再来である
ベロニカ・グゥの凄まじいアクションだけでも、この映画を見る価値が十分にあるだろう

ベロニカはNetflixオリジナル映画「ソード・オブ・デスティニー」で、本格的なハリウッド・デビューを果たした
他には「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」やウィル・スミスの「ブライト」にも出演
本作「ハイ・フォン」はベロニカ・グゥ自らが企画、製作を務めた

身体を張った痛々しいアクションの数々
全てベロニカ・グゥ本人が演じている
ベースとなっているのはベトナム総合格闘技ボビナムである
ボビナムとは東洋の中国拳法、古武術、西洋のレスリング、キックボクシングなど、東洋と西洋の武術をベトナム人が独自に練り上げた格闘技である
礼で始まり礼で終わるなど、日本の武道にも通じるものがある
レ・ヴァン・キエ監督はボビナムを取り入れながらも、リアルな動きになるように気を使ったという

美しいうえに超絶な格闘アクションを披露してくれるベロニカ・グゥ
しかし、残念ながら本作でアクション映画は引退するという
そのためこの作品を自身の集大成となるべく全力を注いだそうだ

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追跡

この「ハイ・フォン」はのどかな田舎から始まる
いかにもベトナムというイメージの風景だ

正直、序盤は地味な出だしである
取り立て屋としての生活
村で孤立する日々
娘との日常

本当にこの作品、面白くなるの!?

そう不安を抱く物語のスタートだ
だが、娘のマイが男たちに攫われてから、いきなり映画はフルスロットル
度肝を抜く格闘アクション
ボートで逃げる男たちをバイクで追跡するボンド映画のような高揚感
いっきにテンションが上がった!!
これぞ映画である

ホーチミンへ

序盤はのどかな田園風景
そこから舞台は大都会ホーチミンへと移る
この対比も見事
あまりのギャップに都会がまるで魔窟のように見えてくる

娘をさらったのは児童を誘拐する人身売買組織だった
警察も当てにはならない
急がないとマイと永久に会えなくなってしまうのだ

ここで登場するルオン刑事がいいキャラ
かつてはハイ・フォンの事件を担当していた
何年も児童誘拐事件を追っている
最初は冷酷な印象だが、実は情に厚い性格
ハイ・フォンとのタッグには燃えた

子供を想う母親がもっとも手ごわい

たった1人で組織に乗り込んでいくハイ・フォン
その娘を想う愛情には鬼気迫るものがある
監督はドラマとアクションのバランスに気を使ったと語った
シンプルなストーリーだが、ドラマ部分もなかなかの見ごたえである

クライマックス

クライマックスは走る列車の中で行われる
列車というとアクション映画の舞台として定番である
これだけでワクワクが止まらない

各車両に待ち構える敵たち
燃える展開である
そして凄まじい女ボスとの一騎打ち
まさに死闘だ

この女ボスを演じるのはホア・トラン
実は女優ではなくスタントマンだそうだ
そのため役者として出演したのは、これが初めてらしい
アクションスターのベロニカ・グゥを脅かすほどの存在
そんな女優を見つけられるだろうか?
キャスティングに苦心していた監督は、たまたま紹介してもらったホア・トランに出演してもらって、本当に良かったと語っている

まとめ

凄まじいアクション映画の登場
娘を想う母親の情念が凄い
ドラマも見ごたえあり、エンターテイメントとしても一級品
何よりこれ程のアクション女優を見逃していたとは
アクション映画ファンや格闘好きは絶対に見るべし!!


Hai Phuong (2019) on IMDb

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